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令和2年度以降入学者 | 教理学1 | ||||
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教員名 | 合田秀行 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 哲学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業形態 | 対面授業 |
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Canvas LMSコースID・コース名称 | A133016T7 2024教理学1(合田秀行・前・火5) |
授業概要 | 平安時代末期までの日本仏教思想について、全体像を把握しながら、個々の伝統的な宗派の教理について概説していきます。 |
授業のねらい・到達目標 | ・日本仏教の平安時代末期までに成立した主要宗派の成立過程を理解することができる。 ・日本仏教思想を概観して、各宗派の開祖の生涯や宗派の歴史的展開を読み解くことができる。 ・具体的に三論宗・法相宗・華厳宗・律宗・天台宗・真言宗の根本教理について身に着けることができる。 この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP1,2,4及びカリキュラムポリシーCP1,2,4に対応しています。 ・真・善・美・聖の探究から得られた知識と教養に基づいて、人間と社会の倫理的な課題を理解し、説明することができる(A-1-3)。 ・思想・芸術・宗教の観点から、世界の現状をその歴史的背景とともに理解することができる(A-2-3)。 ・文献や資料の読解・解釈を通じて、あるいは、現代の思想的状況を注意深く考察することによって、哲学的問題を発見することができる(A-4-3)。 |
授業の形式 | 講義 |
授業の方法 | 指定教科書を用いて講義形式で進めます。小テスト・リアクションペーパーの実施、それらへの解説を通して、理解を深めます。最後に講義内容を踏まえて、学期末にレポート(2000字程度)を作成してもらいます。 |
履修条件 | 「教理学2」も同一の教科書を使用します。内容的にも「教理学2」を合わせて履修することが望ましい。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス(授業のテーマや到達目標及び授業方法について説明する) 日本仏教概観(A-1-3)(A-2-3) 【事前学習】シラバスを読んで、まず講義の概要を理解しておくこと。教科書の8-20ページを読み、その概要を理解しておくこと。 (2時間) 【事後学習】講義の内容を踏まえて、日本仏教の概観に関して自分なりに要点を整理してノートにまとめること。 (2時間) |
2 |
聖徳太子の思想(A-2-3)リアクションペーパー
【事前学習】教科書の21-34ページを読み、聖徳太子の思想と『三経義疏』の概要を確認しておくこと。 (2時間) 【事後学習】講義の内容を踏まえて、日本仏教における聖徳太子の存在について自分なりに整理してノートにまとめること。 (2時間) |
3 |
南都六宗の概要、三論宗の教理(A-2-3)
【事前学習】教科書の35-45ページを読み、南都六宗の全体像と三論宗の教理の概要を確認しておくこと。 (2時間) 【事後学習】講義の内容を踏まえて、南都六宗の位置付けと三論宗の教理を自分なりに整理してノートにまとめること。 (2時間) |
4 |
法相宗の教理: 歴史的展開、唯識の「識」とは(A-2-3)
【事前学習】教科書の46~53ページを読み、法相宗の歴史的展開と「唯識」という教理の概要を確認しておくこと。 (2時間) 【事後学習】講義の内容を踏まえて、法相宗の歴史と唯識の教義を自分なりに整理してノートにまとめること。 (2時間) |
5 |
法相宗の教理: 成仏とは(A-2-3)リアクションペーパー
【事前学習】教科書の54-59ページを読み、法相宗の目指す成仏の概要を確認しておくこと。 (2時間) 【事後学習】講義の内容を踏まえて、法相宗における成仏への階梯やその仏陀観を自分なりに整理してノートにまとめること。 (2時間) |
6 |
華厳宗の教理: 歴史的展開、華厳宗の教相判釈(A-2-3)小テスト実施①
【事前学習】教科書の60-67ページを読み、華厳宗の歴史と教相判釈についての概要を確認しておくこと。 (2時間) 【事後学習】講義の内容を踏まえて、華厳宗の歴史と教相判釈の意義について自分なりに整理してノートにまとめること。 (2時間) |
7 |
華厳宗の教理: 重重無尽の世界観、六相円融義(A-2-3)
【事前学習】教科書の67-81ページを読み、華厳宗の壮大な世界観と六相円融義についての概要を確認しておくこと。 (2時間) 【事後学習】講義の内容を踏まえて、華厳宗の世界観や教義について自分なりに整理してノートにまとめること。 (2時間) |
8 |
律宗の教理と南都六宗のまとめ:(A-2-3)リアクションペーパー
【事前学習】教科書の82-99ページを読み、律宗の概要と南都六宗全体について確認しておくこと。 (2時間) 【事後学習】講義の内容を踏まえて、律宗と南都六宗全体について自分なりに整理してノートにまとめること。 (2時間) |
9 |
天台宗の教理:最澄の生涯、思想➀願文(A-2-3)
【事前学習】教科書の100-110を読み、天台宗の祖・最澄の生涯と①願文について確認しておくこと。 (2時間) 【事後学習】講義の内容を踏まえて、最澄の生涯とその思想について自分なりに整理してノートにまとめること。 (2時間) |
10 |
天台宗の教理: ➁天台大師智顗の思想、➂円密一致、④戒律(A-2-3)小テスト実施②
【事前学習】教科書の110-126ページを読み、最澄の思想②③④を確認しておくこと。 (2時間) 【事後学習】講義の内容を踏まえて、最澄の思想について自分なりに整理してノートにまとめること。 (2時間) |
11 |
真言宗の教理: 空海の生涯と著作、➀『顕密二教論』の教理(A-2-3)
【事前学習】教科書の126-140ページを読み、真言宗の祖・空海の生涯とその思想①の概要を確認しておくこと。 (2時間) 【事後学習】講義の内容を踏まえて、空海の生涯と思想について自分なりに整理してノートにまとめること。 (2時間) |
12 |
真言宗の教理: ➁『秘密曼荼羅十住心論』における教判、➂『即身成仏義』頌(A-2-3)小テスト実施
【事前学習】教科書の140-153ページを読み、空海の思想➁➂を確認しておくこと。 (2時間) 【事後学習】講義の内容を踏まえて、空海の思想について自分なりに整理してノートにまとめること。 (2時間) |
13 |
平安後期の仏教: 天台宗・真言宗のその後の動向(A-2-3))小テスト実施③
【事前学習】教科書153-166ページを読み、天台宗と真言宗のその後の動向を確認しておくこと。 (2時間) 【事後学習】講義の内容を踏まえて、天台宗の動向と真言宗の覚鑁の思想について自分なりに整理してノートにまとめること。 (2時間) |
14 |
平墳後期の仏教: 市聖・空也の活動、源信の浄土思想①臨終の行儀(A-2-3))リアクションペーパー
【事前学習】教科書166-174ページを読み、空也の活動と源信の浄土思想➀の概要を確認しておくこと。 (2時間) 【事後学習】講義の内容を踏まえて、空也と源信の浄土思想➀について自分なりに整理してノートにまとめること。 (2時間) |
15 |
平墳後期の仏教: 源信の浄土思想②観想念仏と称名念仏(A-2-3)小テスト実施④ 学期末レポートの提出 【事前学習】教科書175-182ページを読み、源信の浄土思想➁の概要を確認しておくこと。 (2時間) 【事後学習】講義の内容を踏まえて、観想念仏と称名念仏取について自分なりに整理してノートにまとめること。 (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 竹村牧男 『日本仏教 思想のあゆみ (講談社学術文庫2285)』 講談社 2023年 |
参考書 | 講義中に適時紹介します。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:学期末提出(60%)、授業参画度:小テスト・リアクションペーパー(40%) レポートは学期末に講義内容を踏まえて、各自で設定したテーマで作成してもらいます(2000字程度)。レポートの作成を通して、「問題発見・解決力(A-4-3)」を評価します。授業参画度としては、4回程度の小テストを実施して、「世界の現状を理解し,説明する力(A-2-3)」を確認します。小テストの範囲や形式は事前に知らせます。時間があれば、すぐに解説しますし、場合によっては、次週に解説を行います。さらに適時リアクションペーパーを時間内もしくは次回に提出してもらい、それらに対するコメントを行います。 |
オフィスアワー | 毎週火曜日5限終了後(18:00-18:30)に合田研究室(21203)で行うか、メールで受け付けます。 |