検索したい科目/教員名/キーワードを入力し「検索開始」ボタンをクリックしてください。
※教員名では姓と名の間に1文字スペースを入れずに、検索してください。
令和2年度以降入学者 | 現代文学史 | ||||
---|---|---|---|---|---|
令和元年度以前入学者 | 日本文学史4 | ||||
教員名 | 高榮蘭 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 |
文理学部
(他学部生相互履修可) |
科目群 | 国文学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業形態 | 対面授業(一部遠隔授業) |
---|---|
授業の形態 | 対面授業(状況に応じて、同時双方向と課題研究などをも取り組む。これについては事前に告知する)。 |
Canvas LMSコースID・コース名称 | C01603A06 2024現代文学史(高榮蘭・前・木1) |
授業概要 | 長い間、文学史という枠組みに基づいた議論は難しいとされてきた。それは何故なのだろうか。まずその問いからこの授業を始めたい。本講義では具体的な文学作品や文化現象などに焦点を当てながら、文学の制度性をどのように捉えればよいのかについて講義する。 |
授業のねらい・到達目標 | 【1】授業のねらい 文学史がどのように作られるのかについて、文学作品と、それが書かれた背景に広がる時代状況や歴史性、文化や社会の成り立ちを関連づけて考察し、日本文学について考えるための新たな視点を身につける。 【2】到達目標 ①到達目標 ・現代日本文学の動向を理解することができる ・多様な文学のあらわれとそれの特性を学び、それぞれの意義を理解することができる。 ・検閲と文学、社会の変動と文学の関係を知り、時代の中での文学の役割・位置を理解することができる。 ・さまざまなメディアと文学との相互関係について理解できる ・読書文化について批判的に分析できる ② 日本大学教育憲章との関係 ・経験や学修から得られた豊かな知識と教養に基づいて、自己の倫理観をもって、日本文学・日本語学研究、ひいては人文学の役割や、倫理的な課題に向き合うことができる。(A-1-2) ・日本文学・日本語学研究を学びながら、それらと深く関わる世界諸国の歴史や政治,経済,文化,価値観,信条などの現状および相互関係を,自己の世界観をもって説明できる。(A-2-2) ・日本文学・日本語学研究に関わる問題の意味を理解し,助言を受けて複数の解決策を提示し説明できる。(A-4-2) ③ディプロマポリシーとの関係 この科目は、文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP6及びカリキュラムポリシーCP9に対応している。 なお、新カリキュラム(令和2年度以降の入学者)では、この科目は文理学部(学士)のディプロマポリシーDP1,2及びカリキュラムポリシーCP1,2に対応している。 |
授業の形式 | 講義 |
授業の方法 | (1)基本的に講義形式だが、教員による講義のあと、二つの方法(①学んだ知識について他の受講生と議論する、②各自が与えられた短い文章を分析する➡それについて他の受講生と議論する)で練習をする予定である。授業の形態にあわせて、予習・復習の課題について、事前に案内する。基本的に対面での講義形式である。受講者にはCanvas LMSを通して教材を配布する。受講者本人はそれをダウンロードし、予習しておくこと。課題の指示・フィードバックは基本的にCanvas LMSを通して行う。 (2)やむを得ない事情により対面授業に参加できない場合は、初回開始前にCanvas LMSコースを通じ、担当教員宛にメールを送ること。 ★なお、授業計画は、実際の進行上の理由から場合によっては変更されることがある★ |
授業計画 | |
---|---|
1 |
授業のテーマや到達目標及び授業の方法について学ぶ。(A-1-2、A-2-2)
【事前学習】「文学史」という言葉が入っている書物を検索し、目次を確認してくること (2時間) 【事後学習】授業計画に沿って読書スケジュールを立てること (2時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
近代文学の「起源」と「終焉」言説と現代文学の枠組みについて学ぶ。(A-2-2、A-3-2)
【事前学習】前回配布した資料を読み、質問内容をノートに書いてくること (2時間) 【事後学習】授業で学んだ概念について整理しておくこと (2時間) 【授業形態】対面授業、課題研究 |
3 |
移民言説の浮上と日本語を第一言語としない書き手について学ぶ。(A-2-2、A-3-2、A-4-2)
【事前学習】前回配布した資料を読み、質問内容をノートに書いてくること (2時間) 【事後学習】授業で学んだ概念を配布された課題のプリントを解きながら整理しておくこと (2時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
『蟹工船』ブームと1930年前後の文学市場の再編について学ぶ。(A-2-4、A-4-3)
【事前学習】前回配布した資料を読んでくること (2時間) 【事後学習】指定された作品を使いながら、コメントを書いておくこと (2時間) 【授業形態】対面授業、同時双方向型授業 |
5 |
紙幣の顔と女性作家の枠組みについて学ぶ(A-2-2、A-4-3)
【事前学習】前回配布したプリントを読んでくること (2時間) 【事後学習】配布された資料を読み、感想を書いておくこと (2時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
フェミニズム、ジェンダー批評の展開についてまなぶ(A-2-2、A-4-3)
【事前学習】前回配布した資料を読んでくること (2時間) 【事後学習】授業で取り上げた小説を読んでおくこと (2時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
震災後文学と検閲について学ぶ。(A-2-3、A-3-3、A-4-2)
【事前学習】前回配布した資料を読んでくること (2時間) 【事後学習】指定された作品を読み、感想を書いておくこと (2時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
震災後文学と原爆文学について学ぶ。(A-2-4、A-3-2、A-4-4)
【事前学習】前回配布したプリントを読んでくること (2時間) 【事後学習】指定された作品を読み、感想を書いておくこと (2時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
日米安保と1960年代文学について学ぶ。(A-2-1、A-3-3、A-4-3)
【事前学習】前回配布したプリントを読んでくること (2時間) 【事後学習】指定された作品を読み、整理しておくこと (2時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
在日表象の変容について学ぶ。(A-2-3、A-3-2、A-4-2)
【事前学習】前回配布したプリントを読んでくること (2時間) 【事後学習】指定された作品を読み、感想を書いておくこと (2時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
冷戦崩壊と天皇表象の変容について学ぶ。(A-2-2、A-4-3、A-6-3)
【事前学習】前回配布した資料を読んでくること (2時間) 【事後学習】指定された作品を読み、感想を書いておくこと (2時間) 【授業形態】対面授業 |
12 |
従軍記とプロパガンダについて学ぶ。(A-2-3、A-4-3、A-6-1)
【事前学習】前回配布したプリントを読んでくること (2時間) 【事後学習】指定された作品を読み、感想を書いておくこと (2時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
在日と日本語を母語としない作家の評価について学ぶ。(A-2-4、A-4-4)
【事前学習】前回配布した資料を読んでくること (2時間) 【事後学習】指定された文章を読み、整理しておくこと (2時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
占領と身体表象について学ぶ。(A-2-2、A-4-3、A-6-3)
【事前学習】前回配布したプリントを読んでくること (2時間) 【事後学習】指定された作品を読み、感想を書いておくこと (2時間) 【授業形態】対面授業 |
15 |
第1回目から第14回目までの講義内容について質疑応答を行う。(A-2-2、A-4-4) 【対面】
【事前学習】これまでの資料をすべて整理し、質問内容を書いてくること (2時間) 【事後学習】授業中の議論を整理し、まとめておくこと (2時間) 【授業形態】対面授業、課題研究 |
その他 | |
---|---|
教科書 | なし。主としてプリントを使用する。 |
参考書 | 授業時に適宜指示する。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:A-2、A-6、A-8の達成度を評価します。(40%)、授業内テスト:求めるテーマと内容、提出状況を見て、A-1,A-2、A-3、A-4、A-8の達成度を評価します。(30%)、授業参画度:LMSへの対応を見て、A-2、A-6、A-8の達成度を評価します。(30%) 授業中に課す議論、課題研究、LMSへの対応(内容についての採点を含む)が授業参画度の基準となる。なお、本授業では、対面による参加と、要件を満たした上での遠隔(課題研究を含む)参加とにおいて成績評価に差を設けない。 |
オフィスアワー | 授業の前後。LMSを通して質問してください。面談が必要な場合は、事前に日程を調整し、オンラインで行います。 |