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特殊研究ゼミナール3

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令和2年度以降入学者 特殊研究ゼミナール3
教員名 袴田光康
単位数    2 学年    4 開講区分 文理学部
科目群 国文学科
学期 前期 履修区分 必修
授業形態 対面授業
Canvas LMSコースID・コース名称 C07103A41 2024特殊研究ゼミナール1/特殊研究ゼミナール3(袴田光康・前・金5)
授業概要 注釈書・古注釈書等を用いて『源氏物語』「賢木」巻を精読する。娘とともに伊勢に下る六条御息所と光源氏の悲しい別れから語りだされる「賢木」巻は、桐壺帝の崩御や藤壺の出家などによって、光源氏が次第に苦境に立たされていく物語である。しかし、その一方では、藤壺への愛執や朧月夜への激しい情念も描かれており、追い詰められた源氏に緊張感が漂う巻でもある。この授業では各自の担当範囲についてレジュメを作成して個人発表を行い、その発表内容について全体でディスカッションを行う演習形式で授業を進めていく。
授業のねらい・到達目標 古典文学の研究のために必要な基本的知識と技術を身に付け、自力で問題点を見つけて調査し、論理的な考察と表現ができるようになる。

この科目は新カリキュラム(令和2年度以降の入学者)では、この科目は文理学部(学士)のディプロマポリシーDP1,2,3,4,5,6,7,8及びカリキュラムポリシーCP1,2,3,4,5,6,7,8に対応している。
・経験や学修から得られた豊かな知識と教養に基づきつつ,日本文学・日本語学研究の専門性を活用し,自己の倫理観を倫理的な課題に適用することができる。(A-1-3)
・日本文学・日本語学研究の専門性をもって,世界諸国の歴史や政治,経済,文化,価値観,信条などの現状および相互関係を,複数の世界観に立って解釈し説明できる。(A-2-3)
・日本文学・日本語学研究を中心としながら,仮説に基づく課題や問題を提示し,客観的な情報を基に,論理的・批判的に考察できる。(A-3-3)
・日本文学・日本語学研究に関わる問題を分析し,複数の解決策を提示した上で,問題を解決することができる。(A-4-3)
・日本文学・日本語学研究のスキルを活用しながら,責任と役割を担い,新しいことに挑戦することができる。(A-5-3)
・日本文学・日本語学研究の実践的なスキルを活用しながら,さまざまな人々とのコミュニケーションを通じて相互の意思伝達を自由かつ確実に行い,他者との良好な関係を確立することができる。(A-6-3)
・日本文学・日本語学研究の実践的なスキルを活用しながら,集団の活動において,より良い成果を上げるために,指導者として他者と協働し,作業を行うことができる。(A-7-3)
・日本文学・日本語学研究の専門性に基づきながら,学修状況を自己分析し,その成果を評価することができる。(A-8-3)
なお、旧カリキュラム(令和2年度以降入学者を対象)においては文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP6及びカリキュラムポリシーCP9に対応している。
授業の形式 演習
授業の方法 ①発表とディスカッションを中心とした演習形式の授業である。
②発表担当者は事前に発表用のレジュメを作成して発表に臨む(発表時間は一人30分程度を目安とする)。
③発表者以外の参加者は発表範囲を熟読して前もって問題点を準備し、積極的に発言をする。
④発表やレポートに対する教員のコメント等を通してフィードバックを行う。
⑤ゼミの活動の一環として美術館等の観覧や夏期の合宿などの学外活動を適宜実施する。

なお、対面授業に参加することが困難な場合、理由によってはzoomでの受講も考慮するので事前に相談すること。
履修条件 受講を許可された4年生のみ履修可。それ以外で受講を希望する者は第1回目の授業で申し出ること。
授業計画
1 授業の目的と方法について説明(A-1-3)(A-2-3)(A-3-3)(A-4-3)(A-5-3)(A-6-3)(A-7-3)(A-8-3)
【事前学習】『源氏物語』の概要について調べておく。 (2時間)
【事後学習】紹介された古注釈書や参考書を実際に読んでみる。 (2時間)
【授業形態】対面授業
2 発表レジュメの作成方法と発表の分担について説明(A-1-3)(A-2-3)(A-3-3)(A-4-3)(A-5-3)(A-6-3)(A-7-3)(A-8-3)
【事前学習】「賢木」巻の内容を把握する。 (2時間)
【事後学習】レジュメの作成方法を確認する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
3 模範発表「六条御息所、下向を決意」(A-1-3)(A-2-3)(A-3-3)(A-4-3)(A-5-3)(A-6-3)(A-7-3)(A-8-3)
【事前学習】自分の担当箇所を熟読する。 (2時間)
【事後学習】模範発表のレジュメをよく読んで形式や方法を確認する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
4 演習発表と講評1「源氏、御息所訪問をためらう」(A-1-3)(A-2-3)(A-3-3)(A-4-3)(A-5-3)(A-6-3)(A-7-3)(A-8-3)
【事前学習】発表資料の準備、発表者以外は発表範囲を熟読して質問を準備する。 (2時間)
【事後学習】質疑応答等で問題となった点について関連論文を追加調査する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
5 演習発表と講評2「源氏、野宮を訪ねる」(A-1-3)(A-2-3)(A-3-3)(A-4-3)(A-5-3)(A-6-3)(A-7-3)(A-8-3)
【事前学習】発表資料の準備、発表者以外は発表範囲を熟読して質問を準備する。 (2時間)
【事後学習】質疑応答等で問題となった点について関連論文を追加調査する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
6 演習発表と講評3「六条御息所と和歌を詠み交わす」(A-1-3)(A-2-3)(A-3-3)(A-4-3)(A-5-3)(A-6-3)(A-7-3)(A-8-3)
【事前学習】発表資料の準備、発表者以外は発表範囲を熟読して質問を準備する。 (2時間)
【事後学習】質疑応答等で問題となった点について関連論文を追加調査する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
7 演習発表と講評4「二人のこみあげる感慨」(A-1-3)(A-2-3)(A-3-3)(A-4-3)(A-5-3)(A-6-3)(A-7-3)(A-8-3)
【事前学習】発表資料の準備、発表者以外は発表範囲を熟読して質問を準備する。 (2時間)
【事後学習】質疑応答等で問題となった点について関連論文を追加調査する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
8 演習発表と講評5「野宮の暁の別れ」(A-1-3)(A-2-3)(A-3-3)(A-4-3)(A-5-3)(A-6-3)(A-7-3)(A-8-3)
【事前学習】発表資料の準備、発表者以外は発表範囲を熟読して質問を準備する。 (2時間)
【事後学習】質疑応答等で問題となった点について関連論文を追加調査する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
9 演習菟発表と講評6「近づく伊勢下向」(A-1-3)(A-2-3)(A-3-3)(A-4-3)(A-5-3)(A-6-3)(A-7-3)(A-8-3)
【事前学習】発表資料の準備、発表者以外は発表範囲を熟読して質問を準備する。 (2時間)
【事後学習】質疑応答等で問題となった点について関連論文を追加調査する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
10 演習発表と講評7「下向の日の消息」(A-1-3)(A-2-3)(A-3-3)(A-4-3)(A-5-3)(A-6-3)(A-7-3)(A-8-3)
【事前学習】発表資料の準備、発表者以外は発表範囲を熟読して質問を準備する。 (2時間)
【事後学習】質疑応答等で問題となった点について関連論文を追加調査する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
11 演習発表と講評8「宮中での別れの櫛の儀」(A-1-3)(A-2-3)(A-3-3)(A-4-3)(A-5-3)(A-6-3)(A-7-3)(A-8-3)
【事前学習】発表資料の準備、発表者以外は発表範囲を熟読して質問を準備する。 (2時間)
【事後学習】質疑応答等で問題となった点について関連論文を追加調査する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
12 演習発表と講評9「出発、歌の贈答」(A-1-3)(A-2-3)(A-3-3)(A-4-3)(A-5-3)(A-6-3)(A-7-3)(A-8-3)
【事前学習】発表資料の準備、発表者以外は発表範囲を熟読して質問を準備する。 (2時間)
【事後学習】質疑応答等で問題となった点について関連論文を追加調査する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
13 演習発表と講評10「重病の桐壺院、朱雀帝に遺言」(A-1-3)(A-2-3)(A-3-3)(A-4-3)(A-5-3)(A-6-3)(A-7-3)(A-8-3)
【事前学習】発表資料の準備、発表者以外は発表範囲を熟読して質問を準備する。 (2時間)
【事後学習】質疑応答等で問題となった点について関連論文を追加調査する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
14 演習発表と講評11「東宮・源氏の見舞い」(A-1-3)(A-2-3)(A-3-3)(A-4-3)(A-5-3)(A-6-3)(A-7-3)(A-8-3)
【事前学習】発表資料の準備、発表者以外は発表範囲を熟読して質問を準備する。 (2時間)
【事後学習】質疑応答等で問題となった点について関連論文を追加調査する。追加の調査を行う。 (2時間)
【授業形態】対面授業
15 演習発表と講評12「桐壺院崩御」(A-1-3)(A-2-3)(A-3-3)(A-4-3)(A-5-3)(A-6-3)(A-7-3)(A-8-3)
【事前学習】自分の発表の修正点や補足点を考える。 (2時間)
【事後学習】研究テーマについて考える。 (2時間)
【授業形態】対面授業
その他
教科書 柳井滋ほか校注 『『源氏物語』(ニ)紅葉賀-明石 (岩波文庫)』 岩波書店 2017年
参考書 参考文献は多いので授業時に文献リストを配布する。
成績評価の方法及び基準 レポート:期末のレポート(50%)、授業参画度:発表と質疑応答の内容(50%)
オフィスアワー 月曜12:00~13:00(この時間以外でも質問等に応じるので、事前にメールで連絡をすること。)

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