検索したい科目/教員名/キーワードを入力し「検索開始」ボタンをクリックしてください。
※教員名では姓と名の間に1文字スペースを入れずに、検索してください。
令和2年度以降入学者 | 中国古典文学研究1 | ||||
---|---|---|---|---|---|
教員名 | 青木隆 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 |
文理学部
(他学部生相互履修可) |
科目群 | 中国語中国文化学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択 |
授業形態 | 対面授業 |
---|---|
Canvas LMSコースID・コース名称 | D010040N7 2024中国古典文学研究1(青木隆・前・水2) |
授業概要 | 自分の意思にもとづいて自分の行動を決定している。ふだん、我々はごく自然にそう思っています。しかし、人間というものは、本当にそのようにできているわけではありません。自分の意思だと思っているものは、必ずしも自分のものではないのです。前世紀以来のさまざまな科学的知見がそうしたことを現代のわれわれに示しています。ひるがえって中国では、古代からそのような思想が広く支持され、文学・芸術・宗教などさまざまな文化に影響を与えてきました。老荘思想は、そのような思想の代表的なものです。 この授業では、自分というものがどのような存在であるのかをめぐって老荘思想がどのような思考を展開しているかを探ってゆきたいと思います。その際、われわれが参照すべきテキストとして井筒俊彦著『スーフィズムと老荘思想』第2部「老子と荘子」を用意しました。この著書は、テキストの厳密な読解に基づく意味論的分析によりイスラーム神秘主義思想と老荘思想との構造的比較を行った記念碑的英文著作です。 |
授業のねらい・到達目標 | 多くの学生にとって本書のような本格的な研究書をじっくり読む経験は恐らく初めてのことだろうと思います。この授業を機に、中国や世界の古典思想に興味を持つ学生が増えることを期待しています。 ①老荘思想の宗教思想的構造を理解し説明することができる。 ②厳密なテキスト分析の意味論的分析方法を理解し、古典文学や思想の文献読解に役立てることができる。 ③中国の哲学・思想にかんするやや難解な人文研究書を気軽に手に取って読むことができる。 資料や事象を注意深く観察し、問題を発見し、適切な方法を用いて考察することができる(A-4-3)。 この科目は文理学部(学士(文学))のDP及びCPの4に対応しています。 |
授業の形式 | 講義 |
授業の方法 | 講義形式。テキストを教室で配布する。PDF教材はLMSを通じて配布する。受講生はPDF教材を参照しながらテキスト該当箇所を前もって読んだうえで聴講し、学修することが求められる。授業回ごとにコメントペーパーを課し、受講後にLMSにより確認テスト等を課す。また、コメントペーパーについては、授業を通じて何らかのフィードバックを行う。 |
授業計画 | |
---|---|
1 |
ガイダンス及びイントロダクション-アンリ・マスペロと井筒俊彦の老荘思想研究 事前学習:シラバスを事前に確認し、今後の学習計画を立てておく。「第1回授業イントロダクション・レジュメ」に目を通しておく。(2時間) 事後学習:授業内容を踏まえ、LMSの確認テストに取り組む。さらに教室で配布したテキストを読み返しながら、老荘思想は神秘主義者の思想であるとするマスペロの主張の根拠をノートにまとめてノートしておこう。各授業回でコメントペーパーを書くときに役に立つ。(2時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
第1章「老子と荘子」を読む(その1) 事前学習:『老荘思想とスーフィズム』第2部第1章「老子と荘子」を熟読しておく。(2時間) 事後学習:授業内容を踏まえ、LMSの確認テストに取り組む。さらに授業で取り扱った内容のテキスト該当箇所を読み返しながら、授業内容をまとめたサブノートを作ろう。(2時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
第1章「老子と荘子」を読む(その2) 事前学習:『老荘思想とスーフィズム』第2部第1章「老子と荘子」を熟読しておく。(2時間) 事後学習:授業内容を踏まえ、LMSの確認テストに取り組む。さらに授業で取り扱った内容のテキスト該当箇所を読み返しながら、授業内容をまとめたサブノートを作ろう。(2時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
第1章「老子と荘子」を読む(その3) 事前学習:『老荘思想とスーフィズム』第2部第1章「老子と荘子」を熟読しておく。(2時間) 事後学習:授業内容を踏まえ、LMSの確認テストに取り組む。さらに授業で取り扱った内容のテキスト該当箇所を読み返しながら、授業内容をまとめたサブノートを作ろう。(2時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
第2章「神話創作から形而上学へ」を読む (その1) 事前学習:『老荘思想とスーフィズム』第2部第2章「神話創作から形而上学へ」を熟読しておく。(2時間) 事後学習:授業内容を踏まえ、LMSの確認テストに取り組む。さらに授業で取り扱った内容のテキスト該当箇所を読み返しながら、授業内容をまとめたサブノートを作ろう。(2時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
第2章「神話創作から形而上学へ」を読む (その2) 事前学習:『老荘思想とスーフィズム』第2部第2章「神話創作から形而上学へ」を熟読しておく。(2時間) 事後学習:授業内容を踏まえ、LMSの確認テストに取り組む。さらに授業で取り扱った内容のテキスト該当箇所を読み返しながら、授業内容をまとめたサブノートを作ろう。(2時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
第3章「夢と現実」を読む (1) 事前学習:『老荘思想とスーフィズム』第2部第3章「夢と現実」を熟読しておく。(2時間) 事後学習:授業内容を踏まえ、LMSの確認テストに取り組む。さらに授業で取り扱った内容のテキスト該当箇所を読み返しながら、授業内容をまとめたサブノートを作ろう。(2時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
第3章「夢と現実」を読む (2) 事前学習:『老荘思想とスーフィズム』第2部第3章「夢と現実」を熟読しておく。(2時間) 事後学習:授業内容を踏まえ、LMSの確認テストに取り組む。さらに授業で取り扱った内容のテキスト該当箇所を読み返しながら、授業内容をまとめたサブノートを作ろう。(2時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
第4章「あれとこれを超えて」を読む(1) 事前学習:『老荘思想とスーフィズム』第2部第4章「あれとこれを超えて」を熟読しておく。(2時間) 事後学習:授業内容を踏まえ、LMSの確認テストに取り組む。さらに授業で取り扱った内容のテキスト該当箇所を読み返しながら、授業内容をまとめたサブノートを作ろう。(2時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
第4章「あれとこれを超えて」を読む(2) 事前学習:『老荘思想とスーフィズム』第2部第4章「あれとこれを超えて」を熟読しておく。(2時間) 事後学習:授業内容を踏まえ、LMSの確認テストに取り組む。さらに授業で取り扱った内容のテキスト該当箇所を読み返しながら、授業内容をまとめたサブノートを作ろう。(2時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
第5章「新たな自我の誕生」を読む (その1) 事前学習:『老荘思想とスーフィズム』第2部第5章「新たな自我の誕生」を熟読しておく。(2時間) 事後学習:授業内容を踏まえ、LMSの確認テストに取り組む。さらに授業で取り扱った内容のテキスト該当箇所を読み返しながら、授業内容をまとめたサブノートを作ろう。(2時間) 【授業形態】対面授業 |
12 |
第5章「新たな自我の誕生」を読む (その2) 事前学習:『老荘思想とスーフィズム』第2部第5章「新たな自我の誕生」を熟読しておく。(2時間) 事後学習:授業内容を踏まえ、LMSの確認テストに取り組む。さらに授業で取り扱った内容のテキスト該当箇所を読み返しながら、授業内容をまとめたサブノートを作ろう。(2時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
第6章「本質主義に抗して」を読む(その1) 事前学習:『老荘思想とスーフィズム』第2部第6章「本質主義に抗して」を熟読しておく。(2時間) 事後学習:授業内容を踏まえ、LMSの確認テストに取り組む。さらに授業で取り扱った内容のテキスト該当箇所を読み返しながら、授業内容をまとめたサブノートを作ろう。(2時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
第6章「本質主義に抗して」を読む(その2) (事前学習)『老荘思想とスーフィズム』第2部第6章「本質主義に抗して」を熟読しておく。(2時間) (事後学習)授業内容を踏まえ、LMSの確認テストに取り組む。さらに授業で取り扱った内容のテキスト該当箇所を読み返しながら、授業内容をまとめたサブノートを作ろう。(2時間) 【授業形態】対面授業 |
15 |
第1回~第14回の復習を行う。その際、各授業回のコメントペーパーのフィードバックを兼ねるものとする。 (事前学習)テキストを再読しながら第1回~第14回の事後課題で作成したサブノートを読み返し、自分の疑問点をはっきりさせておく。(2時間) (事後学習)授業内容を踏まえ、自分の理解の足りなかった点を補充したり、新たに浮かんだ疑問点などをサブノートに反映させよう。(2時間) 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
---|---|
教科書 | テキストとレジュメを教室で配布する。 |
参考書 | 使用しない |
成績評価の方法及び基準 | 授業参画度:授業参画度は、授業回ごとのLMS確認テスト及びコメント・ペーパーの内容によって評価する。(50%)、その他は、授業終了後LMSを通じて行う確認テスト等の成績によって評価する。(50%) |
オフィスアワー | 質問は、NUメールで受け付け、随時フィードバックを行う。または、金曜5時限中文学科学生閲覧室。 |