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英語学概説2 (1年生前半)

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令和2年度以降入学者 英語学概説2 (1年生前半)
令和元年度以前入学者 英語学概説2
教員名 塚本聡
単位数    2 学年    1 開講区分 文理学部
(他学部生相互履修可)
科目群 英文学科
学期 後期 履修区分 必修
授業形態 対面授業
授業の形態 教育効果を高めるために、対面授業を受けることができる学生を受講対象とする。
英語学概説2(1年生前半)(塚本聡・後・月4)
Canvas LMSコースID・コース名称 E022050L7 2024英語学概説2(1年生前半)(塚本聡・後・月4)
授業概要 言語を科学的に分析する
授業のねらい・到達目標 言語を科学的に分析する英語学という分野について、学習する。言語における意味、言語変化の側面で必要となる英語学の基礎的知識の習得を目標とする。この習得に必要となる以下の項目を理解し、修得する。

・言語を客観的に記述することができる
・言語を分析することができる
・言語現象を一般化・法則化することができる
・異なる時代、地域の言語を正確に観察することができる

英語学では、「文法」という語から連想される、暗記することが目的の科目ではなく、当該の学問領域で必要とされる考え方や言語事実の観察方法の理解が最も重要である。既存の文法という概念にとらわれないことが必要。

この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP1 、DP3、及び、カリキュラムポリシーCP1、CP3、に対応している。
なお、新カリキュラム(令和2年度以降の入学者)では、この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP1 、DP3、及び、カリキュラムポリシーCP1、CP3、に対応している。
・学修から得られた豊かな知識と教養に基づいて、英語学・英語圏文学の役割を説明することができる(A-1-1)。
・言語現象や歴史的事象を論理的に理解することができる(A-3-1)。
授業の形式 講義
授業の方法 資料の提示、指示などにLMSを使用する。
授業時、各回ごとに課題が課される。
フィードバックは適宜行う。
授業計画
1 英語統語論(7):移動について(1)疑問文(A-1-1)(A-3-1)
【事前学習】テキストp. 123-133を読み、英語における移動現象を調べておくこと。 (2時間)
【事後学習】移動のルールに基づき、設問3を解答しておくこと。 (2時間)
【授業形態】対面授業
2 英語統語論(8):移動について(2)WH疑問文(A-1-1)(A-3-1)
【事前学習】テキストp. 123-133を読み、英語における移動現象を調べておくこと。 (2時間)
【事後学習】移動のルールに基づき、設問3を解答しておくこと。 (2時間)
【授業形態】対面授業
3 英語統語論(9):移動について(3)下接条件(A-1-1)(A-3-1)
【事前学習】テキストp. 123-135を読み、移動と関連する現象を調べておくこと。 (2時間)
【事後学習】移動のルールに基づき、設問3を解答しておくこと。 (2時間)
【授業形態】対面授業
4 英語統語論(10):格フィルターについて(A-1-1)(A-3-1)
【事前学習】形態と格の関連について把握しておくこと。 (2時間)
【事後学習】格フィルターと移動の関係を具体例で理解・分析すること。 (2時間)
【授業形態】対面授業
5 英語統語論(11):意味役割について(A-1-1)(A-3-1)
【事前学習】句構造と意味の関係の有無について、一般化しておくこと。 (2時間)
【事後学習】項と意味の関係を理解したうえで、設問2を解答しておくこと。 (2時間)
【授業形態】対面授業
6 英語意味論(1):語または文の意味について、意味論の分析方法についてー成分分析、プロトタイプ(A-1-1)(A-3-1)
【事前学習】テキストp. 186-199を読み、意味論が扱う内容の概略を把握しておくこと。 (2時間)
【事後学習】成分分析、プロトタイプなどの理論を実例に当てはめて分析しておくこと。 (2時間)
【授業形態】対面授業
7 英語意味論(2):意味論の分析方法についてー認知意味論(A-1-1)(A-3-1)
【事前学習】テキストp. 218-238を読み、認知意味論の概略を把握しておくこと。 (2時間)
【事後学習】認知意味論の基本概念に基づき、設問4を解答しておくこと。 (2時間)
8 英語語用論(1):文脈における言葉の使用について、グライスの会話の協調原理、ポライトネス、(A-1-1)(A-3-1)
【事前学習】テキストp. 244-253を読み、意味論と語用論の相違について把握しておくこと。 (2時間)
【事後学習】意味論と語用論の違いに注意して、設問1~7を解答しておくこと。 (2時間)
【授業形態】対面授業
9 英語語用論(2):発話行為について、日英対照(A-1-1)(A-3-1)
【事前学習】テキストp. 261-283を読み、発話行為について把握しておくこと。 (2時間)
【事後学習】語用論を理解したうえで、設問10、11を解答しておくこと。 (2時間)
【授業形態】対面授業
10 英語史(1):英語の成立までー印欧祖語、グリムの法則(A-1-1)(A-3-1)
【事前学習】第7章を読み、英語および英国の概略史を理解しておくこと。 (2時間)
【事後学習】設問1を解答し、現代の英語に残る過去の痕跡を調査しておくこと。 (2時間)
【授業形態】対面授業
11 英語史(2):古英語ー形態論、統語論(A-1-1)(A-3-1)
【事前学習】テキストp. 293-309を読み、古英語の全体像を把握しておくこと。 (2時間)
【事後学習】古英語の特徴を理解の上、設問2を解答しておくこと。 (2時間)
【授業形態】対面授業
12 英語史(3):中英語ー形態論、統語論(A-1-1)(A-3-1)
【事前学習】テキストp. 309-324を読み、中英語の全体像を把握しておくこと。 (2時間)
【事後学習】中英語の特徴を理解したうえで、設問3を解答しておくこと。 (2時間)
【授業形態】対面授業
13 英語史(4):近代英語ー音韻論、Great Vowel Shift、形態論、統語論(A-1-1)(A-3-1)
【事前学習】古英語、中英語の音韻論について関連を把握しておくこと。 (2時間)
【事後学習】近代英語の特徴を理解したうえで、設問4を解答しておくこと。 (2時間)
【授業形態】対面授業
14 英語史(5):アメリカ英語、World Englishesについて(A-1-1)(A-3-1)
【事前学習】テキストp. 344-358を読み、英語の地理的文部を把握しておくこと。 (2時間)
【事後学習】各地の英語にみられる特徴を調査しておくこと。 (2時間)
【授業形態】対面授業
15 コーパス言語学について(A-1-1)(A-3-1)
最終到達度の確認
【事前学習】コーパスと言語学との関係について調査しておくこと。 (2時間)
【事後学習】「英語学」が扱える範囲について実例に接しておくこと。 (2時間)
【授業形態】対面授業
その他
教科書 西光義弘 『英語学概論』 くろしお出版 1997年
参考書 使用しない
成績評価の方法及び基準 授業内テスト:各回ごとの課題による評価(40%)、最終到達度確認課題による評価(60%)
オフィスアワー 月・火(昼休み)及びCanvas LMSメールによる質問および回答

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