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令和2年度以降入学者 | 英語統語論演習1 | ||||
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教員名 | 山岡洋 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 3・4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 英文学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業形態 | 対面授業 |
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授業の形態 | 英語統語論演習1(山岡洋・前・火2) |
Canvas LMSコースID・コース名称 | E084052R7 2024英語統語論演習1(山岡洋・前・火2) |
授業概要 | 言語学の一理論である「生成文法(Generative Grammar)」の概要を理解する。 |
授業のねらい・到達目標 | アメリカの言語学者ノウム・チョムスキー(Noam Chomsky)によって提唱されている「生成文法(generative grammar)」について学んでゆく。言葉を話すという能力は人間特有のものであるにもかかわらず、その種類は日本語・英語・スワヒリ語など多種多様である。チョムスキーは、人間にはどの言語にも共通する普遍的な言語知識が「生得的」に備わっていると考える。この理論が最初に提唱されたのはごく最近で、まだ進行中の理論であるため、曖昧な点も多々あるが、数学的に言語分析を理解することができる。 この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP3、DP4、及び、カリキュラムポリシーCP3、CP4、に対応している。 A-3-3言語現象や歴史的事象を既存の知識にとらわれることなく, 語学的根拠や批評理論に基づいて批判的, 論理的に考察し, 説明することができる。 A-4-3英語学・英語圏文学に潜む問題を発見し, 専門的知識に基づいて解決案を作成できる。 |
授業の形式 | 演習 |
授業の方法 | 発表形式(演習形式)で授業を進めてゆく。発表の後で他の学生がその内容について質問をし、その質疑応答後に教員側から不明な点などを補足説明する。発表時間としては40-50分を目安とするが、内容によっては発表や補足説明が短くなることもあるので、その後の発表者は予め早めに準備をしておくこと。 発表形式(演習形式)で授業を進めてゆく。発表の後で他の学生がその内容について質問をし、その質疑応答後に教員側から不明な点などを補足説明する。発表時間としては60分を目安とする。 発表の内容としては、テキストの内容を要約し、必要に応じて他の文献から関連事項を調べ出す(例えば専門用語の説明やそれに関する例文)。発表の際にはhandout(資料)を必ず用意する。handoutを用意する場合は,前日までに担当教員にファイルを添付で送信すること。 本授業の事前・事後学習は,合わせて1時間の学習を目安とする。フィードバックは適宜行う。 事前に授業担当教員に許可された者については、代替措置として、Canvasに配信する課題を提出する。そのほか詳しいことは状況に応じて別途指示する。 |
履修条件 | 英文学科の学生(3・4年生および再履修・転科・転籍・転部・編入の学生を含む)は抽選によって振り分けられた者のみ履修可。 抽選の詳細は年度初めガイダンス(3月末/4月頭)にて案内する。 英文学科以外の学生は、担当教員の許可を得て履修すること。 なお、人数調整等の理由により、受講不可の場合がある。 |
授業計画 | |
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1 |
Introduction (1):授業概要の説明、発表の割り当ての決定
【事前学習】教科書の目次に目を通し授業全体の流れを理解しておく。 (1時間) 【事後学習】自分の発表する範囲・日時を確認する。 (1時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
Introduction (2): an introduction to linguistics
【事前学習】教科書・参考図書の最初の章に目を通しておく。 (1時間) 【事後学習】発表の仕方を確認する。 (1時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
第1章 生成文法の目標:1.1 科学的研究の目標としての言語〜1.3 言語知識と文法のモジュール(pp. 1-8)(A-3-2)
【事前学習】教科書pp. 1-8を読んでおく。 (1時間) 【事後学習】授業中にとったノートを,教科書pp. 1-8を見ながら再確認する。 (1時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
第1章 生成文法の目標:1.4 言語習得〜1.6 理想化・仮説形成・反証可能性(pp. 8-12)(A-3-2)
【事前学習】教科書pp. 8-12を読んでおく。 (1時間) 【事後学習】授業中にとったノートを,教科書pp. 8-12を見ながら再確認する。 (1時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
第2章 統語論の基礎:2.1 統語規則~2.2.1 句構造(pp. 13-18)(A-3-2)
【事前学習】教科書pp. 13-18を読んでおく。 (1時間) 【事後学習】授業中にとったノートを,教科書pp. 13-18を見ながら再確認する。 (1時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
第2章 統語論の基礎:2.2.2 句構造規則(pp. 18-24)(A-3-2)
【事前学習】教科書pp. 18-24を読んでおく。 (1時間) 【事後学習】授業中にとったノートを,教科書pp. 18-24を見ながら再確認する。 (1時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
第2章 統語論の基礎:2.2.3 語彙目録~2.2.6 まとめ(pp. 25-30)(A-3-2)
【事前学習】教科書pp. 25-30を読んでおく。 (1時間) 【事後学習】授業中にとったノートを,教科書pp. 25-30を見ながら再確認する。 (1時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
第2章 統語論の基礎:2.3 変形規則~2.3.3 受動変形(pp. 30-36)(A-3-2)
【事前学習】教科書pp. 30-36を読んでおく。 (1時間) 【事後学習】授業中にとったノートを,教科書pp. 30-36を見ながら再確認する。 (1時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
第2章 統語論の基礎:2.3.4 名詞句からの外置~2.3.6 まとめと「生成」の意味(pp. 36-41)(A-3-2)
【事前学習】教科書pp. 36-41を読んでおく。 (1時間) 【事後学習】授業中にとったノートを,教科書pp. 36-41を見ながら再確認する。 (1時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
第2章 統語論の基礎:2.4 文法の枠組み~2.5.1 等位構造制約 COMP-whの制約(pp. 41-45)(A-3-2)
【事前学習】教科書pp. 41-45を読んでおく。 (1時間) 【事後学習】授業中にとったノートを,教科書pp. 41-45を見ながら再確認する。 (1時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
第2章 統語論の基礎:2.5.2 COMP-whの制約~2.5.3構造保持制約(pp. 45-48)(A-3-2)
【事前学習】教科書pp. 45-48を読んでおく。 (1時間) 【事後学習】授業中にとったノートを,教科書pp. 45-48を見ながら再確認する。 (1時間) 【授業形態】対面授業 |
12 |
第2章 統語論の基礎:2.5.4 移動変形の適用領域~2.5.5 まとめ(pp. 48-52)(A-3-2)
【事前学習】教科書pp. 48-52を読んでおく。 (1時間) 【事後学習】授業中にとったノートを,教科書pp. 48-52を見ながら再確認する。 (1時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
生成文法と統語論に関するこれまでの復習 (A-3-2)
【事前学習】これまでの授業の内容を改めて見直し確認する。 (1時間) 【事後学習】Final Comprehension Checkに備えて理解不十分な部分を修正する。 (1時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
Recapitulation and Final Comprehension Check (A-3-2)
【事前学習】これまでの授業の内容を改めて見直し確認する。 (1時間) 【事後学習】自分のFinal Comprehension Checkの答案を確認し,教科書の該当箇所と照合する。 (1時間) 【授業形態】対面授業 |
15 |
Explanation about the Final Comprehension Check (A-4-2)
【事前学習】自分のFinal Comprehension Checkの答案を確認し,教科書の該当箇所と照合する。 (1時間) 【事後学習】授業内容を確認して、これまでの理解が適切かどうかを再確認する。 (1時間) 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
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教科書 | 中村捷・金子義明・菊池朗 『『生成文法の新展開:ミニマリスト・プログラム』』 研究社 2001年 |
参考書 | 今井邦彦 『『チョムスキー小辞典』』 大修館 1986年 町田健 『『生成文法がわかる本』』 研究社 2000年 町田健 『『チョムスキー入門:生成文法の謎を解く』 (光文社新書 44)』 光文社 2006年 Radford, Andrew, Minimalist Syntax: Exploring the Structure of English, CUP, 2004 Radford, Andrew, Analysing English Sentences: A Minimalist Approach, CUP, 2009 Radford, Andrew, An Introduction to English Sentence Structure, CUP, 2009 参考書の詳細は、初回授業時に説明する。 |
成績評価の方法及び基準 | 授業内テスト:14回目に実施(40%)、授業参画度(20%)、発表(40%) 授業内試験はFinal Comprehension Checkで評価する。 授業参画度は,発表後の質疑応答で評価する。 成績評価の詳細については、初回授業時に説明する。 対面授業に参加できない場合は、課題の提出によって評価する。 授業内テストを受けられない場合も、前期の授業内容に関するレポートの提出によって評価する。 |
オフィスアワー | 毎週火曜日1時限開始前、火曜日昼休み、もしくは火曜日3時限目終了後。e-mailにて随時appointmentを取る。yamaoka.hiroshi@nihon-u.ac.jp |
備考 | 自由な雰囲気の中で,活発な質疑応答の交わされる授業にしたい。 |