検索したい科目/教員名/キーワードを入力し「検索開始」ボタンをクリックしてください。
※教員名では姓と名の間に1文字スペースを入れずに、検索してください。
令和2年度以降入学者 | 英語コーパス演習2 | ||||
---|---|---|---|---|---|
教員名 | 塚本聡 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 3 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 英文学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業形態 | 対面授業 |
---|---|
授業の形態 | 教育効果を高めるために、対面授業を受けることができる学生を受講対象とする。 英語コーパス演習2(塚本聡・後・月3) |
Canvas LMSコースID・コース名称 | E089054D8 2024英語コーパス演習2(塚本聡・後・月3) |
授業概要 | コンピュータを利用した言語研究、計量言語学の方法論を実習する。 |
授業のねらい・到達目標 | 現在、キーワードは2つのC(Corpus & Collocation)といわるように、多くの辞典では、コーパス利用が謳われている。また、インターネット上には、そのページ自身を含めて電子化された文字データが多数存在している。これらのデータを利用し、以下の点を実習する。 電子データであるコーパスやデータを活用することができる。 コーパス言語学の特徴やその分析手法を実践することができる。 客観的な分析の基礎となる計量分析について実践することができる。 この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP3、DP4、DP5、及び、カリキュラムポリシーCP3、CP4、CP5、に対応している。 A-3-2言語現象や歴史的事象を既存の知識にとらわれることなく, 語学的根拠や批評理論に基づいて批判的, 論理的に考察し, 説明することができる。 A-4-2英語学・英語圏文学に潜む問題を発見し, 専門的知識に基づいて解決案を作成できる。 A-5-3新しい問題に取り組むために, 必要な知識を収集し, それを分析して用いることができる。 |
授業の形式 | 演習 |
授業の方法 | コンピュータ(Windows)を使用した演習・実習形式。各回レポート課題が課される(添削後返却)。 |
履修条件 | 英文学科の学生(3・4年生および再履修・転科・転籍・転部・編入の学生を含む)は抽選によって振り分けられた者のみ履修可。 抽選の詳細は年度初めガイダンス(3月末/4月頭)にて案内する。 英文学科以外の学生は、担当教員の許可を得て履修すること。 なお、人数調整等の理由により、受講不可の場合がある。 |
授業計画 | |
---|---|
1 |
導入:コーパス言語学、とりわけ統計処理や計量言語学で明らかにできることを理解する。(A-3-2)(A-4-2)
【事前学習】英語コーパス演習1で行ったソフトウェアの使用方法を確認しておくこと。 (0.5時間) 【事後学習】計量言語学の活用可能な分野を調べておくこと。 (0.5時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
検索したデータを分析する:adjustment (A-3-2)
【事前学習】単語リスト・コンコーダンスの利用方法を確認しておくこと。 (0.5時間) 【事後学習】実例をもとに、計量分析を行うこと。 (1時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
検索したデータを分析する:χ2乗検定、確率分布、期待値、帰無仮説について理解する。(A-3-2)
【事前学習】検定に必要なデータを算出しておくこと。 (0.5時間) 【事後学習】χ2乗検定を多数の実例で実践しておくこと。 (1時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
検索したデータを分析する:1次元データのχ2乗検定(A-3-2)
【事前学習】検定に必要な確率分布、期待値について確認しておくこと。 (1時間) 【事後学習】実際の言語データを各自準備し、χ2乗検定を行っておくこと。 (1時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
検索したデータを分析する:2次元データのχ2乗検定(A-3-2)
【事前学習】χ2乗検定の原理、手順を理解しておくこと。 (1時間) 【事後学習】実際の言語データを利用し、χ2乗検定を行っておくこと。 (1時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
χ2乗検定、残差の計算・表示を実習し、その意味することを理解する。(A-4-2)
【事前学習】帰無仮説が棄却される場合の意味を理解しておくこと。 (1時間) 【事後学習】実際の言語データを利用し、残差を計算、表示しておくこと。 (1時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
χ2乗検定、残差の計算・表示。Excelの関数を利用する。(A-4-2)
【事前学習】χ2乗検定を理解しておくこと。 (0.5時間) 【事後学習】多様な方法で統計処理を言語研究に取り入れることを行っておくこと。 (1時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
χ2乗検定・著者推定。(A-3-2)(A-4-2)
【事前学習】単語リストの作成、Excelを利用した集計について復習しておくこと。 (0.5時間) 【事後学習】単語長の比較からテキストの特徴づけを実践しておくこと。 (1時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
χ2乗検定、単語長の比較を行う。(A-3-2)
【事前学習】単語リストの作成、Excelを利用した集計について習熟しておくこと。 (0.5時間) 【事後学習】高頻度語の比較から客観的なテキスト比較を実践しておくこと。 (1時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
χ2乗検定、文学作品の単語長の比較を行う。(A-3-2)(A-4-2)
【事前学習】単語リストの作成、Excelを利用した集計について復習しておくこと。 (0.5時間) 【事後学習】高頻度語の比較から客観的なテキスト比較を実践しておくこと。 (1時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
χ2乗検定、文学作品の高頻度語の比較を行う。(A-3-2)(A-4-2)
【事前学習】単語リストの作成、Excelを利用した集計について復習しておくこと。 (0.5時間) 【事後学習】高頻度語の比較から客観的なテキスト比較を実践しておくこと。 (1時間) 【授業形態】対面授業 |
12 |
オンラインコーパスを活用する:BNC (A-3-2)(A-4-2)(A-5-3)
【事前学習】前期第2・3回目を参照し、コーパスデザインを確認しておくこと。 (0.5時間) 【事後学習】オンラインコーパスを利用し、複数の言語項目について調査しておくこと。 (1時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
オンラインコーパスを活用する:COCA (A-3-2)(A-4-2)(A-5-3)
【事前学習】前期第2・3回目を参照し、コーパスデザインを確認しておくこと。 (0.5時間) 【事後学習】オンラインコーパスを利用し、複数の言語項目について調査しておくこと。 (1時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
統計ソフトRを使用した言語処理を学ぶ。 Rの基本操作(オブジェクトの使用、データの代入)、および統計計算を行い、Rの操作方法を学ぶ。 (A-3-2)(A-4-2)(A-5-3) 【事前学習】Excelを使用したχ2乗検定について手順・結果を確認しておくこと。 (1時間) 【事後学習】各自データを準備し、χ2乗検定をRを使用して実習しておくこと。 (1時間) 【授業形態】対面授業 |
15 |
統計ソフトRを使用した多変量解析を学ぶ。 クラスター分析、対応分析を使用し、言語データを分析することを学ぶ。 (A-3-2)(A-4-2)(A-5-3) 【事前学習】Rのコマンドに習熟しておくこと。 (1時間) 【事後学習】多変量解析を実例に当てはめ調査しておくこと。 (1時間) 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
---|---|
教科書 | 齊藤俊雄 他 『改訂新版 英語コーパス言語学-基礎と実践』 研究社 2005年 |
参考書 | 石川 慎一郎 『ベーシックコーパス言語学』 ひつじ書房 2012年 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:レポートは、各回課題及び期末のレポートにより評価(100%) |
オフィスアワー | 月・火(昼休み)およびCanvas LMSメールによる質問および回答 |