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現代イギリス文学演習1

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令和2年度以降入学者 現代イギリス文学演習1
教員名 前島洋平
単位数    1 学年 3・4 開講区分 文理学部
科目群 英文学科
学期 前期 履修区分 選択必修
授業形態 対面授業(一部遠隔授業)
授業の形態 対面授業 8回と遠隔授業(Zoomを利用した同時双方向型授業、受講者間の多様な意見交換の機会を促す目的で導入)7回の交互利用
* 対面で行う初回授業時にCanvas LMS と Zoom の利用の仕方について説明する。
Canvas LMS ID【】現代イギリス文学演習1(前島洋平・前・火1)
*(Canvas LMS のコース登録に加え)履修登録期間中にCHIPSで履修登録を行うこと。
Canvas LMSコースID・コース名称 E094053D7 2024現代イギリス文学演習1(前島洋平・前・火1)
授業概要 現代の英国を代表する作家イアン・マキューアン (Ian McEwan, 1948- ) の Atonement を読み、マキューアン作品の文学的特質について検討する。
授業のねらい・到達目標 作品の精読とディスカッションを通して、小説における語り手の役割を分析できるようになる。
作品内容に関する議論を通して小説を読む楽しさを発見できる。
他の受講者と意見交換をしながら一定のレベルのプレゼン資料を作り上げることができるようになる。
◆この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP2、DP3、DP4、及び、カリキュラムポリシーCP2、CP3、CP4、に対応している。

なお、新カリキュラム(令和2年度以降の入学者)では、この科目は文理学部英文学科(学士(文学))のディプロマポリシーDP2,3,4 及びカリキュラムポリシーCP2,3,4に対応している。
・世界諸国の歴史、経済、文化、政治などの背景を理解し、国際社会が直面している問題を英語学・英語圏文学の視点から説明することができる(A-2-3)。
・言語現象や歴史的事象を既存の知識にとらわれることなく、語学的根拠や批評理論に基づいて批判的、論理的に考察し、説明することができる(A-3-3)。
・英語学・英語圏文学に潜む問題を発見し、専門的知識に基づいて解決案を作成できる(A-4-3)。
授業の形式 演習
授業の方法 グループによる発表と受講者によるディスカッション形式。意見交換が授業の中心となる。
◆手順は以下の通り。
1. 発表担当グループ(原則3人,1回の授業につき2グループが担当, グループ分けは初回授業時に決定)は「レジュメ」(主として「原作からの引用と解釈」「文法上、あるいは表現上面白いと感じた個所」「(作者の生涯や作品発表時の社会背景などの)作品外の情報」「受講者に考えてもらいたい質問」など)を月曜日午前9時までに Canvas LMS にアップする
2. 【事前学習】受講者は授業開始までに上記1の資料に目を通し、原作を読みながら自分の考えをまとめておく。
3. 【授業】授業時間(火曜日1時限)には、上記1の資料をもとに教室(対面授業時)/Zoom(遠隔授業時)上でグループ・ディスカッションを行う。授業後半には映画を鑑賞し、気がついたこと、感じたことなどを出席票(対面授業時には授業冒頭で配布)/Canvas LMS(遠隔授業時)に記して提出する。
4. 【事後学習】受講者は上記3を通して考えを深め、水曜日午前9時までに Canvas LMS に各自の考え(提示された質問に対する回答や授業範囲のまとめなど)を書き込む。
【発表担当グループは、語学的(英語)ならびに文学的(内容)アプローチの点から資料をバランスよく作成する。受講者への質問は、なるべく作品理解が深まるような性質のものが望ましい】
履修条件 対面授業と遠隔授業の交互利用であることを理解し、学科から受講を許可された3-4年生であること。
授業のねらいを達成するため、グループ・ディスカッションに参加できない学生は受講不可とする。
授業計画
1 オリエンテーション:授業内容と資料の作り方、作家イアン・マキューアンについての基礎知識、発表順の決定、映画鑑賞 【対面授業 4/16】
【事前学習】イアン・マキューアンについて調べておくこと (1時間)
【事後学習】授業内容の確認 (1時間)
【授業形態】対面授業
2 Atonement pp.3-31 【プレゼンとディスカッション(A-4)】 【対面授業 4/23】
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理しておくこと(A-3) (3時間)
【事後学習】授業内容を振り返り、原文を読み直して問題点に対する解答を導き出すこと (1時間)
【授業形態】対面授業
3 Atonement pp.32-62 【プレゼンとディスカッション(A-4)】 【遠隔授業(Zoom) 5/7】
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理しておくこと(A-3) (3時間)
【事後学習】授業内容を振り返り、原文を読み直して問題点に対する解答を導き出すこと (1時間)
【授業形態】同時双方向型授業
4 Atonement pp.63-95 【プレゼンとディスカッション(A-4)】 【対面授業 5/14】
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理しておくこと(A-3) (3時間)
【事後学習】授業内容を振り返り、原文を読み直して問題点に対する解答を導き出すこと (1時間)
【授業形態】対面授業
5 Atonement pp.96-124 【プレゼンとディスカッション(A-4)】 【遠隔授業(Zoom) 5/21】
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理しておくこと(A-3) (3時間)
【事後学習】授業内容を振り返り、原文を読み直して問題点に対する解答を導き出すこと (1時間)
【授業形態】同時双方向型授業
6 Atonement pp.125-155 【プレゼンとディスカッション(A-4)】 【対面授業 5/28】
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理しておくこと(A-3) (3時間)
【事後学習】授業内容を振り返り、原文を読み直して問題点に対する解答を導き出すこと (1時間)
【授業形態】対面授業
7 Atonement pp.156-187 【プレゼンとディスカッション(A-4)】 【遠隔授業(Zoom) 6/4】
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理しておくこと(A-3) (3時間)
【事後学習】授業内容を振り返り、原文を読み直して問題点に対する解答を導き出すこと (1時間)
【授業形態】同時双方向型授業
8 Atonement pp.191-213 【プレゼンとディスカッション(A-4)】 【対面授業 6/11】
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理しておくこと(A-3) (3時間)
【事後学習】授業内容を振り返り、原文を読み直して問題点に対する解答を導き出すこと (1時間)
【授業形態】対面授業
9 Atonement pp.214-234 【プレゼンとディスカッション(A-4)】 【遠隔授業(Zoom) 6/18】
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理しておくこと(A-3) (3時間)
【事後学習】授業内容を振り返り、原文を読み直して問題点に対する解答を導き出すこと (1時間)
【授業形態】同時双方向型授業
10 Atonement pp.234-265 【プレゼンとディスカッション(A-4)】 【対面授業 6/25】
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理しておくこと(A-3) (3時間)
【事後学習】授業内容を振り返り、原文を読み直して問題点に対する解答を導き出すこと (1時間)
【授業形態】対面授業
11 Atonement pp.269-300 【プレゼンとディスカッション(A-4)】 【遠隔授業(Zoom) 7/2】
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理しておくこと(A-3) (3時間)
【事後学習】授業内容を振り返り、原文を読み直して問題点に対する解答を導き出すこと (1時間)
【授業形態】同時双方向型授業
12 Atonement pp.300-327 【プレゼンとディスカッション(A-4)】 【対面授業 7/9】
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理しておくこと(A-3) (3時間)
【事後学習】授業内容を振り返り、原文を読み直して問題点に対する解答を導き出すこと (1時間)
【授業形態】対面授業
13 Atonement pp.328-349 【プレゼンとディスカッション(A-4)】 【遠隔授業(Zoom) 7/16】
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理しておくこと(A-3) (3時間)
【事後学習】授業内容を振り返り、原文を読み直して問題点に対する解答を導き出すこと (1時間)
【授業形態】同時双方向型授業
14 Atonement pp.353-372 【プレゼンとディスカッション(A-4)】 【対面授業 7/23】
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理しておくこと(A-3) (3時間)
【事後学習】作品全体の内容を確認し、自分なりのテーマを設定して課題に取り組むこと(A-2) (8時間)
【授業形態】対面授業
15 映画鑑賞と課題の振り返り(フィードバック) 【ディスカッション(A-4)】 【遠隔授業(Zoom) 7/30】
【事前学習】作品全体の問題点をまとめておくこと (1時間)
【事後学習】映画『つぐない』をもとに原作との相違点とその意味について考えること (3時間)
【授業形態】同時双方向型授業
その他
教科書 Ian McEwan, Atonement, Vintage, 2007
ISBN 9780099507383
参考書 イアン・マキューアン, 小山太一訳 『贖罪 (新潮文庫)』 新潮社 2018年
その他の参考資料については随時紹介する。
成績評価の方法及び基準 レポート:第15週授業の前日午前9時までに Canvas LMS に提出(40%)、授業参画度:ディスカッションの貢献度、毎授業開始後24時間以内(毎週水曜日午前9時まで)に提出する Canvas LMS への書き込みの内容に応じた授業参画度(40%)、プレゼンテーション資料(20%)
◆毎回の授業開始後24時間以内に提出する Canvas LMS への書き込みには、発表資料への質問のほか、原作の英語や作品解釈に関する質問などを記す。これは受講者の予習の程度や内容理解の深度を図るもので、成績評価の方法の授業参画度に該当する。
◆グループでの協働作業が重視される授業のため、発表資料の作成に協力的でない学生、授業時のグループ・ディスカッションに参加しない(発言しない、貢献しない)学生は著しく低い評価になる。 遠隔授業の場合も授業1回につき必ず1回はコメントを書き込むこと。
◆Zoomを利用した遠隔授業に参加が難しい受講者は、授業後にCanvas LMS上にアップされる録画を視聴する。課題等は他の受講者と同じ。
オフィスアワー メールでの質問を随時受け付ける。(メールアドレスは初回授業で知らせる)
備考 受講希望者は Canvas LMS の操作について確認しておくこと。

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