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令和2年度以降入学者 | 卒業論文研究ゼミ1 | ||||
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教員名 | 前島洋平 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 3 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 英文学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 必修 |
授業形態 | 対面授業 |
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授業の形態 | 卒業論文研究ゼミ1(前島洋平・前・火3) |
Canvas LMSコースID・コース名称 | E108054E8 2024卒業論文研究ゼミ1(前島洋平・前・火3) |
授業概要 | オスカー・ワイルド (Oscar Wilde, 1854-1900) の演劇 3作品『理想の夫』(An Ideal Husband, 1895)、『ウィンダミア卿夫人の扇』(Lady Windermere's Fan, 1892)、『真面目が肝心』(The Importance of Being Earnest, 1895) を題材として、来るべき卒業論文執筆に向けた研究姿勢を学ぶ。 |
授業のねらい・到達目標 | 卒業論文執筆の際に最も重要なのは、作品の精読に基づいた論者自身の解釈(主張)である。本講座ではその第一歩として、ワイルドの演劇を読み、またその一部を音読することで、登場人物の感情を読み取れるようになることを目標とする。最終的には、受講者各自が設定したテーマに対して、参考文献を利用しながら回答できる能力を身に付ける。 ◆この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP2,DP4,DP5,DP6及びカリキュラムポリシーCP7,CP9に対応している。 なお、新カリキュラム(令和2年度以降の入学者)では、この科目は文理学部英文学科(学士(文学))のディプロマポリシーDP1,3,4,5,6,7,8 及びカリキュラムポリシーCP1,3,4,5,6,7,8に対応している。 ・学修から得られた豊かな知識と教養、及び、自己の倫理観に基づいて、英語学・英語圏文学の役割を説明することができる(A-1-2)。 ・既存の知識にとらわれることなく、言語現象や歴史的事象を論理的・批判的に説明することができる(A-3-2)。 ・英語学・英語圏文学に潜む問題を発見し、専門的知識に基づいて説明することができる(A-4-2)。 ・新しい問題に取り組む意識を持ち、そのために必要な情報を収集することができる(A-5-2)。 ・様々な人々とコミュニケーションを取り、専門的知識について議論することができる(A-6-3)。 ・学修活動において、積極的にリーダーシップ及び指導力を発揮して、他者と協働して作業をすることができる(A-7-3)。 ・自分の学修経験の振り返りを継続的に行い、分析することができる(A-8-2)。 |
授業の形式 | ゼミ |
授業の方法 | グループによる発表と受講者によるディスカッション形式。受講者の意見交換が授業の中心となる。 ◆手順は以下の通り。 1. 発表担当グループ(原則3人,1回の授業につき1グループが担当, グループ分けは初回授業時に決定)は「レジュメ」(主として「原作からの引用と解釈」「文法上、あるいは表現上面白いと感じた個所」「(作者の生涯や作品発表時の社会背景などの)作品外の情報」「受講者に考えてもらいたい質問」など)を月曜日午後1時までに Canvas LMS にアップする。 2. 受講者は授業開始までに上記1の資料に目を通し、原作を読みながら自分の考えをまとめておく。 3. 授業時間 (火曜日 3時限) には、上記1の資料をもとに発表グループがプレゼンテーションを行う。また、担当した作品の範囲で印象に残った場面をメンバーで音読し、解説を加える。それに続いて、ディスカッション(グループ/全体)を行う。授業後半には映像を鑑賞する。 4. 事後学習として、受講者は事前学習と授業内容を振り返って考えを深め、木曜日午後1時までにCanvas LMS に各自の意見を書き込む。 【発表担当グループは、語学的(英語)ならびに文学的(内容)アプローチの点から資料を作成する。受講者への質問は、なるべく作品理解が深まるような性質のものが望ましい】 |
履修条件 | 2年次のセレクションで受講を許可された3年生(以上) 再履修者は授業開始3日前までに担当教員にメールで受講を申し出ること。 |
授業計画 | |
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1 |
オリエンテーション:授業の進め方、発表の方法、オスカー・ワイルドに関する基礎知識、グループ分け (4/16)
【事前学習】オスカー・ワイルドについて調べておくこと (1時間) 【事後学習】授業内容をまとめておくこと (1時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
An Ideal Husband First Act 【プレゼンとディスカッション(A-4,5,6,7)】 (4/23)
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理しておくこと(A-5) (2時間) 【事後学習】授業内容をまとめ、本文を読み直し、問題点に対する解答を導き出すこと(A-8) (1時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
An Ideal Husband Second Act 【プレゼンとディスカッション(A-4,5,6,7)】 (5/7)
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理しておくこと(A-5) (2時間) 【事後学習】授業内容をまとめ、本文を読み直し、問題点に対する解答を導き出すこと(A-8) (1時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
An Ideal Husband Third Act 【プレゼンとディスカッション(A-4,5,6,7)】 (5/14)
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理しておくこと(A-5) (2時間) 【事後学習】授業内容をまとめ、本文を読み直し、問題点に対する解答を導き出すこと(A-8) (1時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
An Ideal Husband Fourth Act 【プレゼンとディスカッション(A-4,5,6,7)】 (5/21)
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理しておくこと(A-5) (2時間) 【事後学習】授業内容をまとめ、本文を読み直し、問題点に対する解答を導き出すこと(A-8) (1時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
An Ideal Husband の論点に関する意見交換 【プレゼンとディスカッション(A-4,5,6,7)】 (5/28)
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理しておくこと(A-5) (2時間) 【事後学習】授業内容をまとめ、本文を読み直し、問題点に対する解答を導き出すこと(A-8) (1時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
Lady Windermere's Fan First Act 【プレゼンとディスカッション(A-4,5,6,7)】 (6/4)
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理しておくこと(A-5) (2時間) 【事後学習】授業内容をまとめ、本文を読み直し、問題点に対する解答を導き出すこと(A-8) (1時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
Lady Windermere's Fan Second Act 【プレゼンとディスカッション(A-4,5,6,7)】 (6/11)
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理しておくこと(A-5) (2時間) 【事後学習】授業内容をまとめ、本文を読み直し、問題点に対する解答を導き出すこと(A-8) (1時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
Lady Windermere's Fan Third Act 【プレゼンとディスカッション(A-4,5,6,7)】 (6/18)
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理しておくこと(A-5) (2時間) 【事後学習】授業内容をまとめ、本文を読み直し、問題点に対する解答を導き出すこと(A-8) (1時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
Lady Windermere's Fan Fourth Act 【プレゼンとディスカッション(A-4,5,6,7)】 (6/25)
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理しておくこと(A-5) (2時間) 【事後学習】授業内容をまとめ、本文を読み直し、問題点に対する解答を導き出すこと(A-8) (1時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
Lady Windermere's Fan の論点に関する意見交換 【プレゼンとディスカッション(A-4,5,6,7)】 (7/2)
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理しておくこと(A-5) (2時間) 【事後学習】授業内容をまとめ、本文を読み直し、問題点に対する解答を導き出すこと(A-8) (1時間) 【授業形態】対面授業 |
12 |
The Importance of Being Earnest First Act 【プレゼンとディスカッション(A-4,5,6,7)】 (7/9)
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理しておくこと(A-5) (2時間) 【事後学習】授業内容をまとめ、本文を読み直し、問題点に対する解答を導き出すこと(A-8) (1時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
The Importance of Being Earnest Second Act【プレゼンとディスカッション(A-4,5,6,7)】 (7/16)
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理しておくこと(A-5) (2時間) 【事後学習】授業内容をまとめ、本文を読み直し、問題点に対する解答を導き出すこと(A-8) (1時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
The Importance of Being Earnest Third Act 【プレゼンとディスカッション(A-4,5,6,7)】 (7/23)
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理しておくこと(A-5) (2時間) 【事後学習】授業内容をまとめ、本文を読み直し、問題点に対する解答を導き出すこと(A-8) (1時間) 【授業形態】対面授業 |
15 |
The Importance of Being Earnest の論点に関する意見交換 【作品理解を深める(A-8)】 (7/30)
【事前学習】本文を読み直して課題に取り組むこと(A-1,3) (5時間) 【事後学習】前期の授業内容をまとめておくこと (2時間) 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
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教科書 | 配布資料を利用する |
参考書 | 富士川義之他編 『オスカー・ワイルドの世界』 開文社 2013年 イヴ・コゾフスキー・セジウィック、外岡尚美訳 『クローゼットの認識論 新装版』 青土社 2018年 山田勝編 『オスカー・ワイルド事典―イギリス世紀末大百科』 北星堂 1997年 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:授業第15週から1週間以内にCanvas LMSに提出(40%)、授業参画度:ディスカッションの貢献度、毎授業開始から48時間以内(毎週木曜日午後1時まで)に提出するCanvas LMSへの書き込みの内容に応じた授業参画度(30%)、プレゼンテーション(30%) ◆毎回の授業開始後48時間以内に提出するCanvas LMSへの書き込みには、発表資料の内容に関する疑問点、原作の英語や解釈に関するコメントなどを記す。これは受講者の予習の程度や内容理解の深度を図るもので、成績評価の方法の授業参画度に該当する。 ◆グループでの協働作業が重視される授業のため、発表資料の作成に協力的でない学生、授業時のグループ・ディスカッションに参加しない(発言しない、貢献しない)学生は著しく低い評価になる。 受講者は授業時にコメントを頻繁に求められるので、十分な準備をしておくこと。 |
オフィスアワー | メールでの質問も随時受け付ける。(メールアドレスは初回授業で知らせる) |
備考 | 配布資料を辞書を丹念に引きながら読んでおくこと。文学史的な資料に目をとおして、ワイルドの生涯についても調べておくと、そのぶん理解が深まる。 |