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イギリス文学特殊講義2

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令和2年度以降入学者 イギリス文学特殊講義2
教員名 前島洋平
単位数    2 学年    4 開講区分 文理学部
(他学部生相互履修可)
科目群 英文学科
学期 後期 履修区分 選択必修
授業形態 対面授業
授業の形態 イギリス文学特殊講義2(前島洋平・後・月2)
Canvas LMSコースID・コース名称 E131053S7 2024イギリス文学特殊講義2(前島洋平・後・月2)
授業概要 20世紀前半に活躍したイギリス人作家 Somerset Maugham (1874-1965)の短編小説を、同時代に生きた他の作家―J.JoyceやA.Huxleyら―の短編と読み比べて、その特徴を探る。
授業のねらい・到達目標 文学作品の読解を通して、人間の感情の変化を読み取ることができるようになる。
イギリス文学史4で学習した作家の特徴を、実際に作品を読むことで深く理解できるようになる。
◆この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP2,DP6及びカリキュラムポリシーCP9に対応している。

なお、新カリキュラム(令和2年度以降の入学者)では、この科目は文理学部英文学科(学士(文学))のディプロマポリシーDP1,3,4 及びカリキュラムポリシーCP1,3,4に対応している。
・学修から得られた豊かな知識と教養、及び、自己の倫理観に基づいて、英語学・英語圏文学が直面する倫理的課題を説明することができる(A-1-3)。
・言語現象や歴史的事象を既存の知識にとらわれることなく、語学的根拠や批評理論に基づいて、批判的・論理的に考察し、説明することができる(A-3-3)。
・英語学・英語圏文学に潜む問題を発見し、専門的知識に基づいて解決案を作成できる(A-4-3)。
授業の形式 講義、演習
授業の方法 【事前学習】受講者は授業2日前(土曜日午前10時30分)までに、以下の3点を Canvas LMS に入力する。
1. 受講者各自が原作を読んで感じた作品の主題(テーマ)と感想
2. 作品理解のうえで重要だと感じた部分(原作から抜き出す、ページ数も明記)とその説明
3. 原作の英語で理解が難しいと感じた部分 (原作から抜き出す、ページ数も明記)とその内容
【授業】
1.受講者から寄せられた事前学習の内容に関して、授業時に解説を行う。
2.作者や作品内容に関する説明も随時行う。
3.都合6回、授業時に映画を上映して原作との比較考察を行う。配布資料を読み込んでおくこと(映画の英語はそれほど難しくない)。
【事後学習】
  事前学習と授業を振り返り、原作(や映画)に関するコメント、疑問点などを Canvas LMS に投稿し、受講者間での意見を出し合う。
履修条件 授業内容は令和5年度とほぼ同じであるため、再履修者は原則として受け入れない。どうしても受講を希望する学生は、事前にメールで担当教員に相談すること。
授業計画
1 オリエンテーション:授業で扱う資料の配布、授業の進め方、事前学習と事後学習の内容、Somerset Maughamに関する基礎知識
【事前学習】Somerset Maughamについて調べておくこと (2時間)
【事後学習】授業内容を確認し、本授業で求められる課題を理解すること (1時間)
【授業形態】対面授業
2 “Colonel's Lady”(通常の学習内容に加え、映画を鑑賞して原作との違いを報告する①)
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理して担当教員にメールで報告すること(A-3) (2時間)
【事後学習】授業内容をまとめ、本文を読み直し、問題点に対する解答を導き出すこと (1時間)
【授業形態】対面授業
3 “Louise”
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理して担当教員にメールで報告すること(A-3) (2時間)
【事後学習】授業内容をまとめ、本文を読み直し、問題点に対する解答を導き出すこと (1時間)
【授業形態】対面授業
4 “Gigolo and Gigolette”(通常の学習内容に加え、映画を鑑賞して原作との違いを報告する②)
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理して担当教員にメールで報告すること(A-3) (2時間)
【事後学習】授業内容をまとめ、本文を読み直し、問題点に対する解答を導き出すこと (1時間)
【授業形態】対面授業
5 “The Alien Corn”(通常の学習内容に加え、映画を鑑賞して原作との違いを報告する③)
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理して担当教員にメールで報告すること(A-3) (2時間)
【事後学習】授業内容をまとめ、本文を読み直し、問題点に対する解答を導き出すこと (1時間)
【授業形態】対面授業
6 “The Signalman” by Charles Dickens
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理して担当教員にメールで報告すること(A-3) (2時間)
【事後学習】授業内容をまとめ、本文を読み直し、問題点に対する解答を導き出すこと (1時間)
【授業形態】対面授業
7 “The Country of the Blind” by H.G.Wells
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理して担当教員にメールで報告すること(A-3) (2時間)
【事後学習】授業内容をまとめ、本文を読み直し、問題点に対する解答を導き出すこと (2時間)
【授業形態】対面授業
8 “The Mark on the Wall” by Virginia Woolf
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理して担当教員にメールで報告すること(A-3) (2時間)
【事後学習】授業内容をまとめ、本文を読み直し、問題点に対する解答を導き出すこと (2時間)
【授業形態】対面授業
9 “The Dead” by James Joyce
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理して担当教員にメールで報告すること(A-3) (2時間)
【事後学習】授業内容をまとめ、本文を読み直し、問題点に対する解答を導き出すこと (2時間)
【授業形態】対面授業
10 “The Gioconda Smile” by Aldous Huxley
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理して担当教員にメールで報告すること(A-3) (2時間)
【事後学習】授業内容をまとめ、本文を読み直し、問題点に対する解答を導き出すこと (2時間)
【授業形態】対面授業
11 “The Letter”(通常の学習内容に加え、映画を鑑賞して原作との違いを報告する④)
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理して担当教員にメールで報告すること(A-3) (2時間)
【事後学習】授業内容をまとめ、本文を読み直し、問題点に対する解答を導き出すこと (2時間)
【授業形態】対面授業
12 “Rain"(通常の学習内容に加え、映画を鑑賞して原作との違いを報告する⑤)
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理して担当教員にメールで報告すること(A-3) (2時間)
【事後学習】授業内容をまとめ、本文を読み直し、問題点に対する解答を導き出すこと (2時間)
【授業形態】対面授業
13 A Christmas Carol by Charles Dickens(通常の学習内容に加え、映画を鑑賞して原作との違いを報告する⑥)
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理して担当教員にメールで報告すること(A-3) (2時間)
【事後学習】授業内容をまとめ、本文を読み直し、問題点に対する解答を導き出すこと (1時間)
【授業形態】対面授業
14 "The Breakout" by Joyce Cary
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理して担当教員にメールで報告すること(A-3) (3時間)
【事後学習】授業内容をまとめ、本文を読み直し、問題点に対する解答を導き出すこと (1時間)
【授業形態】対面授業
15 授業内試験(A-4)、まとめと振り返り
【事前学習】後期の学習内容を理解しておくこと(A-3)、与えられたレポート課題に取り組むこと(A-1) (10時間)
【事後学習】Maughamの他の短編を読むこと (1時間)
【授業形態】対面授業
その他
教科書 配布資料を使用する。
参考書 随時紹介する。
成績評価の方法及び基準 レポート:第15週授業終了時から1週間以内に Canvas LMS に提出する。レポート内容は「私が選ぶ短編作品-主題と作品の特徴について」(30%)、授業内テスト:第15週の授業時に行われる授業内テスト(30%)、授業参画度:授業2日前(土曜日午前10時30分)までに Canvas LMS にアップする事前学習(40%)
◆事前学習の Canvas LMS への提出は必須とする。
オフィスアワー メールでの質問を随時受け付ける。(メールアドレスは初回授業で知らせる)

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