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令和2年度以降入学者 | ドイツ文学演習2 | ||||
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令和元年度以前入学者 | ドイツ文学演習2 | ||||
教員名 | 清水紀子 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 3 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | ドイツ文学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 必修 |
授業形態 | 対面授業 |
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Canvas LMSコースID・コース名称 | F041061L5 2024ドイツ文学演習2(清水紀子・後・水3) |
授業概要 | 哲学の巨人として知られるニーチェであるが、原書を講読することにより、文体や修辞法に直に触れ、その言述の魅力と本質に迫る。『悲劇の誕生』『この人を見よ』『ツァラトゥストラ』、詩、アフォリズムからの抜粋を辞書を使って読み、和訳していく。ニーチェをよりよく理解するために、彼の人生をたどり、また「ディオニュオス」「ルサンチマン」「権力への意志」「パースペクティヴ」「超人」「永遠回帰」といったキーワードについて解説、考察する。 |
授業のねらい・到達目標 | ・辞書を使って原書講読ができる水準の語学力、読解力を養うと同時に、翻訳では味わうことのできないニーチェの言述の真髄に迫る。 ・作家の人生、作品の成立の経緯、時代背景を調べることで、作品の理解を深める。(A-3-3,A-4-3) ・ニーチェの思想を理解する上で必要な知識を身に着け、重要な用語を説明することができる。(A-3-3,A-4-3) ・音楽との関わりや修辞法に注目することにより、ニーチェの思想や作品を解釈する視野を広げる。(A-3-3,A-4-3) この科目は文理学部の(学士 (文学)) のDP及びCPの3, 4に対応しています。 |
授業の形式 | 講義、演習 |
授業の方法 | 授業は学生による輪読(個人かグループ)と教員による講義で行う。指定された自分の担当部分を辞書を使ってしっかり読み、和訳してくることを前提とする。テキストや演習はプリントを配布する。主要作品ごとにリアクションペーパー(3回予定)を実施し、そのフィードバックは返却時に授業内で行う。期末テストでは語学力・読解力(ドイツ語)と分析・解釈(日本語)の観点から到達度を測る。フィードバックは最終回の授業内で行う。 |
履修条件 | 学科の履修規定による。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス:受講上の注意、授業の進め方、到達目標、成績評価方法などについて説明する
【事前学習】シラバスを事前に確認しておくこと (0.5時間) 【事後学習】授業で説明したことを再確認する (0.5時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
作家の人生と主な作品について:旅するニーチェ
【事前学習】ニーチェの人生について書籍やインターネットで調べる。 (0.5時間) 【事後学習】授業の説明を踏まえ気づいたことをメモする (0.5時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
『悲劇の誕生』(1)講読:アポロとディオニュオス
【事前学習】辞書を使って指定された箇所を読み和訳する (0.5時間) 【事後学習】自分の訳を修正し、調べたことや気づいたことをメモする (0.5時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
『悲劇の誕生』(2)講読:詩と音楽
【事前学習】辞書を使って指定された箇所を読み和訳する (0.5時間) 【事後学習】自分の訳を修正し、調べたことや気づいたことをメモする (0.5時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
『悲劇の誕生』(3)講読:ニーチェとワーグナー [ルツェルン] <リアクションペーパー>
【事前学習】辞書を使って指定された箇所を読み和訳する (0.5時間) 【事後学習】自分の訳を修正し、調べたことや気づいたことをメモする (0.5時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
アフォリズム 講読:アフォリズムという形式について
【事前学習】辞書を使って指定された箇所を読み和訳する (0.5時間) 【事後学習】自分の訳を修正し、調べたことや気づいたことをメモする (0.5時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
詩(1)講読:「ゴンドラの唄」文体と修辞 [ヴェネチア]
【事前学習】辞書を使って指定された箇所を読み和訳する (0.5時間) 【事後学習】自分の訳を修正し、調べたことや気づいたことをメモする (0.5時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
詩(2)講読:「ゴンドラの唄」文体と修辞 <リアクションペーパー>
【事前学習】辞書を使って指定された箇所を読み和訳する (0.5時間) 【事後学習】自分の訳を修正し、調べたことや気づいたことをメモする (0.5時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
『この人を見よ』(1)講読:「人はいかにして自分自身であるところのものになるか」
【事前学習】辞書を使って指定された箇所を読み和訳する (0.5時間) 【事後学習】自分の訳を修正し、調べたことや気づいたことをメモする (0.5時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
『この人を見よ』(2)講読:自己の破壊か再構築か
【事前学習】辞書を使って指定された箇所を読み和訳する (0.5時間) 【事後学習】自分の訳を修正し、調べたことや気づいたことをメモする (0.5時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
『ツァラトゥストラ』(1)講読:ツァラトゥストラとは何者か [シルスマリア]
【事前学習】辞書を使って指定された箇所を読み和訳する (0.5時間) 【事後学習】自分の訳を修正し、調べたことや気づいたことをメモする (0.5時間) 【授業形態】対面授業 |
12 |
『ツァラトゥストラ』(2)講読:「超人」と「おしまいの人間」たち
【事前学習】辞書を使って指定された箇所を読み和訳する (0.5時間) 【事後学習】自分の訳を修正し、調べたことや気づいたことをメモする (0.5時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
『ツァラトゥストラ』(3)講読:三段の変化(らくだ→ライオン→子ども) <リアクションペーパー> 【事前学習】辞書を使って指定された箇所を読み和訳する (0.5時間) 【事後学習】自分の訳を修正し、調べたことや気づいたことをメモする (0.5時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
期末テストと解説:到達度の確認
【事前学習】これまでの授業内容を再確認し、自分の意見をまとめる (2時間) 【事後学習】ディスカッションに向けて、調べたり、意見をまとめる (0.5時間) 【授業形態】対面授業 |
15 |
総括 期末テストの講評(フィードバック)および学期の総まとめのディスカッション:ニーチェとナチズムの関連性についての考察
【事前学習】ディスカッションに向けて、調べたり、意見をまとめる (0.5時間) 【事後学習】自分が学んだことをノートにまとめ、プリントを整理する (0.5時間) 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
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教科書 | プリントを配布する。 |
参考書 | 授業内で指示する。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:作品ごとに課すリアクションペーパーで評価する(30%)、授業内テスト:期末テストで評価する(50%)、授業参画度:積極的に和訳や調べものに取り組み、意見を述べていたかを評価する(20%) |
オフィスアワー | 授業後 |
備考 | シラバスの内容や進度は受講生の理解度や状況を考慮して変更することがある。 |