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令和2年度以降入学者 | ドイツ文化専門講義2 | ||||
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令和元年度以前入学者 | ドイツ文化専門講義2 | ||||
教員名 | 初見基 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 3・4 | 開講区分 |
文理学部
(他学部生相互履修可) |
科目群 | ドイツ文学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業形態 | 対面授業 |
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授業の形態 | 毎回,授業感想などの簡単な課題を出すことで出席確認とする。なお記してもらった課題は次の時間で氏名を伏したうえで全員分紹介する。 |
Canvas LMSコースID・コース名称 | F095062L5 2024ドイツ文化専門講義2(初見基・後・木4) |
授業概要 | 戦後ドイツの文化と社会:「想起文化」を中心に 以下に記した回毎の授業内容については,その順番は強調点などに若干の変更の可能性があり,このままのとおりに進められるとはかぎらない。 |
授業のねらい・到達目標 | 戦後ドイツの文化と社会を,思想史的観点から,文学などをも参照しつつ概観することを通じて,ドイツ文化の一端に触れ,日本の戦後社会・文化について自己の観点から判断する能力をつける。(A-1-4)(A-2-4) 物事を既存の知識にとらわれず,ドイツ語圏・ヨーロッパの理路に基づいて論理的・批判的に考察し,その本質を捉えた上で他者に説明する能力を身につける。(A-3-4) ドイツ語圏・ヨーロッパに関わる資料や事象から見出される問題を発見し,それを自らの問題と結びつけつつ,専門的知識に加えて独自性をもって解決する力をつける。(A-4-4) この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP1,DP2,DP3,DP4及びカリキュラムポリシーCP1,CP2,CP3,CP4に対応しています。 |
授業の形式 | 講義 |
授業の方法 | プリント資料を配付して,適宜これを参照しながら講義を行なう。映像資料なども使用する。 本授業の事前・事後学習は,合わせて4時間の学習を目安とします。 課題の提出方法やフィードバック方法については,授業内で説明します。 |
履修条件 | 学科の履修規程による |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス,導入:ドイツの「戦後」の社会と文化について,1945年から1970年代までを概括して話す。
【事前学習】日本とドイツにおいて「戦後」とはどういう時代であるのかを各自で考えておく。(A-1-3)(A-1-4) (2時間) 【事後学習】授業内容をまとめる。(A-1-3)(A-1-4) (2時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
1945年から1990年にいたる東西両ドイツの歩みについて概観したうえで,「冷戦以後」の現在の社会の一面を見る。
【事前学習】「世界の冷戦構造」とはどのような事態を意味していたのか,調べる。(A-1-3)(A-1-4) (2時間) 【事後学習】「冷戦」と「冷戦以後」の相異について考えをまとめる。(A-1-3)(A-1-4)(A-3-3)(A-4-3) (2時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
歴史家論争(1):1980年代半ばの西ドイツにおける歴史への向かい方について概説する。
【事前学習】「歴史」「歴史記述」とは何か,考えておく。(A-1-3)(A-1-4)(A-3-3)(A-4-3) (2時間) 【事後学習】プリントをよく読んで授業内容を確認する。(A-1-3)(A-1-4)(A-3-3)(A-4-3) (2時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
歴史家論争(2):「歴史家論争」の思想史的意味について概論する。
【事前学習】前回授業内容を振り返り,「歴史家論争」についておおまかな知識を得ておく。(A-1-3)(A-1-4)(A-3-3)(A-4-3) (2時間) 【事後学習】プリントをよく読んで授業内容を確認する。(A-1-3)(A-1-4)(A-3-3)(A-4-3) (2時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
内容確認:これまでの授業内容について内容確認をしたうえで,一定の項目について議論する。
【事前学習】これまでの授業内容をプリントなどを読み返して復習する。(A-1-3)(A-1-4)(A-3-3)(A-4-3) (2時間) 【事後学習】授業と議論内容を踏まえて,自分の考えをまとめる。(A-1-3)(A-1-4)(A-3-3)(A-4-3) (2時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
東西ドイツの再統一(1):東ドイツの崩壊過程,ならびにそこで起きた諸議論を紹介する。
【事前学習】東西ドイツの分断がどういうものであったのか,映画や文学作品であらかじめ触れておく。(A-1-3)(A-1-4)(A-3-3)(A-4-3) (2時間) 【事後学習】プリントをよく読んで授業内容を確認する。(A-1-3)(A-1-4)(A-3-3)(A-4-3) (2時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
東西ドイツの再統一(2):ドイツ統一の過程でどのような議論があったか,そしてどのような可能性がありえたかを紹介する。
【事前学習】ドイツ再統一の経緯などを調べておく。(A-1-3)(A-1-4)(A-3-3)(A-4-3) (2時間) 【事後学習】プリントをよく読んで授業内容を確認する。(A-1-3)(A-1-4)(A-3-3)(A-4-3) (2時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
東西ドイツの再統一(3):ドイツ統一直後の社会的な動き,とりわけ政治文化の変動について概説する。
【事前学習】前回までの2回の授業内容をよく理解しておく。(A-1-3)(A-1-4)(A-3-3)(A-4-3) (2時間) 【事後学習】プリントをよく読んで授業内容を確認する。(A-1-3)(A-1-4)(A-3-3)(A-4-3) (2時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
東西ドイツの再統一(3):ドイツ統一直後の社会的な動き,とりわけ政治文化の変動を背景に,1990年代の文化状況について概説する。
【事前学習】前回までの3回の授業内容をよく理解しておく。(A-1-3)(A-1-4)(A-3-3)(A-4-3) (2時間) 【事後学習】プリントをよく読んで授業内容を確認する。(A-1-3)(A-1-4)(A-3-3)(A-4-3) (2時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
内容確認:「東西ドイツ再統一」を中心に内容確認をしたうえで,議論する。
【事前学習】第6回から第9回のの授業内容をプリントなどを読み返して復習する。(A-1-3)(A-1-4)(A-3-3)(A-4-3) (2時間) 【事後学習】授業と議論内容を踏まえて,自分の考えをまとめる。(A-1-3)(A-1-4)(A-3-3)(A-4-3) (2時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
想起文化(1):「想起文化」について概説する。
【事前学習】現在のドイツ社会の問題などを新聞などを通して見ておく。(A-1-3)(A-1-4)(A-3-3)(A-4-3) (2時間) 【事後学習】授業内容を振り返り理解に努める。(A-1-3)(A-1-4)(A-3-3)(A-4-3) (2時間) 【授業形態】対面授業 |
12 |
想起文化(2):「想起文化」をめぐり,具体的な例を示して,その拡がりを紹介する。
【事前学習】前回授業内容を,プリントを読んでよく理解しておく。(A-1-3)(A-1-4)(A-3-3)(A-4-3) (2時間) 【事後学習】ドイツの想起文化は日本で受容しうるかどうかを考えておく。(A-1-3)(A-1-4)(A-3-3)(A-4-3) (2時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
現代の日本とドイツの社会と文化における共通点と相違点について,受講者の意見を聞き議論をする。
【事前学習】これまでの授業内容全体を振り返り,とくに関心のある項目を抽出しておく。(A-1-3)(A-1-4)(A-3-3)(A-4-3) (2時間) 【事後学習】(A-1-3)(A-1-4)(A-3-3)(A-4-3)授業での議論内容を踏まえて自分の考えをまとめる。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
前回議論をさらに進めて深化させる。(A-8-4)
【事前学習】前回議論を踏まえ,レポート準備をする。(A-8-4) (2時間) 【事後学習】授業での議論内容を踏まえて考えをもういちどまとめなおす。(A-8-4) (2時間) 【授業形態】対面授業 |
15 |
レポート内容を簡単に即して,議論をする。(A-8-4)
【事前学習】前回議論を踏まえ,レポートを完成に近づける。(A-8-4) (2時間) 【事後学習】授業での議論内容を踏まえて自らの考えを暫定的にまとめる。(A-8-4) (2時間) 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
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教科書 | 必要文献は授業時に配布する。 |
参考書 | 三島憲一 『戦後ドイツ (岩波新書)』 岩波書店 1987年 三島憲一 『現代ドイツ (岩波新書)』 岩波書店 2006年 熊谷徹 『日本とドイツ ふたつの「戦後」 (集英社新書)』 集英社 2015年 その他,授業時に適宜紹介する。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート(60%)、授業内課題(40%) 「授業内テスト」の課題については授業時に説明する。 「授業内課題」は,授業内での発言および毎回求める課題・リアクションペーパー等で評価する。 |
オフィスアワー | 電子メール連絡,あるいは授業前後の休み時間を用いる。 後者の場合,あらかじめ電子メールで問い合わせておくこと。 |