検索したい科目/教員名/キーワードを入力し「検索開始」ボタンをクリックしてください。
※教員名では姓と名の間に1文字スペースを入れずに、検索してください。
令和2年度以降入学者 | ドイツ文学演習6 | ||||
---|---|---|---|---|---|
令和元年度以前入学者 | ドイツ文学演習6 | ||||
教員名 | 川尻竜彰 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 3・4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | ドイツ文学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業形態 | 対面授業 |
---|---|
Canvas LMSコースID・コース名称 | F101062S5 2024ドイツ文学演習6(川尻竜彰・後・金3) |
授業概要 | ドイツ詩を理解するために必要な基本的知識を学修する。様々な詩の約束事を実例を介しながら学んでいき、詩を味読するための基礎を作る。 |
授業のねらい・到達目標 | 詩の内容を理解するにとどまらず、形式を踏まえたうえで、形式と内容がどのように結びついているのか、そしてそれがどのような効果を与えるのかを様々な観点から考察できる。(A-3-4,A-4-4) この科目は文理学部の学士(文学)のDP及びCP3,4に対応しています。 |
授業の形式 | 演習 |
授業の方法 | 詩の形式分析についての入門テクストを読みつつ、そのつどテーマに沿った詩を取り上げ、精読・分析していく。 試験のフィードバックの方法については、授業内で説明する。 |
履修条件 | 学科の履修規定による。 |
授業計画 | |
---|---|
1 |
ガイダンスおよび導入 授業の進め方について説明する。前期で学修したことを復習する。
【事前学習】テキストの63~67ページにもう一度目を通しておくこと。 (1時間) 【事後学習】詩脚、カデンツ、揚格の数についてもう一度確認しておくこと。 (1時間) |
2 |
アレクサンドリーナーのように定まった形の詩行について学ぶ。 Vers communについて 【事前学習】テキストの67ページを読んでくること。 (1時間) 【事後学習】アレクサンドリーナーとの違いをまとめておくこと。 (1時間) |
3 |
Endecasillabo, Blankversについて
【事前学習】テキストの68ページを読んでくること。 (1時間) 【事後学習】Vers commun, Endecasillabo, Blankversについてその違いをまとめておくこと。 (1時間) |
4 |
揚格の数が6個の場合。ペンターメター、ヘクサーメターについて学ぶ。
【事前学習】テキストの68~70ページを読んでくること。 (1時間) 【事後学習】ゲーテの„Reinecke Fuchs“を慣れるまで抑揚をつけて音読すること。 (1時間) |
5 |
自由律の例としてネリー・ザックスの„Einer wird den Ball“を読む。
【事前学習】ネリー・ザックスについて調べて、„Einer wird den Ball“を訳しておくこと。 (A-3-4) (2時間) 【事後学習】„Einer wird den Ball“にアクセント記号を付け、音読すること。 (1時間) |
6 |
自由律の例としてトラークルの „Grodek“ を読む。
【事前学習】トラークルについて調べて、„Grodek“を訳しておくこと。 (A-3-4) (2時間) 【事後学習】„Grodek“にアクセント記号を付け、音読すること。 (1時間) |
7 |
押韻について学修する。
【事前学習】テキストの71~72ページを読んでくること。 (1時間) 【事後学習】今までとりあげた詩の押韻のタイプを調べておくこと。 (1時間) |
8 |
ソネット等の種々の定型について学ぶ。 (1)Sonett
【事前学習】テキストの72~73ページを読んでくること。 (1時間) 【事後学習】グリュフィウスの„Es ist alles eitell“を形式と内容を意識しながら音読してみること。 (1時間) |
9 |
種々の定型について。 (2) Stanze, Terzine
【事前学習】テキストの73~75ページを読んでくること。 (1時間) 【事後学習】ホフマンスタールの„Tertinen Ⅱ“を形式と内容を意識しながら音読してみること。 (1時間) |
10 |
定型を使った実例としてトラークルの„Verfall“を読む。
【事前学習】„Verfall“を訳し、抑揚をつけて音読してくること。 (2時間) 【事後学習】„Verfall“の内容と形式の関連について考えてみること。(A-4-4) (1時間) |
11 |
ヘルダーリンの „ Sonnenuntergang“(1) アルカイオス・オーデについて。
【事前学習】ヘルダーリンの „ Sonnenuntergang“を強弱に気をつけながら読んでくること。 (A-3-4) (1時間) 【事後学習】„ Sonnenuntergang“を慣れるまで何度も音読すること。 (1時間) |
12 |
ヘルダーリンの „ Sonnenuntergang“(2) „ Sonnenuntergang“の原型である„ Dem Sonnengott“と比較検討してみる。 【事前学習】„ Dem Sonnengott“を訳し、„ Sonnenuntergang“と比較し、変わらない部分、変わった部分を調べてみること。(A-3-4) (2時間) 【事後学習】„ Dem Sonnengott“を慣れるまで何度も音読すること。 (1時間) |
13 |
ヘルダーリンの „ Sonnenuntergang“(3) „ Sonnenuntergang“に付曲されたもののうち、ペーター・コルネリウスとヴィクトル・ウルマンを取り上げ、一つの解釈として検討してみる。 【事前学習】„ Sonnenuntergang“を自分なりに解釈してみること。(A-4-4) (2時間) 【事後学習】その他の作曲家による付曲も聞いてみること。 (1時間) |
14 |
ヘルダーリンの „ Hälfte des Lebens“ 頌歌(Hymne)について。
【事前学習】„ Hälfte des Lebens“をアクセントをつけて読んでくること。 (A-3-4) (2時間) 【事後学習】„ Hälfte des Lebens“を自分なりに解釈してみること。 (A-4-4) (1時間) |
15 |
授業内試験とその解説を行う。
【事前学習】第1回から第14回に学んだことを整理しておくこと。 (1時間) 【事後学習】試験終了後、自分の答案を振り返り、分からなかったところ、間違ったところ、あやふやなところを書き留めておく。 (1時間) |
その他 | |
---|---|
教科書 | プリント使用 |
参考書 | 使用しない |
成績評価の方法及び基準 | 授業内テスト(70%)、授業参画度:毎授業ごとのテキスト訳やその下調べ度合いで評価する。(30%) |
オフィスアワー | 金曜 12:50 ~ 13:00, 14:30 ~ 14:40, 16:10 ~ 16:20 本館2階講師室、または授業終了後教室にて質問等を受け付ける。 |