文理学部シラバスTOP > 文理学部 > 心理学科 > 臨床心理学概論
日本大学ロゴ

臨床心理学概論

このページを印刷する

令和2年度以降入学者 臨床心理学概論
教員名 河野千佳
単位数    2 学年    1 開講区分 文理学部
科目群 心理学科
学期 前期 履修区分 必修
授業形態 対面授業
授業の形態 授業の性質上、心理検査の演習回を欠席した場合には、検査用具・用紙に触れられないことがある。
基本的には遠隔対応は行わない。
Canvas LMSコースID・コース名称 L011101809 2024臨床心理学概論(河野千佳・前・木1)
授業概要 臨床心理学の成り立ちと代表的な理論を学ぶ。
公認心理師・臨床心理士としての実務経験をもとに、臨床心理学の基本事項について解説する。
授業のねらい・到達目標 【公認心理師受験資格取得に必要な科目】
臨床心理学の歴史的経緯、研究法上の特色などについて理解し説明できる。
臨床心理学の主要な理論について理解し説明できる。
この科目は文理学部(学士(心理学))のディプロマポリシーDP1,DP2及びカリキュラムポリシーCP1,CP2に対応している。
・学習から得られた豊かな知識と教養、及び、自己の倫理観に基づいて、心理学をはじめとする学問が直面する倫理的課題を説明することができる(A-1-3)。
・現代社会が直面しているさまざまな問題の多様性を理解した上で、心理学を活かしながら説明することができる(A-2-3)。
授業の形式 講義、演習
授業の方法 授業では必要に応じて資料を配布する。
臨床心理学の基本事項を説明し、身近な事柄・事象を入れながら解説を行う。
授業内のレポートはそれぞれの締め切りが設定される。
期末試験は指定した日時に実施する。詳細については授業時に説明する。
授業の進行順序は入れ替えるなどの変更をすることがあるので、指示を確認すること。
なお、授業の性質上、心理検査の演習回を欠席した場合には、検査用紙に触れられない。
課題の提出方法、フィードバック方法等の詳細については、授業時に説明する。
履修条件 心理学科在籍者のみ受講可
授業計画
1 ガイダンス 授業のテーマや到達目標及び授業の方法について説明する  (A-1-3)
臨床心理学の学習、心はどこにあるのか
【事前学習】シラバスを読んでくること。教科書の目次を読みシラバスに該当する箇所を把握しておく (1時間)
【事後学習】授業の進め方について理解する。臨床心理学の学習について理解する (2時間)
【授業形態】対面授業
2 臨床心理学の成り立ちと概観 臨床心理学とは  (A-1-3)   
基本的概念 倫理について
【事前学習】臨床心理学のイメージについて考えておくこと (2時間)
【事後学習】授業で取り扱った事柄について理解し、臨床心理学とは何か説明できるようにする。 (2時間)
【授業形態】対面授業
3 臨床心理学の基礎的な理論  (A-2-3) 
“きかない”から見えてくるカウンセリング 傾聴とは
【事前学習】カウンセリングとは何か、話をきくということはどのようなことか考えておく (2時間)
【事後学習】授業で取り扱った事柄について理解し、傾聴するとは何か説明できるよう整理する (2時間)
【授業形態】対面授業
4 臨床心理学の代表的な理論  (A-2-3) 
臨床心理学の対象者 カウンセラーの基本的態度 ラポール
【事前学習】C.ロジャーズについて調べておく (2時間)
【事後学習】授業で取り扱った事柄について理解し、ロジャーズが考えるカウンセラーの条件について説明できるようにしておく (2時間)
【授業形態】対面授業
5 臨床心理学の基礎的な理論  (A-2-3) 
エリクソンのライフサイクル理論について  発達とは何か
【事前学習】E.H.エリクソンについて調べておくこと (2時間)
【事後学習】授業で取り扱った事柄について理解し、エリクソンのライフサイクル理論について説明できるようにしておく (2時間)
【授業形態】対面授業
6 臨床心理学の代表的な理論 (A-2-3) 
フロイトの理論 防衛機制について  フラストレーション耐性
【事前学習】S.フロイトについて調べておく (2時間)
【事後学習】授業で取り扱った事柄について理解し、防衛機制について例を挙げながら説明できるようにしておく (2時間)
【授業形態】対面授業
7 臨床心理学の基本的概念 (A-2-3) 
心の健康とは
【事前学習】心の健康について考えておくこと (2時間)
【事後学習】授業で取り扱った事柄について理解し、心の健康についてその内容を説明できるようにしておく (2時間)
【授業形態】対面授業
8 主な精神疾患について  (A-2-3)
【事前学習】耳にしたことのある精神疾患についてまとめておく (2時間)
【事後学習】授業で扱った主な精神疾患について説明できるようにしておく (2時間)
【授業形態】対面授業
9 主な心身症について  死の受容について  (A-2-3)
【事前学習】耳にしたことのある心身症についてまとめておく (2時間)
【事後学習】授業で取り扱った事柄について理解し、説明できるようにしておく (2時間)
【授業形態】対面授業
10 パーソナリティとは 心理検査とは (A-2-3) 
パーソナリティ  心理検査  実施上の留意点
【事前学習】パーソナリティとは何か調べておく (2時間)
【事後学習】心理検査の実施にあたって留意すべき点について説明できるようにしておく。 (2時間)
【授業形態】対面授業
11 心理検査Aの実施 (A-2-3) 
質問紙検査の受検者体験 心理検査とはどのようなものか
【事前学習】自分の特性について考えておく (2時間)
【事後学習】心理検査について理解しておく (2時間)
【授業形態】対面授業
12 心理検査Aの解説  (A-2-3)
検査者体験  心理検査から分かること
【事前学習】自分について考えておく (2時間)
【事後学習】授業で取り扱った事柄について理解し、説明できるようにしておく (2時間)
【授業形態】対面授業
13 心理検査Bの実施と解説  (A-2-3)    
受検者・検査者体験  心理検査から分かること
【事前学習】心理検査について理解しておく (2時間)
【事後学習】授業内で扱ったことを理解しておく (2時間)
【授業形態】対面授業
14 授業内テストと解説 (A-2-3)
【事前学習】第1回から第13回までの内容を復習しておくこと (2時間)
【事後学習】学習した内容を再度整理する (2時間)
【授業形態】対面授業
15 振り返りとまとめ  (A-2-3) 
自己分析 公認心理師コースについて
【事前学習】これまで学んだことをまとめる (3時間)
【事後学習】臨床心理学とは何か、整理する (2時間)
【授業形態】対面授業
その他
教科書 横田正夫編著/津川律子・篠竹利和・山口義枝・菊島勝也・北村世都 『ポテンシャル臨床心理学 (テキストライブラリ心理学のポテンシャル)』 サイエンス社 2016年 第1版
教科書を自己学習することが基本であり、自己学習したうえで、講義を活用すること。
参考書 必要に応じて授業の中で適宜紹介する。
成績評価の方法及び基準 レポート:レポートは求めるテーマと内容、提出状況を合わせて評価する(45%)、授業内テスト:期末テストによって評価する。(45%)、授業参画度:授業参画度は毎回のリアクションペーパー等で評価する(10%)
オフィスアワー リアクションペーパーやレポートを通しての質問を受け付ける。一人の質問はみんなの質問として授業内で扱っていくようにする
備考 シラバスの内容は学生の学修状況を考慮して変更することがある。

このページのトップ