検索したい科目/教員名/キーワードを入力し「検索開始」ボタンをクリックしてください。
※教員名では姓と名の間に1文字スペースを入れずに、検索してください。
令和2年度以降入学者 | 心理学実験 | ||||
---|---|---|---|---|---|
教員名 | 望月正哉/内藤佳津雄・大森馨子・福島由衣・山本真菜・依田麻子・玉木賢太郎・伊藤栞 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 2 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 心理学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 必修 |
授業形態 | 対面授業 |
---|---|
授業の形態 | 10クラス(担当教員8名)に分かれて実験・実習の授業を実施します。クラス指定を間違わないように注意すること。 |
Canvas LMSコースID・コース名称 | L072101838 望月 月1・2 L077101838 大森 月3・4 L900101838 伊藤 火1・2 L070101838 依田 火3・4 L078101838 山本 水1・2 L071101838 依田 水3・4 L074101838 内藤 木1・2 L073101838 望月 金1・2 L076101838 福島 金3・4 L075101838 玉木 土1・2 |
授業概要 | 心理学に対する認識を深めるために,心理学の科学的知識獲得の基本的な方法である実験的手法,データ解析,科学的なレポートの作成を実践する。この目的を達成するために,心理学の行動実験を実施し,得られたデータに基づいて行動の背景にあるメカニズムを考察する。最終的には,それらの内容をレポートとして報告する。 |
授業のねらい・到達目標 | 【公認心理師受験資格取得に必要な科目】 <授業のねらい> 心理学は実証科学である。実証科学としての心理学を実践するためには,実際に心理学がどのような方法によってデータを取得,分析し,解釈するのかを理解する必要がある。授業では,実験及び調査の計画の立案,実施,データの解釈に必要な統計に関する実践的知識を身につける。また,最終的には,それらの内容を文章としてまとめ他者に正確に伝えるためのスキルを身につける。 <到達目標> ・心理学における研究法の基礎を理解し,それを実験として実施できる。 ・取得したデータを適切な統計的手法を用いて分析できる。 ・テーマに関連した文献を収集し,その内容を適切にまとめることができる。 ・データや収集した情報をまとめ,心理学論文の作法に従ったかたちでレポートにまとめることができる。 <ディプロマ・ポリシーとの関係> この科目は文理学部(学士(心理学))のディプロマポリシーDP5,6およびカリキュラムポリシーCP5,6に対応している。 <日本大学教育憲章との関係> ・新しい課題に取り組む意識を持ち,そのために必要な情報を収集することができる。(A-5-2) ・他者の意見を聴き取って,自分と異なる価値観を理解・尊重することができる。(A-6-2) |
授業の形式 | 実験、実習 |
授業の方法 | 受講生は2~4名程度のグループを構成し,グループ単位でテーマに沿った実験を行う。実験実施後は,PCを使用してデータの解析を実施する。分析やレポートの執筆にはPCを使用することから授業時には必ずPCを持参する。自身のPCの持参が難しい場合は,学科事務室からPCを借りることができるので,授業前に学生証を持参し借り出しておくこと。 本授業は,1.5時限×15回=45時間と換算され,単位は1となるため事前・事後学習は設定されない。しかし,授業時間内でレポートを仕上げることは,ほとんどの受講者にとっては困難なため,授業時間外にも学習が必須となることが多い。提出されたレポートのフィードバックとして,翌週以降に授業内で解説,講評をする。 授業に関する連絡は授業中に加え,LMSでも行われるので,こまめに確認する必要がある。担当教員によって授業における指示や連絡事項の詳細は異なる。そのため,授業中の指示とLMSをよく確認することが重要となる。 なお,急な体調不良で欠席する場合には,体調が回復後速やかに担当教員にLMSのEメール機能を用いて連絡をとること。感染症罹患による出席停止による欠席の場合はその旨をEメールで申し出たうえで,回復後に保健室の指示に従い書類を提出する必要がある。 |
履修条件 | 平成29年度以前入学者については,「心理学基礎実験・実習1」,「心理学基礎実験・実習2」の読み替え先が心理学実験の各クラスに振り分けられている。履修する際には心理学科事務室に相談の上,指定されたクラスを履修すること。 |
授業計画 | |
---|---|
1 |
ガイダンス:授業の進め方について説明と文献の調べ方(A-5-2)
【事前学習】シラバスを十分に読み,今期に取り組む内容について理解する。 (1時間) 【事後学習】教科書1の2章を読み,心理学における文献の調べ方を把握する。 (1時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
視覚世界の不思議を知る:ミュラー・リヤーの錯視(1)(A-5-2) 実験計画の理解と実験の実施,データの集計 【事前学習】教科書第3章を読み,実施内容を予習する (1時間) 【事後学習】t検定の方法について教科書2を参照し,予習する (1時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
視覚世界の不思議を知る:ミュラー・リヤーの錯視(2)(A-6-2) データ分析 【事前学習】レポートの書き方の構成要素に対応した部分を書いておく (1時間) 【事後学習】分析結果をまとめて,論文の形式でまとめる (1時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
心理学におけるレポートの書き方(A-5-2)
【事前学習】教科書第2章を読み,レポートの構成要素を把握する (1時間) 【事後学習】レポートを完成させて提出する (1時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
触覚経験の特徴を知る:触2点閾の測定(1)(A-5-2) 実験計画の理解と実験の実施,データの集計 【事前学習】教科書第4章を読み,実施内容を予習する (1時間) 【事後学習】t検定の方法について教科書2を参照し,予習する (1時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
触覚経験の特徴を知る:触2点閾の測定(2)(A-6-2) データ分析とレポートの作成 【事前学習】教科書第4章と関連文献を参照し,序論と方法を完成させる (1時間) 【事後学習】レポートを完成させて提出する (1時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
学習の転移はみられるか:両側性転移(1)(A-5-2) 実験の実施とデータの集計 【事前学習】教科書第5章を読み,実施内容を予習する (1時間) 【事後学習】教科書第5章と関連文献を参照し,序論と方法の執筆を進める (1時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
学習の転移はみられるか:両側性転移(2)(A-6-2) データ分析 【事前学習】分散分析の方法について教科書2を参照し,予習する (1時間) 【事後学習】分析結果をまとめて,論文の形式でまとめる (1時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
学習の転移はみられるか:両側性転移(3)(A-6-2) データ分析とレポートの作成 【事前学習】教科書第5章と関連文献を参照し,序論と方法を完成させる (1時間) 【事後学習】レポートを完成させて提出する (1時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
認知競合を知る:ストループ効果(1)(A-5-2) 実験計画の理解と実験の実施,データの集計 【事前学習】教科書第6章を読み,実施内容を予習する (1時間) 【事後学習】教科書第6章と関連文献を参照し,序論と方法の執筆を進める (1時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
認知競合を知る:ストループ効果(2)(A-6-2) データ分析とレポートの作成 【事前学習】分散分析の方法について教科書2を参照し,予習する (1時間) 【事後学習】レポートを完成させて提出する (1時間) 【授業形態】対面授業 |
12 |
イメージを測定する:セマンティック・ディファレンシャル(SD)法(1)(A-5-2) 実験計画の理解と実験の実施,データの集計 【事前学習】教科書第9章を読み,実施内容を予習する (1時間) 【事後学習】教科書第9章と関連文献を参照し,序論と方法の執筆を進める (1時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
イメージを測定する:セマンティック・ディファレンシャル(SD)法(1)(A-6-2) データ分析とレポートの作成 【事前学習】相関分析の方法について教科書2を参照し,予習する (1時間) 【事後学習】レポートを完成させて提出する (1時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
実験を立案する:研究の計画と実施(1)(A-5-2) 実験計画の理解と実験の実施,データの集計 【事前学習】教員の指示に従い教科書1の該当章を読む (1時間) 【事後学習】教科書1の該当章と関連文献を参照し,序論と方法の内容をまとめる (1時間) 【授業形態】対面授業 |
15 |
実験を立案する:研究の計画と実施(2)(A-6-2) データ分析とレポートの作成 【事前学習】実験内容に適した分析方法を確認し,教科書2を参照して予習する (1時間) 【事後学習】教員の指示に従い,レポートを完成させて提出する (1時間) 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
---|---|
教科書 | 厳島行雄・依田麻子・望月正哉(編) 『ポテンシャル心理学実験』 サイエンス社 2019年 小宮あすか・布井雅人 『Excelで今すぐ始める心理統計―簡単ツールHADで基本を身につける―』 講談社 2018年 |
参考書 | 使用しない |
成績評価の方法及び基準 | レポート:実験に関する6つのレポートの提出数と内容による評価(60%)、授業参画度:実験参加への積極性,役割についての評価(40%) 実験・実習の授業であることから,実験の実施への参画の水準が参画度として評価される。レポートに関しては,提出数だけでなく,その内容によって評価がされる。感染症罹患のための出席停止による欠席の場合は,成績評価に際して不利益が生じないように配慮する。 |
オフィスアワー | 最初の授業で各担当教員より伝達される。授業終了後に質問を受け付けることも可能である。 |
備考 | 1回目の授業では,実験・実習の授業を受講するうえで重要なお知らせがあることから必ず出席してください。データ収集,データ分析,レポート執筆のために用いるPCは各自が持参することが望ましいですが,持参が難しい場合は学科で借りることが可能です。 |