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心理演習B

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令和2年度以降入学者 心理演習B
教員名 畦地良平
単位数    1 学年    3 開講区分 文理学部
科目群 心理学科
学期 後期 履修区分 選択必修
授業形態 対面授業
授業の形態 本授業は対面授業である。遠隔による授業参加は原則認めない。

やむを得ず遠隔授業参加となった場合でも、心理検査道具の使用等、公認心理師の職業倫理として遠隔による共有が不適切であると考えられる内容については、対面授業とまったく同質を担保することは困難である。
Canvas LMSコースID・コース名称 L100101849 2024心理演習B(畦地良平・後・水1・水2)
授業概要 本授業は担当教員の公認心理師,臨床心理士としての実務経験をもとに下記の内容を行う。

公認心理師として必要とされる知識及び技能の基本的水準の修得。
心理支援に関する具体的場面を設定した演習を実施する。
授業のねらい・到達目標 【公認心理師コース科目(受験資格取得に必要な科目)】
自己を振り返り,自らの資質について検討することができる。
公認心理師としての知識及び技能の基本的な水準の修得を目的とする。
心理に関する支援を要する者等に関するコミュニケーション、心理検査、心理面接、地域支援等の知識及び技能の習得を目標とする。
心理に関する支援を要する者等の理解とニーズの把握及び支援計画の作成、心理に関する支援を要する者等の現実生活を視野に入れたチームアプローチ、多職種連携及び地域支援、公認心理師としての職業倫理及び法的義務について、理解し説明できるようになることを目指す。

他者の意見を聴き取って,自分と異なる価値観を理解・尊重することができる(A-6-2)
自己を振り返り,自らの資質について検討することができる(A-8-2)

この科目は文理学部(学士(心理学))のディプロマポリシーDP6,DP8及びカリキュラムポリシーCP6,CP8に対応しています。
授業の形式 演習
授業の方法 授業の形式:【演習,実技】
講義、ロールプレイング、事例検討、グループ学習を通して、支援者としての姿勢を身につけていく。逐語記録の提出等の課題作業もある。
課題の提出およびフィードバックは、授業内もしくはLMSを通じて行う。
学校指定感染症等の罹患により大学への入構ができない場合は予め担当教員に連絡して指示を受けること。
履修条件 公認心理師コース受講許可(3年次)を得ている者
授業計画
1 授業についてのオリエンテーション(A-6-2)
支援者としての姿勢、公認心理師としての職業倫理及び法的義務を理解する。
【事前学習】公認心理師としての職業倫理について復習しておくこと。 (2時間)
【事後学習】関連法規および職業倫理の復習を行い、疑問点をまとめる。 (2時間)
【授業形態】対面授業
2 心理支援に関するロールプレイング(1) (A-6-2)
心理支援者役、被支援者役になり、設定事例に対して必要な心理支援計画を考え、支援計画に基づいて、心理面接、心理検査等を施行する。ワークを通じ疑問を持って聞き取る力を養う。
【事前学習】2年次に学んだ積極的傾聴について復習しておく (2時間)
【事後学習】明細化や明確化についての理解を整理する (2時間)
【授業形態】対面授業
3 心理支援に関するロールプレイング(2) (A-6-2)
心理支援者役、被支援者役になり、設定事例に対して必要な心理支援計画を考え、支援計画に基づいて、心理面接、心理検査等を施行する。シナリオRPを通じて、心理支援者役の姿勢が被支援者役に与える影響について考える。
【事前学習】積極的傾聴を日常生活にて実践する (2時間)
【事後学習】支援者の姿勢が要心理支援者に与える影響について復習する (2時間)
【授業形態】対面授業
4 心理支援に関するロールプレイング(3)   (A-6-2)
心理支援者役、被支援者役になり、設定事例に対して必要な心理支援計画を考え、支援計画に基づいて、心理面接、心理検査等を施行する。被支援者役のニーズを抽出し、目標の合意を形成する。
【事前学習】模擬事例を作成しておく (2時間)
【事後学習】作成事例を用いたRP体験について振り返りを行う (2時間)
【授業形態】対面授業
5 職業倫理と法的義務の理解(1) (A-6-2、A-8-2)
働く環境の中で起こりうるシナリオを通じ、多重関係の回避等心理支援を行う対象への公認心理師としての倫理感について学ぶ。
【事前学習】公認心理師法と職業倫理について復習しておく (2時間)
【事後学習】身の回りで起こりうる倫理的問題について授業と照らし合わせてまとめる (2時間)
【授業形態】対面授業
6 心理検査に関するロールプレイング(1) YG性格検査 (A-6-2、A-8-2)
検査者役、被検査者役になり、YG性格検査のロールプレイングを行い、施行・採点・集計を実習する。
【事前学習】YG性格検査の概要について予習しておく (2時間)
【事後学習】YG性格検査から得られた自身の性格傾向についてレポートにまとめる (2時間)
【授業形態】対面授業
7 心理検査に関するロールプレイング(2)ロールシャッハ・テスト(A-6-2)
検査者役、被検査者役になり、ロールシャッハ・テストの基本的実施法を習得する。
【事前学習】ロールシャッハ・テストの概要について予習しておく。 (2時間)
【事後学習】ロールシャッハ・テストのデータを整理する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
8 心理検査に関するロールプレイング(3)ロールシャッハ・テスト(A-6-2)
検査者役、被検査者役になり、ロールシャッハ・テストのデータ整理を行う。
【事前学習】ロールシャッハ・テストのデータ整理について質問点をまとめておく。 (2時間)
【事後学習】ロールシャッハ・テストの心理検査所見を作成する (2時間)
【授業形態】対面授業
9 心理検査に関するロールプレイング(4)ウェクスラー法(A-6-2、A-8-2)
検査者役、被検査者役になり、ウェクスラー法の考え方やそれによる検査の採点・集計について演習する。
【事前学習】ウェクスラー法の考え方について予習しておく (2時間)
【事後学習】演習した検査の結果についてレポートにまとめる (2時間)
【授業形態】対面授業
10 心理支援に関するロールプレイング(5)心理検査バッテリーの作成(A-6-2、A-8-2)
心理支援者役、被支援者役になり、設定事例に対して必要な心理支援計画を考え、支援計画に基づいて、心理面接、心理検査等を施行する。ニーズに基づいたアセスメントを行うためのクエスチョンを立て、それに答える心理検査バッテリーを組む演習を行う。
【事前学習】実習で行った各心理検査の特徴を復習しておく (2時間)
【事後学習】心理検査バッテリーの組み方を整理する (2時間)
【授業形態】対面授業
11 事例の理解(1)(A-6-2)
保健医療・産業・福祉分野からの事例報告を通して、支援を要する者等への理解とニーズの把握、および支援計画の作成について学ぶ。
【事前学習】保健医療・産業・福祉分野の心理職の役割について調べておく (2時間)
【事後学習】役割に応じた支援計画の作成について復習する (2時間)
【授業形態】対面授業
12 事例の理解(2)(A-6-2)
教育・司法犯罪分野からの事例報告を通して、支援を要する者等への理解とニーズの把握、および支援計画の作成について学ぶ。
【事前学習】教育・司法犯罪分野の心理職の役割について調べておく (2時間)
【事後学習】役割に応じた支援計画の作成について復習する (2時間)
【授業形態】対面授業
13 職業倫理と法的義務の理解(2) (A-6-2、A-8-2)
心理支援および心理検査のロールプレイ、事例の理解を踏まえ、ロールプレイを通じて公認心理師の職業倫理と法的義務の実際を学ぶ。
【事前学習】公認心理師の職業倫理、法的義務について復習しておく (2時間)
【事後学習】場面において公認心理師としての職業倫理をどのように発揮すべきか復習する (2時間)
【授業形態】対面授業
14 多職種連携と地域支援 (A-6-2)
支援を要する者等に対するチームアプローチの意義、および多職種間の連携と地域支援について理解する。事例に基づきディスカッションし、連携する各職種と心理職の役割と協働について理解する。
【事前学習】連携する各職種の役割や特徴について調べておく (2時間)
【事後学習】チームアプローチについて自分の考えをまとめておく (2時間)
【授業形態】対面授業
15 総括・振り返り・達成度の評価(A-8-2)
ここまでの授業内容の振り返りを行う。公認心理師として身につけるべき職能や倫理観について考えをまとめ、ディスカッションを行う。
【事前学習】授業内容の振り返りと、自分の課題についてまとめておく (2時間)
【事後学習】全体のディスカッションを踏まえ、心理支援について更に考察を重ねて復習する (2時間)
【授業形態】対面授業
その他
教科書 適宜資料を配布する。
参考書 適宜紹介する
成績評価の方法及び基準 授業参画度:授業内で実施するロールプレイや事例検討等への積極的参加、授業終了時の達成度、授業内・事後課題がある場合にはその内容を評価する。(100%)
〆切については学生教員間の対話により決定するが、決定した〆切については原則一切の遅延を認めない。
オフィスアワー 授業終了時直接,もしくはメールによって随時質疑応答を受け付ける。

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