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令和2年度以降入学者 | 卒業論文 | ||||
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教員名 | 望月正哉 | ||||
単位数 | 8 | 学年 | 4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 心理学科 | ||||
学期 | 通年 | 履修区分 | 選択 |
授業形態 | 対面授業(一部遠隔授業) |
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Canvas LMSコースID・コース名称 | L113101850 2024卒業論文(望月正哉・通・土6) |
授業概要 | 言語・コミュニケーションの心理学に関する実証的研究を実施し,そこから得られた知見を論文としてまとめる。 |
授業のねらい・到達目標 | <授業のねらい> 言語心理学やコミュニケーション心理学の分野におけるさまざまな話題について,これまでの研究を踏まえて課題を指摘し,その解決や発展につながる研究を実施する。研究では,さまざまなデータを収集し,それに対して適切なデータ解析手法を適用して,課題に対してデータに基づいた考察,提案を行う。それらの内容を最終的に,心理学における論文の形式にまとめる。 <到達目標> (1)先行研究を踏まえ,心理学研究に求められる要件を満たし,新規性をもったオリジナルの研究の計画を立案できる (2)計画に基づいて適切に実験・調査を実施できる (3)取得したデータについて適切な分析ができる (4)結果に対して学術的な考察を行い,それを論文としてまとめられる <ディプロマ・ポリシーとの関係> この科目は文理学部(学士(心理学))のDPおよびCPの4,5に対応している。 <日本大学教育憲章との関係> これまでに学んできた内容を集約し,そのなかから課題を見出し,独自の発想をもとづいてその課題に対する解決法を考案できるようになる(A-4-4)。 上記の点について,科学的な手法を実践するという一連の流れのなかで,人間の行動を捉えることができる(A-5-4) |
授業の形式 | 卒業論文・研究 |
授業の方法 | 十分な先行研究のレビューを行ったうえで,独自の観点から研究テーマを設定するとともに,指導教員との議論やゼミでの議論を重ねて研究としての精度を上げる。研究実施の方法は実験・調査を基本とするが,その具体的方法は研究のテーマに基づいて,議論のうえ決定する。下記の授業計画は一般的なものを示しており,その順序,必要時間等はテーマにより変化する。通年をかけて研究を実施するが,各時点で進捗状況を十分に確認して,必要に応じた作業を行うことが求められる。なお,本授業の事前・事後学習は,それぞれ5時間程度を目安とするが,段階やテーマにより,それよりも多い時間が必要となることもある。 オンライン型の授業ではZoom, Teamsを使用し議論を進める。授業は週1回のペースで進めるが,随時相談を行うことも可能である。なお,課題の提出,フィードバックはTeamsを利用して行う。 |
授業計画 | |
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1 |
研究テーマ選定のための議論(A-4-4)
【事前学習】本シラバスを十分に読み,通年で必要となる作業内容を把握する (5時間) 【事後学習】自身の興味を持つ研究領域のキーワードを選定し,関連する教科書を読み,内容をノートにまとめる (10時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
文献研究:文献の収集(A-5-4)
【事前学習】文献の収集方法を確認し,文献収集を始める (8時間) 【事後学習】収集した文献を整理し,リスト化する (8時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
文献研究:文献のレビュー(A-5-4)
【事前学習】収集した文献を読み,要点をノートにまとめる (10時間) 【事後学習】読んだ文献の課題や疑問点をノートにまとめる (5時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
問題の明確化(A-5-4)
【事前学習】前回まとめた内容を概観し,検討すべきポイントを取り出す (7時間) 【事後学習】明確化した問題に対し,どのようなアプローチがあるか検討する (9時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
目的の明確化(A-4-4)
【事前学習】検討すべきポイントのうち,研究としてどれを取り上げるか検討する (5時間) 【事後学習】実証研究レベルだけでなく,理論研究の文献もレビューする (11時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
研究仮説の設定(A-4-4)
【事前学習】目的となるテーマの背景にある人間行動を想定し,それが触れられた関連書籍を読む (8時間) 【事後学習】設定した仮説が理論的な整合性をもつか,文献と照合する (8時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
実験・調査方法の立案(A-4-4)
【事前学習】類似するテーマの研究で採用されている方法を確認する (7時間) 【事後学習】大まかな研究計画を文章でまとめる (9時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
計画立案:実験計画の決定(A-4-4)
【事前学習】目的・仮説をもとに妥当な計画の草案をつくる (9時間) 【事後学習】計画に基づいた分析方法を確認する (9時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
計画立案:サンプルサイズの決定(A-4-4)
【事前学習】類似するテーマの研究におけるサンプルサイズを確認する (5時間) 【事後学習】決定したサンプルサイズの収集方法を考える (6時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
計画立案:刺激等の作成と選定(A-4-4)
【事前学習】類似するテーマの研究で使用されている刺激等を確認する (6時間) 【事後学習】必要な刺激等を準備し,十分に統制されたものであるか確認する (10時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
計画立案:手続きの明確化(A-4-4)
【事前学習】具体的な流れを文章化する (8時間) 【事後学習】一連の流れをスムーズに実施できるようマニュアルを作成する (10時間) 【授業形態】対面授業 |
12 |
計画立案:結果の予測の明確化(A-4-4)
【事前学習】仮説や先行研究で示されている結果を確認する (8時間) 【事後学習】仮説と実験計画,結果の予測に整合性があるか確認する (8時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
予備実験・調査の作成(A-4-4)
【事前学習】実施に必要な材料を準備する (9時間) 【事後学習】実施状況に不備がないか確認する (7時間) 【授業形態】オンデマンド型授業 |
14 |
予備実験・調査データの実施(A-5-4)
【事前学習】実験・調査によって問題なくデータが取得できるか確認する (7時間) 【事後学習】収集したデータに対して必要な分析を実施する (9時間) 【授業形態】オンデマンド型授業 |
15 |
予備実験・調査のまとめ(A-4-4)
【事前学習】分析結果の傾向を把握する (6時間) 【事後学習】実施した内容で本実験・調査が可能かを検討する (6時間) 【授業形態】対面授業 |
16 |
実験・調査の修正(A-4-4)
【事前学習】予備実験・調査で不足している点や修正が必要な点をまとめる (9時間) 【事後学習】修正した内容で実験・調査が実施可能か検討する (7時間) 【授業形態】対面授業 |
17 |
実験・調査内容の最終確認(A-5-4)
【事前学習】実験・調査の一連の流れを再確認し,必要箇所は適宜修正する (8時間) 【事後学習】実際と同じ流れで数回実施し,データ取得が問題なくできているか確認する (8時間) 【授業形態】対面授業 |
18 |
実験・調査の実施(A-5-4)
【事前学習】実施に必要な機材・場所・人材のセッティングを済ませる (8時間) 【事後学習】実施状況に不備がないか確認する (5時間) 【授業形態】対面授業 |
19 |
データの分析:基礎集計(A-5-4)
【事前学習】実験・調査によって問題なくデータが取得できたか確認する (5時間) 【事後学習】作成した図表に対し,重要なポイントや検討ポイントを文章化する (13時間) 【授業形態】対面授業 |
20 |
データの分析:確認的分析(A-5-4)
【事前学習】実施予定の分析法の手順を確認する (5時間) 【事後学習】導出された結果に対し,重要なポイントや検討ポイントを文章化する (13時間) 【授業形態】対面授業 |
21 |
データの分析:説明的分析(A-5-4)
【事前学習】予測とは異なる部分をまとめ,どういった分析方法があるか調べる (5時間) 【事後学習】導出された結果に対し,重要なポイントや検討ポイントを文章化する (13時間) 【授業形態】対面授業 |
22 |
確認的分析に関する考察・議論(A-4-4)
【事前学習】第19回,20回で文章化した内容をまとめる (9時間) 【事後学習】考察となる文章の構成を考える (7時間) 【授業形態】対面授業 |
23 |
説明的分析に関する考察・議論(A-4-4)
【事前学習】第19回,21回で文章化した内容をまとめる (9時間) 【事後学習】考察となる文章の構成を考える (7時間) 【授業形態】対面授業 |
24 |
論文の執筆:序論の執筆(A-4-4)
【事前学習】第2−6回でまとめた内容を再確認する (7時間) 【事後学習】文章化した内容を推敲する (9時間) 【授業形態】オンデマンド型授業 |
25 |
論文の執筆:方法の執筆(A-4-4)
【事前学習】第7−12回でまとめた内容と実際に実施した内容を再確認する (7時間) 【事後学習】文章化した内容を推敲する (9時間) 【授業形態】オンデマンド型授業 |
26 |
論文の執筆:結果の執筆(A-4-4)
【事前学習】第19−21回でまとめた内容を再確認する (7時間) 【事後学習】文章化した内容を推敲する (9時間) 【授業形態】オンデマンド型授業 |
27 |
論文の執筆:考察の執筆(A-4-4)
【事前学習】第22−23回でまとめた内容を再確認する (7時間) 【事後学習】文章化した内容を推敲する (9時間) |
28 |
論文の確認・修正(A-4-4)
【事前学習】図表や引用文献など本体以外の部分をまとめる (8時間) 【事後学習】論文全体を精読し,推敲する。 (9時間) 【授業形態】対面授業 |
29 |
論文の完成(A-4-4)
【事前学習】提出の書式を再確認する (8時間) 【事後学習】論文要旨を作成する (9時間) 【授業形態】対面授業 |
30 |
研究報告(A-4-4)
【事前学習】報告に必要な資料を作成する (9時間) 【事後学習】報告で議論した内容を文章でまとめる (9時間) 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
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教科書 | なし |
参考書 | 適宜資料を配布する。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:論文の下書き(20%)、卒業論文(80%) レポートは,卒業論文の下書きとして,背景や方法に関するまとめを第12回に提出する。この内容はフィードバックし,修正したものを卒業論文で使用する。 |
オフィスアワー | 金曜5限 本館4階心理学科研究室403(04500)。それ以外は随時Teamsで受け付ける。 |