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令和2年度以降入学者 | 数学教育学概論 | ||||
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教員名 | 長尾篤志 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 3・4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 数学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業形態 | 対面授業 |
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Canvas LMSコースID・コース名称 | P08223A20 2024数学教育学概論(長尾篤志・後・金2) |
授業概要 | 我が国の中学校及び高等学校の数学教育の現状及び学習指導要領について理解する。 数学教育の目的と目標,中学校及び高等学校の数学科の内容と教材研究の仕方,数学的活動をどのように促すかということ,数学科での学習評価の在り方など数学教育の基礎的なことがらについて検討・学習する。 |
授業のねらい・到達目標 | <授業のねらい・到達目標> 主として、以下の2つことを目標とする。 ①算数・数学カリキュラムの変遷、生徒の学習状況などについて考察し、数学の指導の目的・目標・学習内容・方法・評価のあり方について理解し説明することができる。 ②①をふまえ、数学の授業を観察・分析したり、学習指導案を作成したりすることを通して、望ましい数学の授業のあり方について考察し自分の考えを表現することができる。 <ディプロマポリシーとの関係> この科目は, 文理学部(学士(理学))のディプロマポリシー DP1,3,6,7,8 及びカリキュラムポリシー CP1,3,6,7,8に対応しています。 <日本大学教育憲章との関係> ・学修から得られた豊かな知識と教養、及び、自己の倫理感に基づいて、数理科学の役割を説明することができる(A-1-2)。 ・数理科学に基づいて学んだ知識をもとに、物事の本質を論理的、客観的に捉えることができる(A-3-2)。 ・親しい人々とコミュニケーションを取り、自分の考えを説明することができる(A-6-2)。 ・学修活動において、自分の役割分担を理解し、他者と協働して作業をすることができる(A-7-2)。 ・自分の学修経験の振り返りを継続的に行い、分析することができる(A-8-2)。 |
授業の形式 | 講義、演習 |
授業の方法 | 必要に応じて講義形式や実演・演習形式をとる。授業動画を基に授業研究を進めたりすることもある。なお、実演・演習形式をとった場合には相互評価等を行い学生にフィードバックを行う。 |
授業計画 | |
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1 |
授業全体のガイダンスを行うとともに,全国学力学習状況調査の結果から中学生の学習状況について考察する。
【事前学習】学習指導要領を基に中学校数学の内容について確認するとともに,中学生が理解しにくいと思われる内容について整理しておく。 (2時間) 【事後学習】授業内容について振り返り,中学生の学習状況についての課題を整理する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
学習指導要領実施状況調査の結果から高校生の学習状況について考察する。
【事前学習】学習指導要領を基に高等学校数学の内容について確認するとともに,高校生が理解しにくいと思われる内容について整理しておく。 (2時間) 【事後学習】授業内容について振り返り,高校生の学習状況についての課題を整理する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
学習指導要領の変遷について理解する。
【事前学習】各自の履修した学習指導要領と平成29年・30年告示の学習指導要領の相違について整理しておく。 (2時間) 【事後学習】これまでの学習指導要領の特色について整理する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
学習指導要領を基に数学教育の目的・目標について考察する。
【事前学習】数学教育の目的について,各自で考えを整理しておく。 (2時間) 【事後学習】中学生や高校生の数学学習の現状を踏まえると,目標を実現するためにどのような指導が必要か検討する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
教材研究について理解するとともに,「数と式」にかかわる内容を例に教材研究のあり方を考察する。
【事前学習】中学校・高等学校の「数と式」にかかわる内容の問題で,面白いと思う(良問だと考える)問題を選び出しておく。 (2時間) 【事後学習】選び出した問題の「どこに面白さを感じるか」を整理するとともに,「数と式」にかかわる内容を通してどのような資質・能力を育てるのかを考察し整理する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
場合の数と確率の内容を例に教材研究のあり方を考察する。
【事前学習】中学校・高等学校の「場合の数と確率」の内容の問題で,面白いと思う(良問だと考える)問題を選び出しておく。 (2時間) 【事後学習】選び出した問題の「どこに面白さを感じるか」を整理するとともに,「場合の数と確率」の内容を通してどのような資質・能力を育てるのかを考察し整理する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
中学校・高等学校の数学の授業について振り返り,数学的に考える力を育成する授業について考察する。
【事前学習】中学校・高等学校の数学の授業について振り返り,どのような授業だったかを整理しておく。 (2時間) 【事後学習】中学校・高等学校の数学の授業について,見習いたい点や改善した方がよいと考える点を整理する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
学習指導案について理解し,実際に高等学校数学の内容について学習指導案を作成する。
【事前学習】学習指導案を作成する高等学校数学の内容について検討しておく。 (2時間) 【事後学習】学習指導案を完成する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
作成した学習指導案についてグループごとに検討し発表する。また,学習指導案を作成する際に重要な点を確認する。
【事前学習】各自が作成した指導案について,工夫した点について説明できるようにしておく。 (2時間) 【事後学習】授業内容を踏まえ,指導案を書き直す。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
模擬授業を通して,数学的に考える力を育成する授業について考察する。(Ⅰ)
【事前学習】模擬授業を実施するために必要な準備をしておく。 (2時間) 【事後学習】数学的に考える力を育成するために,どのような点に留意して授業をすればよいかを整理する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
模擬授業を通して,数学的に考える力を育成する授業について考察する。(Ⅱ)
【事前学習】模擬授業を実施するために必要な準備をしておく。 (2時間) 【事後学習】数学的に考える力を育成するために,どのような点に留意して授業をすればよいかを整理する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
12 |
学習評価について理解する。
【事前学習】中学校・高等学校の数学の評価について,どのような評価だったかを整理しておく。 (2時間) 【事後学習】主な学習評価についてその特徴を整理する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
学習評価を通して,実際に指導改善や学習改善を行う方策について検討する。(Ⅰ)
【事前学習】目標に準拠した評価(観点別学習状況評価)とはどのような評価かを確認しておく。 (2時間) 【事後学習】第8時,第9時に作成した指導案の評価規準及び評価問題等を作成する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
学習評価を通して,実際に指導改善や学習改善を行う方策について検討する。(Ⅱ)
【事前学習】「主体的に学習に取り組む態度」をどのようにして評価すればよいかを検討し整理しておく。 (2時間) 【事後学習】「主体的に学習に取り組む態度」を評価する意味や具体的な評価方法を整理する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
15 |
指導力を高めるため,授業研究の重要性を理解する。
【事前学習】数学科教師として大切なことは何かを検討し整理しておく。 (2時間) 【事後学習】15回の授業についての感想及び数学科教師として大切だと考えることを整理する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
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教科書 | 指定なし |
参考書 | 指定なし |
成績評価の方法及び基準 | レポート(50%)、授業参画度(50%) 【授業参画度】の評価基準 ・・・ 以下の2点について計50点 適宜リアクションペーパーも用いる ・授業に意欲的に参加し、授業内での課題に積極的に取り組もうとしている。 ・授業内容が理解できている。 【レポートによる評価】 以下の点について計50点 ・学習指導案を作成することができる。 ・授業内容をもとに、自分の考えを論理的に表現することができる。 |
オフィスアワー | 原則としてe-mailでご連絡ください。 |