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令和2年度以降入学者 | 基礎科学実験2 | ||||
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教員名 | 斎藤稔 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 1~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 生命科学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 必修 |
授業形態 | 対面授業 |
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Canvas LMSコースID・コース名称 | S051260T8 2024基礎科学実験2(斎藤稔・後・金4・金5) |
授業概要 | 生命科学にも必要な物理・化学の基礎的実験を行い,実験手法を身に付ける。 |
授業のねらい・到達目標 | <授業のねらい・到達目標> ・光・音・電気・熱現象などの基礎的実験を通して物理・化学現象の測定技術を身に付ける。 ・各実験操作の基礎となっている様々な物理・化学現象の理解を深める。 ・研究報告書・論文に必要な項目と内容を備えた実験レポートを作成できる。 ・自らが主体となって実験装置のセットアップと調整、試料の作製ができる。 <ディプロマポリシーとの関係> この科目は文理学部生命科学科(学士(理学))のディプロマポリシーDP1, 3, 4, 5, 6, 7, 8およびカリキュラムポリシーCP1, 3, 4, 5, 6, 7, 8に対応している。 ・学修から得られた豊かな知識と教養に基づいて,科学技術の役割を説明することができる(A-1-1)。 ・物事を論理的に説明することができる(A-3-1)。 ・日常生活における現象に潜む科学的問題を見出すことができる(A-4-1)。 ・与えられた問題に取り組む気持ちを持つことができる(A-5-1)。 ・周りの人々と相互に意思を伝達することができる(A-6-1)。 ・学修活動において積極的にリーダーシップを発揮することができる(A-7-1)。 ・継続的に自分の学修経験を振り返ることができる(A-8-1)。 <日本大学教育憲章との関係> 各回の授業・事前学習・事後学習を通して,日本大学教育憲章にある以下の能力を身につけることを目標とする。 A-1(DP1・CP1) 豊かな知識・教養に基づく高い倫理観 A-3 (DP3・CP3) 論理的・批判的思考力 A-4 (DP4・CP4) 問題発見・解決力 A-5(DP5・CP5) 挑戦力 A-6(DP6・CP6) コミュニケーション力 A-7(DP7・CP7) リーダーシップ・協働力 A-8(DP8・CP8) 省察力 |
授業の形式 | 実験 |
授業の方法 | 実験の内容・原理・方法を記した実験書を配布する。受講生が2~3人の小人数のグループを構成し,実験書を参照しながら班単位で能動的に実験を進行する。本科目は毎回,複数教員で担当する。 初回はガイダンスを行う。2回目,3回目の授業では下記の(1)長さの測定と誤差というテーマで,ばらついた実験データの取扱いを学ぶ。このテーマは大教室で一斉に行う。 そして,その次から下記のテーマ(2)から(7)のうち1つのテーマを2週(4コマ)2~3人の小人数のグループで行っていく。2週目に各自,実験レポートを作成し提出する。提出されたレポートについて,翌週に解説・講評を行う。 実験テーマ:(1)長さの測定と誤差(2)太陽電池(3)単分子膜(4)低温の世界(5)音の観察(6)光の性質(7)電池の起電力 対面授業に参加できない場合は事前にその理由を説明し承諾を得ること。遠隔指導により実施可能な課題の提案を行い,それらに対する取り組みを総合的に評価する。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス:実験の進め方,実験データ・誤差の取り扱い 何かを測定したときに,その値には必ず不確かな要素が存在する。よって,測定した値がどのくらい正確なのかを把握しないと測定結果から正しい結論を得ることができない。 【事前学習】シラバスを事前に確認し,実験全体の内容と流れを把握しておく。テキストの「誤差論」の項を通読し,内容を理解しておく。 (1時間) 【事後学習】誤差の取り扱いについて復習し,必要に応じて誤差論に関してさらに自ら学んでおく。これにより「豊かな知識・教養に基づく高い倫理観(A-1)」を養う。 (0.5時間) 【担当教員】斎藤稔,吉永昌史 【授業形態】対面授業 |
2 |
実験テーマ(1):長さの測定と誤差 金属ブロックについて,基本物理量である「長さ」をノギスとマイクロメータを使用して測定し,測定に伴う誤差を見積もる。さらに,測定された長さを用いて金属ブロックの体積を計算で求め,誤差の伝播について学ぶ。 実際に実験に取り組むことで,新たな実験手法に挑戦して(A-5)技術を修得し,失敗があれば問題点を見出し解決し(A-4),実験結果から客観的に情報を読み取る能力(A-3)を養う。 【事前学習】テキストの実験テーマ(1)の項を通読し,ノギスとマイクロメータの使用法を理解しておく。 (1時間) 【事後学習】配布したデータシートを完成させ,長さと体積の誤差を計算しておく。 (0.5時間) 【担当教員】斎藤稔,吉永昌史 【授業形態】対面授業 |
3 |
実験レポートの書き方(1):実験テーマ(1)のレポート作成と解説 実験テーマ(1)の実験レポートを作成する。作成するにあたり,当該内容に関して改めて自主的に学び(A-1),本実験が解決しようとする問題を捉え(A-4),実験結果から客観的に情報を読み取り(A-3),科学的内容が読み手に正確に伝わる文章を構築する(A-6)。また,提出したレポートに対する教員からのコメントを参考にして,レポートを修正し(A-8),再提出する。 【事前学習】テキストの「レポート作成上の注意」を通読し,レポートの作成の仕方を理解しておく。 (1時間) 【事後学習】実験テーマ(1)を振り返り,反省点をノートにまとめておく。 (0.5時間) 【担当教員】斎藤稔,吉永昌史 【授業形態】対面授業 |
4 |
実験テーマ(2):太陽電池 「クリーンで環境に優しい」発電素子として注目されている太陽電池を用いて実際に発電を経験するとともに,太陽電池の特性を測定し,解決すべき問題点を明らかにする。 2~3人からなる班で協働して実験に取り組む(A-7)ことで,新たな実験手法に挑戦して(A-5)技術を修得し,失敗があれば問題点を見出し解決し(A-4),実験結果から客観的に情報を読み取り(A-3),それについて班のメンバーと議論する能力(A-6)を養う。 【事前学習】テキストの実験テーマ(2)の項を通読し,実験の原理や手順を理解しておく。必要に応じて,当該箇所に関してさらに自ら学んでおく。これにより「豊かな知識・教養に基づく高い倫理観(A-1)」を養う。 (1時間) 【事後学習】実験データをまとめておく。また,実験結果ならびに当該実験で得られた内容を反芻する。これにより「省察力(A-8)」を養う。 (0.5時間) 【担当教員】斎藤稔,吉永昌史 【授業形態】対面授業 |
5 |
実験レポートの書き方(2):実験テーマ(2)のレポート作成と解説 実験テーマ(2)の実験レポートを作成する。作成するにあたり,当該内容に関して改めて自主的に学び(A-1),本実験が解決しようとする問題を捉え(A-4),実験結果から客観的に情報を読み取り(A-3),科学的内容が読み手に正確に伝わる文章を構築する(A-6)。また,提出したレポートに対する教員からのコメントを参考にして,レポートを修正し(A-8),再提出する。 【事前学習】レポート作成に必要な準備をしておく。 (1時間) 【事後学習】実験テーマ(2)を振り返り,反省点をノートにまとめておく。 (0.5時間) 【担当教員】斎藤稔,吉永昌史 【授業形態】対面授業 |
6 |
実験テーマ(3):単分子膜法 単分子膜法により,生体分子1分子の大きさを知る。また,観察に用いる各測定法の原理および操作法について学ぶ。 2~3人からなる班で協働して実験に取り組む(A-7)ことで,新たな実験手法に挑戦して(A-5)技術を修得し,失敗があれば問題点を見出し解決し(A-4),実験結果から客観的に情報を読み取り(A-3),それについて班のメンバーと議論する能力(A-6)を養う。 【事前学習】テキストの実験テーマ(3)の項を通読し,実験の原理や手順を理解しておく。必要に応じて,当該箇所に関してさらに自ら学んでおく。これにより「豊かな知識・教養に基づく高い倫理観(A-1)」を養う。 (1時間) 【事後学習】実験データをまとめておく。また,実験結果ならびに当該実験で得られた内容を反芻する。これにより「省察力(A-8)」を養う。 (0.5時間) 【担当教員】斎藤稔,吉永昌史 【授業形態】対面授業 |
7 |
実験レポートの書き方(3):実験テーマ(3)のレポート作成と解説 実験テーマ(3)のレポートを作成する。作成するにあたり,当該内容に関して改めて自主的に学び(A-1),本実験が解決しようとする問題を捉え(A-4),実験結果から客観的に情報を読み取り(A-3),科学的内容が読み手に正確に伝わる文章を構築する(A-6)。また,提出したレポートに対する教員からのコメントを参考にして,レポートを修正し(A-8),再提出する。 【事前学習】レポート作成に必要な準備をしておく。 (1時間) 【事後学習】実験テーマ(3)を振り返り,反省点をノートにまとめておく。 (0.5時間) 【担当教員】斎藤稔,吉永昌史 【授業形態】対面授業 |
8 |
実験テーマ(4):低温の世界 77.4 K (-195.8 ℃)の液体窒素を使用して,超伝導体,電池,発光ダイオードなどが低温でどのような性質を示すのかを観察する。また,低温での物質の液相-固相転移,ガラス化などの物理現象を観察する。 2~3人からなる班で協働して実験に取り組む(A-7)ことで,新たな実験手法に挑戦して(A-5)技術を修得し,失敗があれば問題点を見出し解決し(A-4),実験結果から客観的に情報を読み取り(A-3),それについて班のメンバーと議論する能力(A-6)を養う。 【事前学習】テキストの実験テーマ(4)の項を通読し,実験の原理や手順を理解しておく。必要に応じて,当該箇所に関してさらに自ら学んでおく。これにより「豊かな知識・教養に基づく高い倫理観(A-1)」を養う。 (1時間) 【事後学習】実験データをまとめておく。また、実験結果ならびに当該実験で得られた内容を反芻する。これにより「省察力(A-8)」を養う。 (0.5時間) 【担当教員】斎藤稔,吉永昌史 【授業形態】対面授業 |
9 |
実験レポートの書き方(4):実験テーマ(4)のレポート作成と解説 実験テーマ(4)のレポートを作成する。作成するにあたり,当該内容に関して改めて自主的に学び(A-1),本実験が解決しようとする問題を捉え(A-4),実験結果から客観的に情報を読み取り(A-3),科学的内容が読み手に正確に伝わる文章を構築する(A-6)。また,提出したレポートに対する教員からのコメントを参考にして,レポートを修正し(A-8),再提出する。 【事前学習】レポート作成に必要な準備をしておく。 (1時間) 【事後学習】実験テーマ(4)を振り返り,反省点をノートにまとめておく。 (0.5時間) 【担当教員】斎藤稔,吉永昌史 【授業形態】対面授業 |
10 |
実験テーマ(5):音の観察 音が空気を媒質とした波動であることをオシロスコープで観察し,音を基本的な成分に分解して解析ができることを確かめる。 2~3人からなる班で協働して実験に取り組む(A-7)ことで,新たな実験手法に挑戦して(A-5)技術を修得し,失敗があれば問題点を見出し解決し(A-4),実験結果から客観的に情報を読み取り(A-3),それについて班のメンバーと議論する能力(A-6)を養う。 【事前学習】テキストの実験テーマ(5)の項を通読し,実験の原理や手順を理解しておく。必要に応じて,当該箇所に関してさらに自ら学んでおく。これにより「豊かな知識・教養に基づく高い倫理観(A-1)」を養う。 (1時間) 【事後学習】実験データをまとめておく。また,実験結果ならびに当該実験で得られた内容を反芻する。これにより「省察力(A-8)」を養う。 (0.5時間) 【担当教員】斎藤稔,吉永昌史 【授業形態】対面授業 |
11 |
実験レポートの書き方(5):実験テーマ(5)のレポート作成と解説 実験テーマ(5)のレポートを作成する。作成するにあたり,当該内容に関して改めて自主的に学び(A-1),本実験が解決しようとする問題を捉え(A-4),実験結果から客観的に情報を読み取り(A-3),科学的内容が読み手に正確に伝わる文章を構築する(A-6)。また,提出したレポートに対する教員からのコメントを参考にして,レポートを修正し(A-8),再提出する。 【事前学習】レポート作成に必要な準備をしておく。 (1時間) 【事後学習】実験テーマ(5)を振り返り,反省点をノートにまとめておく。 (0.5時間) 【担当教員】斎藤稔,吉永昌史 【授業形態】対面授業 |
12 |
実験テーマ(6):光の性質 光が示す干渉現象と回折現象を観察して,光の波動性を確かめる。 また,凸レンズで得られるニュートンリングを観測・測定し、その曲率半径を求める。 2~3人からなる班で協働して実験に取り組む(A-7)ことで,新たな実験手法に挑戦して(A-5)技術を修得し,失敗があれば問題点を見出し解決し(A-4),実験結果から客観的に情報を読み取り(A-3),それについて班のメンバーと議論する能力(A-6)を養う。 【事前学習】テキストの実験テーマ(6)の項を通読し,実験の原理や手順を実験の原理や手順を理解しておく。必要に応じて,当該箇所に関してさらに自ら学んでおく。これにより「豊かな知識・教養に基づく高い倫理観(A-1)」を養う。 (1時間) 【事後学習】実験データをまとめておく。また,実験結果ならびに当該実験で得られた内容を反芻する。これにより「省察力(A-8)」を養う。 (0.5時間) 【担当教員】斎藤稔,吉永昌史 【授業形態】対面授業 |
13 |
実験レポートの書き方(6):実験テーマ(6)のレポート作成と解説 実験テーマ(6)のレポートを作成する。作成するにあたり,当該内容に関して改めて自主的に学び(A-1),本実験が解決しようとする問題を捉え(A-4),実験結果から客観的に情報を読み取り(A-3),科学的内容が読み手に正確に伝わる文章を構築する(A-6)。また,提出したレポートに対する教員からのコメントを参考にして,レポートを修正し(A-8),再提出する。 【事前学習】レポート作成に必要な準備をしておく。 (1時間) 【事後学習】実験テーマ(6)を振り返り,反省点をノートにまとめておく。 (0.5時間) 【担当教員】斎藤稔,吉永昌史 【授業形態】対面授業 |
14 |
実験テーマ(7):電池の起電力 エネルギー科学,生物科学などで実際に使用される電気化学測定の初歩を行う。実際に電池を構成して起電力を調べ,ファラデー定数(1 molの電子がもつ電荷量)Fを求める。また溶液の水素イオン濃度などが本実験で用いる電池により測定できることも学ぶ。 2~3人からなる班で協働して実験に取り組む(A-7)ことで,新たな実験手法に挑戦して(A-5)技術を修得し,失敗があれば問題点を見出し解決し(A-4),実験結果から客観的に情報を読み取り(A-3),それについて班のメンバーと議論する能力(A-6)を養う。 【事前学習】テキストの実験テーマ(7)の項を通読し,実験の原理や手順を理解しておく。必要に応じて,当該箇所に関してさらに自ら学んでおく。これにより「豊かな知識・教養に基づく高い倫理観(A-1)」を養う。 (1時間) 【事後学習】実験データをまとめておく。また,実験結果ならびに当該実験で得られた内容を反芻する。これにより「省察力(A-8)」を養う。 (0.5時間) 【担当教員】斎藤稔,吉永昌史 【授業形態】対面授業 |
15 |
実験レポートの書き方(7):実験テーマ(7)のレポート作成と解説 実験テーマ(7)のレポートを作成する。作成するにあたり,当該内容に関して改めて自主的に学び(A-1),本実験が解決しようとする問題を捉え(A-4),実験結果から客観的に情報を読み取り(A-3),科学的内容が読み手に正確に伝わる文章を構築する(A-6)。また,提出したレポートに対する教員からのコメントを参考にして,レポートを修正し(A-8),再提出する。 【事前学習】レポート作成に必要な準備をしておく。 (1時間) 【事後学習】実験テーマ(7)を振り返り,反省点をノートにまとめておく。 (0.5時間) 【担当教員】斎藤稔,吉永昌史 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
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教科書 | 当学科で作成した実験テキストを配布する。 |
参考書 | 上記実験テキストを参照のこと |
成績評価の方法及び基準 | レポート(50%)、授業参画度:対面授業における実験態度で評価する。(50%) ・全部で7つある実験テーマに対する各「実験レポート」の内容で,学んだ知識(A-1),実験で解き明かそうとする内容の理解(A-4),実験結果の読み取り(A-3),読み手に正確に伝わる文章構成(A-6),そして教員のコメントに対する対応(A-8)を評価する。 ・「授業参画度」として,各回の実験における自ら挑戦する姿勢(A-5),問題を解決する姿勢(A-4),実験結果から情報を読み取る姿勢(A-3),実験パートナーと議論しながら協働して実験を進める姿勢(A-6)(A-7)を評価する。 遅刻、レポート提出の遅延は減点する |
オフィスアワー | メールやCanvas LMSなどを用いて,あるいは本館6階606号室(斎藤研究室・随時)で質疑応答する。 |