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令和2年度以降入学者 | 特別研究2 | ||||
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教員名 | 外川徹 | ||||
単位数 | 4 | 学年 | 4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 生命科学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 必修 |
授業形態 | 対面授業 |
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Canvas LMSコースID・コース名称 | S11126A18 2024特別研究2/生命科学専門実験2(外川徹・後・金2・金3) |
授業概要 | 分子生物学・分子内分泌学の研究に自ら取り組むことにより,実践的な課題探究能力・問題解決能力を身につける。主に昆虫の脱皮と変態という非常に劇的な現象をモデルとし,世界における現在の研究動向を学び,新たな研究課題を見出し,それに取り組むことで,生命科学に新たな知識をもたらすことを目指す。最終的に,研究発表および論文の形にまとめ,新たに得た情報・知識を世界に発信する能力を身につける。 |
授業のねらい・到達目標 | 「特別研究1/2」を通して,最終的に学士(理学)にふさわしい知識と能力を身につける。 <知識・技能> ・世界における現在の研究動向を探査し,新たな研究課題を見出す課題探究能力を身につける。 ・構築した研究課題に取り組むことで,実践的な問題解説能力を身につける。 ・英語で書かれた論文を十分に理解することができる。 ・新たに得た情報・知識をプレゼンテーションの形で発信することができる。 ・新たに得た情報・知識を論文の形にまとめ,世の中に発信することができる。 <能力> この科目は文理学部生命科学科(学士(理学))のディプロマポリシーDP1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8およびカリキュラムポリシーCP1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8に対応している。 ・学修から得られた豊かな知識と教養に基づいて,自己の倫理観を科学技術が直面する倫理的課題に適切に適用することができる(A-1-4)。 ・世界の歴史,経済,文化,政治などの背景を理解し,国際社会が直面している問題に対し科学の視点からその解決策を提案できる(A-2-4)。 ・物事を既存の知識にとらわれることなく,科学的根拠に基づいて論理的・批判的に考察し,その本質を捉えた上で他者に説明することができる(A-3-4)。 ・日常生活における現象に潜む科学的問題を見出し,専門的知識に基づいて,独自性をもって解決することができる(A-4-4)。 ・与えられたどのような問題に対してもあきらめず,仲間と共にそれを解決するための必要な情報を収集・分析して考察することができる(A-5-4)。 ・本学のスケールメリットを生かし,さまざまな人々とコミュニケーションを取り,専門的知識について議論することができる(A-6-4)。 ・様々な集団活動において積極的にリーダーシップおよび指揮力を発揮し,他者と協働して作業に取り組むことができる(A-7-4)。 ・学修状況に関する自己分析の他,他者からの評価も謙虚に受け止め,今後の学修活動に生かすことができる(A-8-4)。 各回の授業・事前学習・事後学習を通して,日本大学教育憲章にある以下の能力を身につけることを目標とする。 A-1 (DP1・CP1): 豊かな知識・教養に基づく高い倫理観 A-2 (DP2・CP2): 世界の現状を理解し,説明する力 A-3 (DP3・CP3): 論理的・批判的思考力 A-4 (DP4・CP4): 問題発見・解決力 A-5 (DP5・CP5): 挑戦力 A-6 (DP6・CP6): コミュニケーション力 A-7 (DP7・CP7): リーダーシップ・協働力 A-8 (DP8・CP8): 省察力 |
授業の形式 | 卒業論文・研究 |
授業の方法 | 授業開講時間においては,セミナー (論文ゼミ,研究ゼミ)を行う。論文ゼミでは,当分野の最新の論文を読みこなし,研究室のメンバーに対して発表する。研究ゼミでは,本人の研究の進捗状況を説明し,議論する。これらのセミナーでは,各回の決められた担当者が発表する。発表中ならびに発表後に,発表者・教員・発表者以外の学生で議論を行う。 指定されている授業開講時間以外の時間で,実際の研究活動を行う。この研究活動が本質的なものであり,授業開講時間で行う内容の補助ではないことに注意すること。研究は随時,教員から指導を受けながら進める。年度末には1年間の研究成果をまとめて研究発表を行い,論文を作成する。発表前には,教員を含めた研究室全員で発表内容について検討する。論文作成においては,教員と幾度もやり取りをするなかで,研究論文としての評価に堪える形式,内容に仕上げていく。 対面授業に参加できない場合には以下のようにする。 ・出来るだけ早く担当教員に相談する。 ・セミナーにはZoomを用いて参加する。 ・療養期間中は,当該研究分野の世界的な進捗状況を調べるなど研究準備を行い,回復したのちに研究を再開する。 |
履修条件 | 学部要覧に記された履修条件を確認すること。 |
授業計画 | |
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1 |
『研究内容の再検討』 前期の研究状況に基づいて研究内容について,担当教員と再検討する。 【事前学習】自身の研究分野について改めてよく調査し(A-1),世界における研究動向も把握しておく(A-2)。前期の研究状況を見直し(A-8),問題点を把握しておく(A-4) (5時間) 【事後学習】担当教員から受けた指摘をもとに研究内容を再検討する(A-8)。 (4時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
『研究の実践⑨』 研究課題を解明するための具体的な実験内容・調査内容を担当教員とともに検討する。 【事前学習】自身の研究課題について研究を進める。その過程で,実験結果から客観的に情報を読み取り(A-3),その結果を踏まえて次に検討するべき内容を見出し(A-4),その解明にむけて挑戦する(A-5)。また実験結果について研究室のメンバーと議論を交わし(A-6),必要があれば協働で実験に取り組む(A-7)。 (5時間) 【事後学習】担当教員から受けた指摘をもとに研究内容を再検討し(A-8),研究を進める。 (4時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
『研究の実践⑩』 研究課題を解明するための具体的な実験内容・調査内容を担当教員とともに検討する。 【事前学習】自身の研究課題について研究を進める。その過程で,実験結果から客観的に情報を読み取り(A-3),その結果を踏まえて次に検討するべき内容を見出し(A-4),その解明にむけて挑戦する(A-5)。また実験結果について研究室のメンバーと議論を交わし(A-6),必要があれば協働で実験に取り組む(A-7)。 (5時間) 【事後学習】担当教員から受けた指摘をもとに研究内容を再検討し(A-8),研究を進める。 (4時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
『研究の実践⑪』 研究課題を解明するための具体的な実験内容・調査内容を担当教員とともに検討する。 【事前学習】自身の研究課題について研究を進める。その過程で,実験結果から客観的に情報を読み取り(A-3),その結果を踏まえて次に検討するべき内容を見出し(A-4),その解明にむけて挑戦する(A-5)。また実験結果について研究室のメンバーと議論を交わし(A-6),必要があれば協働で実験に取り組む(A-7)。 (5時間) 【事後学習】担当教員から受けた指摘をもとに研究内容を再検討し(A-8),研究を進める。 (4時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
『研究の実践⑫』 研究課題を解明するための具体的な実験内容・調査内容を担当教員とともに検討する。 【事前学習】自身の研究課題について研究を進める。その過程で,実験結果から客観的に情報を読み取り(A-3),その結果を踏まえて次に検討するべき内容を見出し(A-4),その解明にむけて挑戦する(A-5)。また実験結果について研究室のメンバーと議論を交わし(A-6),必要があれば協働で実験に取り組む(A-7)。 (5時間) 【事後学習】担当教員から受けた指摘をもとに研究内容を再検討し(A-8),研究を進める。 (4時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
『研究ゼミ③』 研究の進捗状況について,研究室のメンバーに説明する。自身の研究状況を的確に他者に伝え(A-6),質疑応答を通して発表内容に対するコメントを受け止め,議論する(A-8)ことが望まれる。 【事前学習】自身の研究課題に関する内容について改めて学び(A-1),実験結果から客観的に情報を読み取り(A-3),その結果を踏まえて次に検討するべき内容を見出し(A-4),それを他者に的確に伝えられる資料を用意する(A-6)。 (5時間) 【事後学習】研究室のメンバーから受けた指摘をもとに研究内容を再検討し(A-8),研究を進める。 (4時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
『論文ゼミ②』 国際的な科学誌に近年発表された関連分野の論文を熟読して内容を十分に理解し,その内容を研究室のメンバーに紹介する。発表された研究内容を的確に他者に伝え(A-6),質疑応答を通して発表内容に対するコメントを受け止め,討論する(A-8)ことが望まれる。 【事前学習】新しく国際誌に発表された関連分野の論文を探査し,熟読することで当該分野の世界的な状況を把握し(A-2),示されている実験データと著者らが述べている結論との整合性を吟味し(A-3),場合によっては問題点を見出す(A-4)。そしてそれらの内容を他者に的確に伝えられる資料を用意する(A-6)。 (5時間) 【事後学習】紹介した論文の討論に対して,分からなかった箇所があれば当該論文あるいは過去の論文を調査し(A-8),回答を得ておく。 (4時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
『研究の実践⑬』 (実際の内容は各人の研究課題および進捗状況によって異なる) 行なった研究内容と実験結果について担当教員とともに検討する(A-8)。必要があれば新しい実験手法を学び挑戦する(A-5)。 【事前学習】自身の研究課題について研究を進める。その過程で,実験結果から客観的に情報を読み取り(A-3),その結果を踏まえて次に検討するべき内容を見出し(A-4),その解明にむけて挑戦する(A-5)。また実験結果について研究室のメンバーと議論を交わし(A-6),必要があれば協働で実験に取り組む(A-7)。 (5時間) 【事後学習】担当教員から受けた指摘をもとに研究内容を再検討し(A-8),研究を進める。 (4時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
『研究の実践⑭』 (実際の内容は各人の研究課題および進捗状況によって異なる) 行なった研究内容と実験結果について担当教員とともに検討する(A-8)。必要があれば新しい実験手法を学び挑戦する(A-5)。 【事前学習】自身の研究課題について研究を進める。その過程で,実験結果から客観的に情報を読み取り(A-3),その結果を踏まえて次に検討するべき内容を見出し(A-4),その解明にむけて挑戦する(A-5)。また実験結果について研究室のメンバーと議論を交わし(A-6),必要があれば協働で実験に取り組む(A-7)。 (5時間) 【事後学習】担当教員から受けた指摘をもとに研究内容を再検討し(A-8),研究を進める。 (4時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
『研究の実践⑮』 (実際の内容は各人の研究課題および進捗状況によって異なる) 行なった研究内容と実験結果について担当教員とともに検討する(A-8)。必要があれば新しい実験手法を学び挑戦する(A-5)。 【事前学習】自身の研究課題について研究を進める。その過程で,実験結果から客観的に情報を読み取り(A-3),その結果を踏まえて次に検討するべき内容を見出し(A-4),その解明にむけて挑戦する(A-5)。また実験結果について研究室のメンバーと議論を交わし(A-6),必要があれば協働で実験に取り組む(A-7)。 (5時間) 【事後学習】担当教員から受けた指摘をもとに研究内容を再検討し(A-8),研究を進める。 (4時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
『研究の実践⑯』 (実際の内容は各人の研究課題および進捗状況によって異なる) 行なった研究内容と実験結果について担当教員とともに検討する(A-8)。必要があれば新しい実験手法を学び挑戦する(A-5)。 【事前学習】自身の研究課題について研究を進める。その過程で,実験結果から客観的に情報を読み取り(A-3),その結果を踏まえて次に検討するべき内容を見出し(A-4),その解明にむけて挑戦する(A-5)。また実験結果について研究室のメンバーと議論を交わし(A-6),必要があれば協働で実験に取り組む(A-7)。 (5時間) 【事後学習】担当教員から受けた指摘をもとに研究内容を再検討し(A-8),研究を進める。 (4時間) 【授業形態】対面授業 |
12 |
『特別研究発表会の準備』 「特別研究発表会」に向けて,発表内容と構成を検討する。必要に応じて研究室のメンバーに対して発表練習を行い,アドバイスをもらう。 【事前学習】自身が行なった研究内容について改めて学び(A-1),実験結果から客観的に情報を読み取って考察し(A-3),その内容踏まえて将来的に検討すべき研究課題を見出す(A-4)。そして,それらの内容を他者に的確に伝えられる資料を作成する(A-6)。 (5時間) 【事後学習】発表資料へのアドバイスをもとに資料を修正する(A-8)。 (4時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
『特別研究発表会』 本科目の集大成として,1年間で得られた研究成果を発表する。自身の研究内容を的確に他者に伝え(A-6),質疑応答を通して発表内容に対するコメントを受け止め,議論する(A-8)ことが望まれる。 【事前学習】発表資料を完成させておく。発表練習におけるアドバイスや質疑に対して,調べる内容があれば調べておく。 (5時間) 【事後学習】発表に対するコメントを受け止め,卒業論文の作成に活かす(A-8)。 (4時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
『卒業論文の構成の検討』 「卒業論文」の構成を担当教員とともに検討する。 【事前学習】1年間の研究成果を踏まえ,卒業論文の構成を自分なりに検討しておく。 (5時間) 【事後学習】担当教員からのコメントを参考にして,論文の構成を再検討する(A-8)。 (4時間) 【授業形態】対面授業 |
15 |
『卒業論文の作成』 本科目の集大成として,1年間で得られた研究成果を「卒業論文」にまとめる。 【事前学習】自身が行なった研究内容について改めて学び(A-1),当該分野の世界における研究動向も調査する(A-2)。また,得られた実験結果から客観的に情報を読み取って考察し(A-3),その内容踏まえて将来的に検討すべき研究課題を見出す(A-4)。そして,それらの内容を社会に的確に伝えられる論文を作成する(A-6)。 (5時間) 【事後学習】提出した論文に対する担当教員からのコメントを参考にして,論文を修正し(A-8),再提出する。 (4時間) 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
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教科書 | 使用しない。 |
参考書 | 東京大学生命科学教科書編集委員会編 『生命科学(改訂第3版)』 羊土社 2009年 第3版 東京大学生命科学教科書編集委員会編 『理系総合のための生命科学(改訂第5版)』 羊土社 2020年 第5版 ALBERTS, JOHNSON, LEWIS, MORGAN, RAFF, ROBERTS, WALTER;中村桂子,松原謙一(監訳) 『細胞の分子生物学(第6版)』 Newton Press 2017年 第6版 園部治之・長澤寛道編 『脱皮と変態の生物学』 東海大学出版会 2011年 |
成績評価の方法及び基準 | 授業参画度(50%)、研究発表および卒業論文(50%) ・「授業参画度」として普段の研究活動およびセミナーに対する姿勢を評価する。既存の知見を学ぶ姿勢(A-1),世界的な動向を学び,取り入れる姿勢(A-2),実験結果から情報を読み取る姿勢(A-3),問題を解決する姿勢(A-4),新たな実験に挑戦する姿勢(A-5),研究室内外のメンバーと議論しながら(A-6)協働して研究をすすめる姿勢(A-7),他者からのコメントを研究に反映させる姿勢(A-8)を評価する。 ・「研究発表および卒業論文」において,研究内容に対する理解と考察を評価する。当該研究分野の学んだ知識(A-1),世界的な動向の把握力(A-2),研究で解明しようとする内容の理解(A-4),実験結果の読み取り(A-3),新規な研究に対する挑戦(A-5),研究内容・成果の発信力(A-6),受けたコメントに対する対応(A-8)を評価する。 ・究極的には研究成果を重視する。しかしながら,新規な研究は必ずしも一朝一夕に進むものではない。そこで,上記のように研究活動やセミナーに対する取り組みを総合的に評価する。 ・「対面授業」に参加できない学生についても,上記のような本科目に対する取り組みを総合的に評価する。 |
オフィスアワー | 月~金 10:00-17:00 本館6階 生命科学科研究室605 (06120室) |
備考 | ・上記「授業計画」に示している内容は,半年間で実施する内容の全体像を示したものである。必ずしも各週の授業開講時間に行う内容を示しているわけではない。「授業方法」で述べているように,授業開講時間にはもっぱらセミナーを行い,それ以外の時間で研究活動を行うので注意すること。 ・9月卒業の対象者は「特別研究1」と「特別研究2」の内容を入れ替える。 |