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情報資源組織演習2

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令和2年度以降入学者 情報資源組織演習2
教員名 三日市紀子
単位数    1 学年 3・4 開講区分 文理学部
科目群 コース科目
学期 前期 履修区分 選択
授業形態 対面授業
授業の形態 対面授業
Canvas LMSコースID・コース名称 V021320N8 2024情報資源組織演習2(三日市紀子・前・月5)
授業概要 図書館の情報資源組織化のための実践的な技術の修得について授業を行う。具体的には、資料の主題に対し規程に基づいた件名標目および分類記号の付与を行うなどの演習を行う。
授業のねらい・到達目標 <授業のねらい>
「情報資源組織論1」および「情報資源組織論2」で学んだ基本的な知識をもとに,「情報資源組織演習2」では,資料をテーマから検索する手段である分類法と件名法を身につける。

<到達目標>
・ツール(『日本十進分類法』『基本件名標目表』)を使用し,適切な分類記号ならびに件名標目を付与できる。(A-5-3,A-6-3)
・分類作業や件名作業で重要なこと,心がけるべきことを説明できる。(A-5-3,A-6-3)

<ディプロマポリシーとの関係>
この科目は文理学部(学士(教育学))のディプロマポリシーDP5,DP6及びカリキュラムポリシーCP5,CP6に対応している。
授業の形式 演習
授業の方法 授業の形式:【演習】
分類記号や件名標目の付与方法について,演習形式で授業を行う。授業の最後に課題提出を行い,翌週の授業冒頭に解説を行う。
対面授業に参加できない学生については,翌週,別途手渡す課題に取り組み提出する。
履修条件 過年度「情報資源組織論1」および「情報資源組織論2」の両科目の単位を取得していること。
授業計画
1 オリエンテーション:授業概要,件名法の概要①意義や必要性
【事前学習】シラバスを事前に確認して授業の全体像を把握し,件名標目があることの意義や必要性について図書館の目録の事例を参照して考えておく。『基本件名標目表』(以下,『標目表』)のp.1~7およびp.30~32を通読しておく。 (1時間)
【事後学習】件名標目の意義や必要性,標目表の見方を復習する。 (0.5時間)
【授業形態】対面授業
2 主題分析と統制語彙適用の実際①:件名法の概要②件名標目の形式,音順標目表の構成
【事前学習】『標目表』のp.7(4)~9を通読し,またp.30~32を復習しておく。 (0.5時間)
【事後学習】『標目表』の構成と使い方を復習する。 (0.5時間)
【授業形態】対面授業
3 題分析と統制語彙適用の実際②: 細目
【事前学習】『標目表』のp.859~863を通読し,細目にはどのような種類があるかを確認しておく。 (0.5時間)
【事後学習】細目の種類と使い方を復習する。 (0.5時間)
【授業形態】対面授業
4 主題分析と統制語彙適用の実際③: 一般件名規程
【事前学習】『標目表』のp.16~20を通読し,一般件名規程を確認して疑問点をまとめておく。 (0.5時間)
【事後学習】件名規程の必要性と一般件名規程の内容を整理する。 (0.5時間)
【授業形態】対面授業
5 主題分析と統制語彙適用の実際④:特殊件名規程
【事前学習】『標目表』のp.20~23を通読し,特殊件名規程を確認して疑問点をまとめておく(A-5) (0.5時間)
【事後学習】特殊件名規程の内容を整理する。 (0.5時間)
【授業形態】対面授業
6 主題分析と統制語彙適用の実際⑤:これまでの学習内容の整理と授業内テスト(件名標目付与)
【事前学習】これまでの配布資料を見直して復習しておく(A-6)。 (0.5時間)
【事後学習】件名標目を付与する際のポイントを整理する。 (0.5時間)
【授業形態】対面授業
7 主題分析と分類作業の実際①:分類表の構成,細目表と相関索引
【事前学習】『日本十進分類法』本表・補助表編(以下,『分類法』)p.17~20,p.45,p.51~52を通読しておく。また,細目表と相関索引を確認しておく。 (0.5時間)
【事後学習】細目表の見方と相関索引の使い方,類別の分類の特徴を復習する。 (0.5時間)
【授業形態】対面授業
8 主題分析と分類作業の実際②:一般補助表(形式区分)
【事前学習】『分類法』のp.437~438を通読し,一般補助表の形式区分を確認しておく。 (0.5時間)
【事後学習】形式区分の補助記号および使い方を復習する。 (0.5時間)
9 主題分析と分類作業の実際③:一般補助表(地理区分・海洋区分)
【事前学習】『分類法』のp.439~456を通読し,一般補助表の地理区分と海洋区分を確認しておく。 (0.5時間)
【事後学習】地理区分と海洋区分の使い方を復習する。 (0.5時間)
【授業形態】対面授業
10 主題分析と分類作業の実際④:一般補助表(言語区分),固有補助表①言語共通区分・文学共通区分
【事前学習】『分類法』のp.457~460,p.472~473を通読し,一般補助表の言語区分,固有補助表の言語共通区分と文学共通区分を確認しておく。 (0.5時間)
【事後学習】言語区分および言語共通区分と文学共通区分,8類および9類の分類記号の基本構成を復習する。 (0.5時間)
【授業形態】対面授業
11 主題分析と分類作業の実際⑤:類別分類および一般補助表振り返り
【事前学習】『分類法』のp.35~44,p.47を通読し,0~9類の分類の構成について確認しておく。一般補助表を中心にこれまでの資料を見直して復習しておく (A-5)。 (0.5時間)
【事後学習】類別の分類の特徴を整理し,一般補助表の使用法および8類と9類の分類について復習する。 (0.5時間)
【授業形態】対面授業
12 主題分析と分類作業の実際⑥:分類規程
【事前学習】『分類法』相関索引・使用法編のp.270~274を通読し,分類規程を確認して疑問点をまとめておく。 (0.5時間)
【事後学習】分類規程の必要性と規程の内容を整理する。 (0.5時間)
【授業形態】対面授業
13 主題分析と分類作業の実際⑦:固有補助表②その他
【事前学習】『分類法』のp.463~471を通読し,固有補助表を確認しておく。 (0.5時間)
【事後学習】固有補助表の使い方を復習する。 (0.5時間)
【授業形態】対面授業
14 主題分析と分類作業の実際⑧:学習内容の整理と授業内テスト(分類記号付与)
【事前学習】『これまでの配布資料を見直して復習しておく(A-6)。 (0.5時間)
【事後学習】補助表,分類規程のポイントを整理する。 (0.5時間)
【授業形態】対面授業
15 主題分析と分類作業の実際⑨:解説と総合演習
【事前学習】『分類法』のp.35~44を復習する(A-6)。 (0.5時間)
【事後学習】主題による分類記号付与のポイントを整理する。 (0.5時間)
【授業形態】対面授業
その他
教科書 日本図書館協会分類委員会編 『日本十進分類法 』 日本図書館協会 2014年 第新訂10版
日本図書館協会件名標目委員会編 『基本件名標目表 』 日本図書館協会 1999年 第4版
両書は演習用教材として教室に備えてあるので,購入しなくてよい。
参考書 竹之内禎[ほか]編著 『情報資源組織演習 (講座図書館情報学 11)』 ミネルヴァ書房 2016年
和中幹雄[ほか]共著 『情報資源組織演習 新訂版 (JLA図書館情報学テキストシリーズ 3-10)』 日本図書館協会 2016年
分類記号と件名標目付与の方法が具体的に詳述してあるので,参考にするとよい。参考書の書誌情報は次の通り。
『情報資源組織演習』(ミネルヴァ書房)http://www.minervashobo.co.jp/book/b239765.html
『情報資源組織演習』(日本図書館協会)https://www.jla.or.jp/publications/tabid/87/pdid/p11-0000000443/Default.aspx
成績評価の方法及び基準 授業内テスト:件名標目および分類記号付与テストを合わせて評価する(50%)、授業参画度:毎回の授業内授業外課題提出で評価する(50%)
対面授業に参加できず、授業内課題提出を受けられなかった学生については,翌週,別途与えた課題の提出によって評価する。基本的にはすべての課題を提出する必要がある。また、授業内テストは6割以上の到達度であることが必要となる。
オフィスアワー 授業終了時に教室で行う。
備考 「情報資源組織演習1」を先に履修していることが望ましい。

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