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日本史特殊研究5

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令和2年度以降入学者 日本史特殊研究5
教員名 古川隆久
単位数    2 課程     開講区分 文理学部
科目群 史学専攻
学期 前期 履修区分 選択必修
授業形態 対面授業
Canvas LMSコースID・コース名称 WB2102131 2024日本史特殊研究5(古川隆久・前・水1)
授業概要 日本近現代史の重要史料を精読する。日本近現代史の重要史料から一つあるいは複数を選んで全文読み、あらためてその史料の意義について考える。
 本年は『近代の超克』を講読する。これは、太平洋戦争の思想史的意義を検討するため、13人の知識人の論文と座談会から構成された企画で、雑誌『文学界』1942年9月号、10月号に掲載され、1943年に単行本として出版され、1979年に、松本健一の解題と、竹内好の論考「近代の超克」を加えた形で冨山房百科文庫の一冊として刊行された。
 昭和戦時期までの日本における思想的な営みの到達点といえる内容なので講読し、日本の近代について考えたい。
 前期は松本の解題と参加者の論文を講読する。
授業のねらい・到達目標 日本近現代史の重要史料の中から選んだ史料の全文を読解することで、歴史研究に関する基礎知識を再確認し、かつ視野を広げることができる。
授業の形式 研究
授業の方法 テキストを事前に読んできてもらい、教員の解説をふまえて討論する。
 なお、本授業の事前・事後学習は,各2時間の学習を目安とする。初回講義開始までにCanvas LMSのコース登録をすること。Canvas LMSは受講者への連絡に使う場合があるので随時確認すること。
※対面授業に参加できない要件を満たした場合は課題学習(当該授業回の範囲についてレポート提出)とする。
授業計画
1 テキストの書誌事項の解説
【事前学習】テキストを入手して概要を掴んでおく。 (2時間)
【事後学習】授業内容(以下、質疑の内容を含む)を整理しておく。 (2時間)
【授業形態】対面授業
2 先行研究の検討
【事前学習】どのような先行研究があるか調べておく。 (2時間)
【事後学習】授業内容を整理しておく。 (2時間)
【授業形態】対面授業
3 「解題」(松本健一)の講読と解説
【事前学習】講読範囲をあらかじめ読んでおく。 (2時間)
【事後学習】授業内容を整理しておく。 (2時間)
【授業形態】対面授業
4 亀井勝一郞「現代精神に関する覚書」の講読と解説
【事前学習】講読範囲をあらかじめ読んでおく。 (2時間)
【事後学習】授業内容を整理しておく。 (2時間)
【授業形態】対面授業
5 西谷啓治「『近代の超克』私論」の講読と解説
【事前学習】講読範囲をあらかじめ読んでおく。 (2時間)
【事後学習】授業内容を整理しておく。 (2時間)
【授業形態】対面授業
6 諸井三郞「吾々の立場から」の講読と解説
【事前学習】講読範囲をあらかじめ読んでおく。 (2時間)
【事後学習】授業内容を整理しておく。 (2時間)
【授業形態】対面授業
7 吉満義彦「近代超克の神学的根拠」の講読と解説
【事前学習】講読範囲をあらかじめ読んでおく。 (2時間)
【事後学習】授業内容を整理しておく。 (2時間)
【授業形態】対面授業
8 林房雄「勤王の心」の講読と解説
【事前学習】講読範囲をあらかじめ読んでおく。 (2時間)
【事後学習】授業内容を整理しておく。 (2時間)
【授業形態】対面授業
9 下村寅太郞「近代の超克の方向」の講読と解説
【事前学習】講読範囲をあらかじめ読んでおく。 (2時間)
【事後学習】授業内容を整理しておく。 (2時間)
【授業形態】対面授業
10 津村秀夫「何を破るべきか」の講読と解説
【事前学習】講読範囲をあらかじめ読んでおく。 (2時間)
【事後学習】授業内容を整理しておく。 (2時間)
【授業形態】対面授業
11 三好達治「略記」の講読と解説
【事前学習】講読範囲をあらかじめ読んでおく。 (2時間)
【事後学習】授業内容を整理しておく。 (2時間)
【授業形態】対面授業
12 菊池正士「科学の超克について」の講読と解説
【事前学習】講読範囲をあらかじめ読んでおく。 (2時間)
【事後学習】授業内容を整理しておく。 (2時間)
【授業形態】対面授業
13 中村光夫「『近代』への疑惑」の講読と解説
【事前学習】講読範囲をあらかじめ読んでおく。 (2時間)
【事後学習】授業内容を整理しておく。 (2時間)
【授業形態】対面授業
14 河上徹太郞「『近代の超克』結語」の講読と解説
【事前学習】講読範囲をあらかじめ読んでおく。 (2時間)
【事後学習】授業内容を整理しておく。 (2時間)
【授業形態】対面授業
15 振り返りの討論
【事前学習】前回までの授業内容を整理しておく。 (2時間)
【事後学習】レポート提出に向けてここまでの授業内容を整理しておく。 (2時間)
【授業形態】対面授業
その他
教科書 河上徹太郎・竹内好 『近代の超克 (冨山房百科文庫)』 冨山房 1979年
テキストは各自購入すること。
参考書 使用しない
成績評価の方法及び基準 レポート:テキストの史料的意義についての学期末レポート(50%)、授業参画度:授業内での発言率(発言した授業の回数が基準)(50%)
オフィスアワー 水曜日昼休み

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