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考古学特殊研究4

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令和2年度以降入学者 考古学特殊研究4
教員名 平野卓治
単位数    2 課程     開講区分 文理学部
科目群 史学専攻
学期 後期 履修区分 選択必修
授業形態 対面授業
授業の形態 対面授業
Canvas LMSコースID・コース名称 WB3202442 2024考古学特殊研究4(平野卓治・後・水5)
授業概要 歴史研究における文字資料を基礎とした研究と考古学の研究との関連に関して、主として「出土文字資料」に関する研究成果を基に、その特徴を探る。さらに古代の歴史考古学の成果について、古代官道、官衙遺跡を通して考えていく。同時に受講者各自の研究テーマに関してもその研究の進展をサポートする。博物館において出土文字資料に関する調査研究、展覧会を実施した経験をふまえて教示していく。
授業のねらい・到達目標 木簡・墨書土器・漆紙文書などの出土文字資料、金石文などの文字資料に関する知識と研究の現状を認識し、新しい資料へ応用できる。さらに官道、官衙遺構など古代の歴史考古学の成果を修得する。また受講者各自の研究成果を学会発表、学術雑誌への掲載に向けて支援する。
授業の形式 講義、演習
授業の方法 授業の形式
出土文字資料をはじめ文字にかかわる研究、古代の官道や官衙遺跡など歴史考古学の成果を講義すると共に、論文講読という形式でこれまでの研究を批判的に検討していく。また受講生各自の専門課題・テーマに則し、そのその調査・研究の成果を報告する演習形式もとる。
本授業の事前・事後学習は、各2時間の学習を目安とする。
対面授業に参加できない要件を満たした場合、Canvas LMSで配信する資料を学習し、指定日時までに課題を提出する。
授業計画
1 ガイダンス:課題論文の確認と報告の順番の決定。前期の考古学特殊研究3を振り返り、出土文字資料の種類や特徴などを確認する。
【事前学習】考古学特殊研究3での講義内容を確認しておく。 (2時間)
【事後学習】課題論文を熟読する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
2 平川南「古代日本の文字世界」(予定)を読む―論文の内容を検証する:論文学習報告1
【事前学習】事前に配布する論文を読んで疑問点などを摘出する。 (3時間)
【事後学習】報告をめぐる意見を集約する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
3 平川南「古代日本の文字世界」(予定)を読む―論文の内容を検証する:論文学習報告2
【事前学習】事前に配布する論文を読んで疑問点などを摘出する。 (2時間)
【事後学習】報告をめぐる意見を集約する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
4 平川南「古代日本の文字世界」(予定)を読む―論文の内容を検証する:論文学習報告3
【事前学習】事前に配布する論文を読んで疑問点などを摘出する。 (2時間)
【事後学習】報告をめぐる意見を集約する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
5 受講者による研究報告と講評1
【事前学習】事前に配布するレジュメを読んでおく。 (2時間)
【事後学習】報告の問題点を整理する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
6 受講者による研究報告と講評2
【事前学習】事前に配布するレジュメを読んでおく。 (2時間)
【事後学習】報告の問題点を整理する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
7 銘文入り鉄剣・鉄刀について―石上神宮所蔵の「七支刀」の位置づけを考える。
【事前学習】事前に配布するレジュメを読んでおく。 (2時間)
【事後学習】講義の内容を確認し、ポイントを整理する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
8 銘文入り鉄剣・鉄刀について(2)―埼玉県・稲荷山古墳出土鉄剣と熊本県・江田船山古墳出土大刀の特徴と位置づけを考える。
【事前学習】事前に配布するレジュメを読んでおく。 (2時間)
【事後学習】講義の内容を確認し、ポイントを整理する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
9 銘文入り鉄剣・鉄刀について(3)―島根県・岡田山古墳出土大刀の特徴と倭王権との関係を考える。
【事前学習】事前に配布するレジュメを読んでおく。 (2時間)
【事後学習】講義の内容を確認し、ポイントを整理する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
10 受講者による研究報告と講評3
【事前学習】事前に配布するレジュメを読んでおく。 (2時間)
【事後学習】報告の問題点を整理する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
11 受講者による研究報告と講評4
【事前学習】事前に配布するレジュメを読んでおく。 (2時間)
【事後学習】報告の問題点を整理する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
12 古代官道の発掘成果―古代の官道とその遺構の特徴と位置づけに関して考える。
【事前学習】古代の道の遺構に関して調べ、整理しておく。 (2時間)
【事後学習】講義の内容を確認し、ポイントを整理する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
13 古代の地方官衙遺構の発掘成果―郡家の遺跡の事例を取り上げ、その特徴を考える。
【事前学習】古代の地方官衙遺跡を調べ、整理しておく。 (2時間)
【事後学習】講義の内容を確認し、ポイントを整理する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
14 古代の地方官衙遺構の発掘成果(2)―郡家に類似する遺跡の発掘成果をふまえ、郡家との関係、地域社会の中での位置づけを探る。
【事前学習】事前に配布するレジュメを読んでおく。 (2時間)
【事後学習】講義の内容を確認し、ポイントを整理する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
15 まとめ―文献史学と考古学:歴史考古学の成果をめぐり、文献史学と考古学との関係を考える。
【事前学習】これまでの講義内容を振り返る。 (2時間)
【事後学習】出土文字資料、歴史考古学に関しての考えを整理する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
その他
教科書 特に定めない。各回に必要な資料は授業時に提供する。
参考書 授業時に随時指示する。
成績評価の方法及び基準 授業参画度:授業時の討論へ参画度(30%)、課題報告(70%)
課題報告は、与えられた課題に関する調査・研究報告の内容によって評価する。また授業参画度は、毎回のディスカッションへの参画度等で評価する。
対面授業に参加できない要件を満たし、Canvas LMSを介して参加した場合、別途指示する課題の提出によって評価する。対面授業での評価と差が出ることはない。
オフィスアワー 質問などの対応は、メールで随時行う。研究室での対応日時は最初の授業時に指示する。

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