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考古学演習2

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令和2年度以降入学者 考古学演習2
教員名 堀内秀樹
単位数    2 課程     開講区分 文理学部
科目群 史学専攻
学期 後期 履修区分 選択必修
授業形態 対面授業
Canvas LMSコースID・コース名称 WB4602A26 2024考古学演習2(堀内秀樹・後・火2)
授業概要 「日本中・近世考古学」
中・近世考古学の調査、研究、周知化への⽅法などをこれまでの研究成果と問題点を呈示しつつ、歴史考古学の視点や今後の可能性を共に考える。今年度は特に中近世の陶磁器生産・流通・消費に関することを取り上げて行いたい。
授業のねらい・到達目標 授業では、中・近世考古学の研究視点、研究成果、周知化についての研究法、成果、問題点を講義や院生の発表などによって提示した後、取り上げたテーマについて学生と議論を行う。
中世考古学、近世考古学の研究法、成果とその発信方法、可能性などについて議論を深め、学ぶことにより、新しい考古学分野を理解することを目的とする。
授業の形式 演習
授業の方法 授業の形式:【講義・演習】
講義+学生参加によるフリーディスカッションの実習形式。講義部分では、いくつかのテーマについて学生が発表を行う。
本授業の事前・事後学習は、各2時間の学習を目安とします。
大学が定める対面授業に参加できない要件を満たした場合には、Zoomで参加、指示する課題を提出する。
授業計画
1 ヨーロッパの陶磁器
【事前学習】ヨーロッパの窯業地について調べておく (2時間)
【事後学習】ヨーロッパ製品と東洋陶磁の関係について確認をする (2時間)
【授業形態】対面授業
2 流通遺跡1 博多・堺
【事前学習】博多・堺の発掘調査報告書を調べておく (2時間)
【事後学習】出土している陶磁器生産地との関係を確認する (2時間)
【授業形態】対面授業
3 流通遺跡2 平戸・長崎
【事前学習】出島・唐人屋敷の発掘調査報告書を調べておく (2時間)
【事後学習】出土している陶磁器生産地との関係を確認する (2時間)
【授業形態】対面授業
4 流通遺跡3 ローカルネットワーク
【事前学習】京都三条界隈、日本橋二丁目遺跡などの報告書を確認しておく (2時間)
【事後学習】出土している陶磁器生産地との関係を確認する (2時間)
【授業形態】対面授業
5 流通遺跡4 水中考古学と沈船資料中世
【事前学習】新安沈没船の報告書を確認しておく (2時間)
【事後学習】出土している陶磁器生産地との関係を確認する (2時間)
【授業形態】対面授業
6 流通遺跡5 沈船資料近世
【事前学習】沈没船の位置と出土資料の性格について考えておく (2時間)
【事後学習】出土している陶磁器生産地との関係を確認する (2時間)
【授業形態】対面授業
7 流通遺跡6 琉球と陶磁器流通
【事前学習】琉球出土資料について調べておく (2時間)
【事後学習】出土している陶磁器生産地との関係を確認する (2時間)
【授業形態】対面授業
8 流通遺跡7 東南アジアと陶磁器流通
【事前学習】ホイアン、バンテン、北港などの出土資料を調べておく (2時間)
【事後学習】出土している陶磁器生産地との関係を確認する (2時間)
【授業形態】対面授業
9 陶磁器の分類1 中世:瀬戸、貿易陶磁器
【事前学習】既存の陶磁器分類について調べておく (2時間)
【事後学習】分類の目的、成果について確認する (2時間)
【授業形態】対面授業
10 陶磁器の分類2 近世:江戸
【事前学習】既存の陶磁器分類について調べておく (2時間)
【事後学習】分類の目的、成果について確認する (2時間)
【授業形態】対面授業
11 陶磁器の消費地編年
【事前学習】消費地の編年について調べておく (2時間)
【事後学習】生産地と消費地の編年について確認する (2時間)
【授業形態】対面授業
12 中世威信財と唐物
【事前学習】中世城館跡の中国製品について調べておく (2時間)
【事後学習】唐物について陶磁器以外のものも確認する (2時間)
【授業形態】対面授業
13 近世武家儀礼
【事前学習】近世の武家儀礼について調べておく (2時間)
【事後学習】中世との継続性と断絶性について確認しておく (2時間)
【授業形態】対面授業
14 文人趣味と陶磁器
【事前学習】文人趣味について調べておく (2時間)
【事後学習】考古資料への影響について確認しておく (2時間)
【授業形態】対面授業
15 陶磁器流通ブロックと日本文化
【事前学習】中世~近世の日本文化を調べておく (2時間)
【事後学習】日本文化と陶磁器との関係を確認する (2時間)
【授業形態】対面授業
その他
教科書 教科書は特に指定しない。レジュメとPowerPointで行う。
参考書 日本貿易陶磁研究会 『貿易陶磁研究』 1981年
東洋陶磁学会 『東洋陶磁』 雄山閣 1974年
日本貿易陶磁研究会の会誌『貿易陶磁研究』、東洋陶磁学会の会誌『東洋陶磁』は有用な参考書である。
いつでも貸すので、必要であれば言って下さい。
成績評価の方法及び基準 レポート:研究発表・小課題(60%)、授業参画度:ディスカッションなど(40%)
大学が定める対面授業に参加できない要件を満たした場合には、Zoomで参加、指示する課題の提出によって評価する。対面授業での評価と差が出ることはない。
オフィスアワー 授業後に⾏う。また、メールにて随時。

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