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令和2年度以降入学者 | 教育社会学特論1 | ||||
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教員名 | 堤孝晃 | ||||
単位数 | 2 | 課程 | 開講区分 | 文理学部 | |
科目群 | 教育学専攻 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業形態 | 対面授業(一部遠隔授業) |
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授業の形態 | 講義と討議・演習を組み合わせて進める。対面授業を基本とするが、履修者との調整の上で、一部で遠隔授業を取り入れることがある。 |
Canvas LMSコースID・コース名称 | WJ0308291 2024教育社会学特論1(堤孝晃・前・火4) |
授業概要 | 教育社会学における基本期な研究方法と考え方を理解し、自身の研究へ応用する可能性を探ることを目指す。 教育社会学は幅広いテーマを扱いうるが、本授業では、学校教育と企業労働の双方にまたがるキャリアの領域における諸問題を扱う研究を中心に取り上げる予定である。また、種々の研究方法のなかでも、特に質的方法が採用されている諸論文やテキストを中心に文献講読を重ね、多様な質的研究方法の成果と理論に触れることで、その特長や限界を検討したい。 このように、対象・テーマと方法はある程度固定するが、具体的な検討文献は社会学のテキストに限らず、教育学や心理学、経営学や哲学など多岐にわたるものを取り上げる。多様な研究に触れ、比較しながら検討することで、「テーマ・内容/研究方法/教育社会学のアプローチの特質」の三者について同時に理解を深めてほしい。 |
授業のねらい・到達目標 | 以下4点を到達目標とする。 ・教育社会学のテーマ、特にキャリアに関する諸問題の構造について理解する ・教育社会学の研究方法、特に質的方法の特長と限界について理解する ・他分野と比較した、教育社会学のアプローチの特質を理解する ・上記三者の理解を通し、自身の今後の研究について適切な問いと研究方法を検討し、説明できる |
授業の形式 | 講義、演習、ゼミ |
授業の方法 | 基本的事項に関しての講義と、講読文献をもとにした討議・演習を組み合わせて進める。討議・演習は、各自が文献を講読していることを前提とするため、履修者全員に講読票の事前作成・提出を求める。また授業終了後には授業についてのまとめと考察を提出し、次回授業でフィードバックしたり、それをもとに討議したりすることを予定している。課題に費やす時間を確保してほしい。 なお、履修者の人数や関心によって、一部テーマや授業方法を変更する可能性がある。調整しながら進めていくため、希望があればその都度申し出てほしい。 |
授業計画 | |
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1 |
オリエンテーション 授業の概要、到達目標、課題や評価方法などの説明 【事前学習】シラバスを確認する (1時間) 【事後学習】授業内容をまとめ、考察を提出する (3時間) |
2 |
現状の課題の確認 履修者各自が構想している研究に関して、簡単な研究計画書を作成しプレゼンすることで、現状の課題を共有する 【事前学習】問い・先行研究・意義・対象・方法・予想される結論・課題などをできる限り盛り込んだ研究計画書をまとめておく (3時間) 【事後学習】授業内容を踏まえて、自身の研究計画書の課題をまとめておく (1時間) |
3 |
構造的諸課題の把握(1) ――講義と討議 日本における学校教育と労働の接続に関する構造的諸課題について講義し、それをもとに討議する 【事前学習】自身の構想している研究テーマを、日本社会の構造的問題と関連させて考察しておく (2時間) 【事後学習】授業を踏まえて、まとめと考察を提出する (2時間) |
4 |
構造的諸課題の把握(2) ――講読文献①の検討 日本における学校教育と労働の接続に関する構造的諸課題について、講読文献をもとに討議する 【事前学習】課題文献①の講読票を作成する (3時間) 【事後学習】授業を踏まえて、まとめと考察を提出する (1時間) |
5 |
研究方法の確認(1) ――講義と討議 さまざまな研究方法を概観するとともに、質的研究法の多様性と特質について講義し、討議する 【事前学習】自身の研究で構想している研究方法について、その特徴や課題について検討しておく (2時間) 【事後学習】授業を踏まえて、まとめと考察を提出する (2時間) |
6 |
研究方法の確認(2) ――講読文献②の検討 質的研究法の多様性と特質について講義するとともに、講読文献をもとに討議する 【事前学習】課題文献②の講読票を作成する (3時間) 【事後学習】授業を踏まえて、まとめと考察を提出する (1時間) |
7 |
日本企業における諸課題(1) ――講義と討議 日本企業における組織管理やキャリアなどをテーマとした諸問題について講義し、それをもとに討議する 【事前学習】日本企業の特徴を、ウェブや文献を用いて自分なりにまとめておく (2時間) 【事後学習】授業を踏まえて、まとめと考察を提出する (2時間) |
8 |
日本企業における諸課題(2) ――講読文献③の検討 日本企業における組織管理やキャリアなどをテーマとした講読文献をもとに、諸問題のあり方と研究の方法について討議する 【事前学習】課題文献③の講読票を作成する (3時間) 【事後学習】授業を踏まえて、まとめと考察を提出する (1時間) |
9 |
日本企業における諸課題(3) ――講読文献④の検討 日本企業における組織管理やキャリアなどをテーマとした講読文献をもとに、諸問題のあり方と研究の方法について討議する 【事前学習】課題文献④の講読票を作成する (3時間) 【事後学習】授業を踏まえて、まとめと考察を提出する (1時間) |
10 |
学校教育における諸課題(1) ――講義と討議 学校教育における選抜・進路・キャリアなどをテーマとした諸問題について講義し、それをもとに討議する 【事前学習】日本の学校教育の特徴を、ウェブや文献を用いて自分なりにまとめておく (2時間) 【事後学習】授業を踏まえて、まとめと考察を提出する (2時間) |
11 |
学校教育における諸課題(2) ――講読文献⑤の検討 学校教育における選抜・進路・キャリアなどをテーマとする講読文献をもとに、諸問題のあり方と研究の方法について討議する 【事前学習】課題文献⑤の講読票を作成する (3時間) 【事後学習】授業を踏まえて、まとめと考察を提出する (1時間) |
12 |
学校教育における諸課題(3) ――講読文献⑥の検討 学校教育における選抜・進路・キャリアなどをテーマとする講読文献をもとに、諸問題のあり方と研究の方法について討議する 【事前学習】課題文献⑥の講読票を作成する (3時間) 【事後学習】授業を踏まえて、まとめと考察を提出する (1時間) |
13 |
就職・採用活動における諸課題(1) ――講読文献⑦の検討 就職・採用活動をテーマとする講読文献をもとに、諸問題のあり方と研究の方法について討議する 【事前学習】課題文献⑦の講読票を作成する (3時間) 【事後学習】授業を踏まえて、まとめと考察を提出する (1時間) |
14 |
就職・採用活動における諸課題(2) ――講読文献⑧の検討 就職・採用活動をテーマとする講読文献をもとに、諸問題のあり方と研究の方法について討議する 【事前学習】課題文献⑧の講読票を作成する (3時間) 【事後学習】授業を踏まえて、まとめと考察を提出する (1時間) |
15 |
まとめ これまで扱ったテーマと方法についてまとめ、各自の研究計画書を再検討する 【事前学習】これまでの授業を踏まえ、自身の研究計画書を作成しておく (2時間) 【事後学習】授業を踏まえ、自身の研究計画書を修正し、その根拠を説明できるレポートを作成する (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 講読文献は、授業内で指示します。 |
参考書 | 授業内で適宜紹介します。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:学期末(20%)、授業参画度:授業内容のまとめと考察(30%)、文献講読票など課題の作成(50%) |
オフィスアワー | 授業前後の時間を基本としますが、事前のアポを取ってくだされば、いつでも構いません。 |