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外国教育史研究2

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令和2年度以降入学者 外国教育史研究2
教員名 北野秋男
単位数    2 課程     開講区分 文理学部
科目群 教育学専攻
学期 後期 履修区分 選択必修
授業形態 対面授業
授業の形態 原則として「対面式授業」を行いますが、コロナ感染拡大など不測の事態が生じた場合には別な方法で学習資料配信やzoomを利用した授業を行う。授業の課題については、シラバス上でも明記していますが、授業内でも詳しく説明する。追加の課題や資料、変更点などがある場合も同様である。授業形式の基本は、テキストの重要なキーワードを中心に解説し、用語や概念の整理を行う。課題レポートは最後に提出して頂きます。また、授業内容や課題に対する質問などある場合には、対面式・メール・zoomなどで個別に面接して説明する。もしも、何か特別な事情で課題が提出できない場合には、最終回に提出することも認める。
Canvas LMSコースID・コース名称 WJ1208462 2024外国教育史研究2(北野秋男・後・水2)
授業概要 今日、日本を含めた世界各国において国際競争力の向上やエビデンス主義の潮流の下で学力テスト体制が構築されている。PISAやTIMSSに代表される「国際学力テスト」、文部科学省「全国学力・学習状況調査」、各都道府県や市区町村が実施する「地方学力テスト」など、学力テストが重層的に実施される時代を迎えている。こうした学力テストは、児童生徒の学力の実態把握を行い、学習指導や教育施策の改善に利活用するためのものである。こうした状況は、日本だけのものか。それとも世界の先進国に共通したものか。本授業では、世界の学力テスト政策の現状を歴史的な視点も考慮しながら、比較検証するものである。
授業のねらい・到達目標 授業で配布する資料や図書を丁寧に読むこと。また、授業時間内に課題を与え、レジュメを作成し、報告する。報告の後に、レジュメを修正し、完成原稿として提出する。授業内では対話と討論を繰り返し、受講学生相互の研究に関する能力を高め、認識を深化させる。参加型の授業展開をなるべく多く取り入れるので、受講学生の積極的な受講を求める。

【日本大学教育憲章との関係】これまでの学修経験から得られた知識を生かし、課題報告などを通じて「論理的・批判的思考力」「問題発見・解決力」の育成を重視する(A-3-1、A-4-1)。ゼミ発表を記録することにより、自己の学習経験を振り返る(A-8-1)。
授業の形式 演習
授業の方法 【授業形式:演習】
原則として「対面式授業」を行いますが、コロナ感染拡大など不測の事態が生じた場合にはzoomなどを利用した授業を行います。本授業では、世界の学力テストの現状を国際比較し、それぞれの国の類似点や差異点を確認します。その上で、学力テストの利活用が教育政策に「強く影響している」国と「弱く影響している」国の教育政策なども比較します。まさに、現代は、個人だけでなく、学校や地域、そして国単位でも「能力」や「業績」が求められる時代と言えます。

【対面授業に参加できない学生の代替方法、要件】
(1)zoomでの参加を認める要件;日本に入国できない留学生、遠方に居移している学生、その他特別の事情の有る者
(2)対面授業に参加できない場合:zoomで参加し、メールにて課題を提出する。
授業計画
1 ガイダンス 授業の進め方・評価の方法
【事前学習】シラバスを事前に読んでおくこと。このテーマに関する基本文献を調べておくこと。 (2時間)
【事後学習】シラバスの要点と課題をノートにまとめる。 (2時間)
【授業形態】対面授業
2 日本の学力論争(基礎学力論争)
【事前学習】テキストや資料を読んで、日本の「学力論争」のポイントを理解する。 (2時間)
【事後学習】配布した文献や資料を読んで、学習の深化をはかる。 (2時間)
【授業形態】対面授業
3 日本の学力論争(計測可能学力)
【事前学習】テキストや資料を読んで、日本の「学力論争」のポイントを理解する。 (2時間)
【事後学習】配布した文献や資料を読んで、学習の深化をはかる。 (2時間)
【授業形態】対面授業
4 日本の学力論争(学力と人格)
【事前学習】テキストや資料を読んで、日本の「学力論争」のポイントを理解する。 (2時間)
【事後学習】配布した文献や資料を読んで、学習の深化をはかる。 (2時間)
【授業形態】対面授業
5 日本の学力論争(新学力観)
【事前学習】テキストや資料を読んで、日本の「学力論争」のポイントを理解する。 (2時間)
【事後学習】配布した文献や資料を読んで、学習の深化をはかる。 (2時間)
【授業形態】対面授業
6 日本の学力論争(PISA型学力など)
【事前学習】テキストや資料を読んで、日本の「学力論争」のポイントを理解する。 (2時間)
【事後学習】配布した文献や資料を読んで、学習の深化をはかる。 (2時間)
【授業形態】対面授業
7 中国の学校・教育の歴史と学力(院生報告)
【事前学習】文献を調べ、レジュメを作成する。報告の準備。 (2時間)
【事後学習】資料を読んで、中国の「教育制度」のポイントを理解する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
8 中国の学力政策(院生報告)
【事前学習】文献を調べ、レジュメを作成する。報告の準備。 (2時間)
【事後学習】資料を読んで、中国の「学力政策」のポイントを理解する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
9 韓国の学力政策(院生報告)
【事前学習】文献を調べ、レジュメを作成する。報告の準備。 (2時間)
【事後学習】テキスト「第9章」を読んで、韓国の「学力政策」のポイントを理解する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
10 カナダの学力政策(院生報告)
【事前学習】文献を調べ、レジュメを作成する。報告の準備。 (2時間)
【事後学習】テキスト「第6章」を読んで、カナダの「学力政策」のポイントを理解する (2時間)
【授業形態】対面授業
11 オーストラリアの学力政策(院生報告)
【事前学習】文献を調べ、レジュメを作成する。報告の準備。 (2時間)
【事後学習】テキスト「第5章」を読んで、オーストラリアの「学力政策」のポイントを理解する (2時間)
【授業形態】対面授業
12 ノルウエーの学力政策(院生報告)
【事前学習】文献を調べ、レジュメを作成する。報告の準備。 (2時間)
【事後学習】テキスト「第10章」を読んで、ノルウエーの「学力政策」のポイントを理解する (2時間)
【授業形態】対面授業
13 ドイツの学力政策(院生報告)
【事前学習】文献を調べ、レジュメを作成する。報告の準備。 (2時間)
【事後学習】テキスト「第8章」を読んで、ドイツの「学力政策」のポイントを理解する (2時間)
【授業形態】対面授業
14 草稿論文の提出と相互検討
【事前学習】報告課題に基づいて草稿論文を作成する。 (2時間)
【事後学習】草稿論文の修正、校正をする。 (2時間)
【授業形態】対面授業
15 完成論文の提出と前期授業の総括と今後の学習への留意点
【事前学習】完成原稿を作成する。 (2時間)
【事後学習】前期授業の反省と自らの今後の学習の留意点を明らかにする。 (2時間)
【授業形態】対面授業
その他
教科書 テキストは佐藤 仁・北野秋男編著『世界のテスト・ガバナンス』(東信堂)を使いますが、事前に購入する必要はありません。
授業が始まってから指示します。
参考書 使用しない
成績評価の方法及び基準 レポート:報告とレポート(60%)、授業参画度:質疑応答・討論、コメント、ミニレポートなど(40%)
オフィスアワー 授業開始前と終了後に行う。また、メールなどでも可能。ak0924@minuet.plala.or.jp

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