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令和2年度以降入学者 | 心理学研究法特論 | ||||
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教員名 | 望月正哉 | ||||
単位数 | 2 | 課程 | 前期課程 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 心理学専攻 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業形態 | 対面授業 |
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Canvas LMSコースID・コース名称 | WL01101801 2024心理学研究法特論(望月正哉・前・月3) |
授業概要 | 【臨床心理士選択必修科目A群】 自身が行ってきたデータの観測・測定,分析,解釈を省みて,そこに潜む危険を洗い出し,自身の研究計画への適用・実践を目指す。 |
授業のねらい・到達目標 | 心理学における研究は,主に量的なデータを観測,測定し,さまざまな統計手法を用いて分析,その結果を解釈することで,新しい知見を見出す営みを繰り返している。その際に必要な研究法のスキルは授業や自己学習によって身につけることが多いが,自身の研究する専門領域の内容ほど,その正確性を省みる機会は少ない。本授業では,特にデータの観測・測定,分析,解釈に潜む危険性を改めて認識し,研究の実施前から注意すべき点を確認することができるようにする。そのうえで,自身の研究計画を見直し,より妥当な手法を選択できるようになる。 |
授業の形式 | 演習 |
授業の方法 | 前半では主にデータ解釈のための入門書を輪読し,教員と受講者でデータの扱いに関する注意点を確認する。そのうえで,後半では自身の研究計画を発表したうえで,議論を通じて,特にデータの扱いに関する改善を図る。フィードバックは,発表を踏まえた講評を授業内で行う。なお,本授業の事前・事後学習は,それぞれ1–3時間を目安とするが,テーマや授業中の作業により,それよりも多い時間が必要となることがある。授業では,学生が作成した発表資料を事前に読み,質問を考え,授業時間に議論を行う。 |
履修条件 | 授業で取り上げるトピックは心理学の基本的な研究手法とその実践を理解していることを前提にしている。出身学部が心理学専攻以外の受講者は,該当する学部授業の受講や入門的な教科書を読むことで補習することを強く推奨する。 |
授業計画 | |
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1 |
授業テーマや到達目標及び授業方法の説明
【事前学習】自身の研究計画を準備する (2時間) 【事後学習】報告を担当する章を読み始める (2時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
研究計画の発表
【事前学習】提示された資料を参照し,質問内容を考える (3時間) 【事後学習】提示された質問に対して回答できなかったものに関連する文献を探す (1時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
研究計画の議論
【事前学習】提示された資料を参照し,質問内容を考える (3時間) 【事後学習】報告を担当する章を資料としてまとめ始める (1時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
文献の報告と討議(データ観測の難しさ)
【事前学習】発表担当者は選択した章をまとめ,発表日までに共有しておく (3時間) 【事後学習】議論された内容が自身の研究計画で考慮されているかを確認し,研究計画を明確化する。 (1時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
文献の報告と討議(データの誤差とばらつき)
【事前学習】発表担当者は選択した章をまとめ,発表日までに共有しておく (3時間) 【事後学習】議論された内容が自身の研究計画で考慮されているかを確認し,研究計画を明確化する。 (1時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
文献の報告と討議(データに関連するバイアス)
【事前学習】発表担当者は選択した章をまとめ,発表日までに共有しておく (3時間) 【事後学習】議論された内容が自身の研究計画で考慮されているかを確認し,研究計画を明確化する。 (1時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
文献の報告と討議(データサンプリングの方法)
【事前学習】発表担当者は選択した章をまとめ,発表日までに共有しておく (3時間) 【事後学習】議論された内容が自身の研究計画で考慮されているかを確認し,研究計画を明確化する。 (1時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
文献の報告と討議(データの扱い)
【事前学習】発表担当者は選択した章をまとめ,発表日までに共有しておく (2時間) 【事後学習】議論された内容が自身の研究計画で考慮されているかを確認し,研究計画を明確化する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
文献の報告と討議(一変数データの振る舞い)
【事前学習】発表担当者は選択した章をまとめ,発表日までに共有しておく (2時間) 【事後学習】議論された内容が自身の研究計画で考慮されているかを確認し,研究計画を明確化する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
文献の報告と討議(多変量データの分析)
【事前学習】発表担当者は以前の指摘踏まえ,発表日までに研究計画を共有しておく (2時間) 【事後学習】議論された内容が自身の研究計画で考慮されているかを確認し,研究計画を明確化する。 (2時間) |
11 |
文献の報告と討議(データ分析の注意点)
【事前学習】発表担当者は以前の指摘踏まえ,発表日までに研究計画を共有しておく (2時間) 【事後学習】議論された内容が自身の研究計画で考慮されているかを確認し,研究計画を明確化する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
12 |
文献の報告と討議(データ解釈の注意点)
【事前学習】発表担当者は以前の指摘踏まえ,発表日までに研究計画を共有しておく (2時間) 【事後学習】議論された内容が自身の研究計画で考慮されているかを確認し,研究計画を明確化する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
研究計画の発表と討議:データ収集方法の再検討
【事前学習】発表担当者は以前の指摘踏まえ,発表日までに研究計画を共有しておく (2時間) 【事後学習】発表者は受講者のコメントをもとに研究計画を修正する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
研究計画の発表と討議:データの分析方法の再検討
【事前学習】発表担当者は以前の指摘踏まえ,発表日までに研究計画を共有しておく (1時間) 【事後学習】発表者は受講者のコメントをもとに研究計画を修正する。 (3時間) 【授業形態】対面授業 |
15 |
研究計画のまとめと振り返り
【事前学習】研究計画全体を見直す,修正案を踏まえて書き直す点をリスト化する。 (1時間) 【事後学習】修正した計画全体を見直し,文章として破綻していないか確認したうえで提出する。 (3時間) 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
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教科書 | 江崎貴裕 『分析者のためのデータ解釈学入門:データの本質をとらえる技術』 ソシム株式会社 2020年 第1版 |
参考書 | 使用しない |
成績評価の方法及び基準 | レポート(60%)、授業参画度(40%) レポートは文献報告と自身の研究計画(初回提出,2回目提出,修正を加えた最終報告)を評価する。授業参画度は2回目以降に行う授業での討議への関与度に基づいて評価する。対面授業において対面参加できない場合はオンライン参加を求めるが成績の評価方法に相違な点はない。 |
オフィスアワー | 金曜5限 本館4階心理学科研究室403(04500)。それ以外ではCanvas LMSからメールを受け付ける。 |