文理学部シラバスTOP > 大学院博士前期課程 > 心理学専攻 > 認知心理学特論
日本大学ロゴ

認知心理学特論

このページを印刷する

令和2年度以降入学者 認知心理学特論
教員名 望月正哉
単位数    2 課程 前期課程 開講区分 文理学部
科目群 心理学専攻
学期 後期 履修区分 選択必修
授業形態 対面授業
Canvas LMSコースID・コース名称 WL03101803 2024認知心理学特論(望月正哉・後・金4)
授業概要 文献購読を通じて認知心理学を主とした心理学研究における諸理論を理解するとともに,理論主導の研究に関する議論を行い,自身の研究計画における理論的位置づけを明確にする。
授業のねらい・到達目標 科学的研究においては,経験的データから帰納的推論によって法則性を見出そうとする。ここで見出される法則を心理学では理論・モデルとして提案する。後続の研究は,これらの理論やモデルを基盤として,演繹的推論によって仮説を立て,その仮説の検証を進めることで,理論やモデルの信頼性・妥当性を批判的に検討していく。自身で研究を進めるうえでは,関連領域の理論・モデルを十分に理解し,それらの枠組みから演繹的に仮説を検討することが重要である。本授業では,文献購読を通じて認知心理学を中心として,心理学における諸理論の理解を深める。そのうえで,自身の研究の理論的位置づけを明確にし,自身の研究が何を明らかにしようとしているのかについて理論的な見地から議論できるようになる。
授業の形式 講義、演習
授業の方法 講義・演習形式で実施する。第1回から第2回では,心理学における理論の必要性や検証のプロセスに関する講義を行う。第3回以降は指定の文献について,受講者がまとめて発表をする。発表を担当する受講者は,事前学習で担当章や担当論文をレジュメでまとめる。授業では,教員と受講者で議論を行い,問題点の整理や問題に対する解決案を探る。フィードバックは,発表や議論を踏まえた講評を授業内で行う。本授業の事前・事後学習は,それぞれ1–3時間を目安とするが,テーマや授業中の作業により,それよりも多い時間が必要となることがある。
履修条件 授業で取り上げるトピックは認知心理学や自身の研究領域について,基本的な研究手法や代表的な研究を理解していることを前提にしている。出身学部が心理学専攻以外の受講生は,該当する学部授業の受講や入門的な教科書を読むことで補習することを強く推奨する。
授業計画
1 授業テーマや到達目標及び授業方法の説明
【事前学習】認知心理学の研究領域・テーマを知る (2時間)
【事後学習】自身の発表担当となった文献を読み始める (2時間)
【授業形態】対面授業
2 心理学における理論の必要性と検証プロセス
【事前学習】配布された資料を読み,質問を考える (2時間)
【事後学習】自身の発表担当となった文献をまとめ始める (2時間)
【授業形態】対面授業
3 文献の報告と討議(発表者1)
【事前学習】発表担当者は選択した章をまとめ,発表日までに共有しておく (3時間)
【事後学習】指摘された内容を踏まえ,もう一度文献を読み直す (1時間)
【授業形態】対面授業
4 文献の報告と討議(発表者2)
【事前学習】発表担当者は選択した章をまとめ,発表日までに共有しておく (3時間)
【事後学習】指摘された内容を踏まえ,もう一度文献を読み直す (1時間)
【授業形態】対面授業
5 文献の報告と討議(発表者3)
【事前学習】発表担当者は選択した章をまとめ,発表日までに共有しておく (3時間)
【事後学習】指摘された内容を踏まえ,もう一度文献を読み直す (1時間)
【授業形態】対面授業
6 文献の報告と討議(発表者4)
【事前学習】発表担当者は選択した章をまとめ,発表日までに共有しておく (3時間)
【事後学習】指摘された内容を踏まえ,もう一度文献を読み直す (1時間)
【授業形態】対面授業
7 文献の報告と討議(発表者5)
【事前学習】発表担当者は選択した章をまとめ,発表日までに共有しておく (3時間)
【事後学習】指摘された内容を踏まえ,もう一度文献を読み直す (1時間)
【授業形態】対面授業
8 文献の報告と討議(発表者6)
【事前学習】発表担当者は選択した章をまとめ,発表日までに共有しておく (3時間)
【事後学習】指摘された内容を踏まえ,もう一度文献を読み直す (1時間)
【授業形態】対面授業
9 論文の報告と討議(発表者1)
【事前学習】発表担当者は選択した章をまとめ,発表日までに共有しておく (3時間)
【事後学習】指摘された内容を踏まえ,もう一度文献を読み直す (1時間)
【授業形態】対面授業
10 論文の報告と討議(発表者2)
【事前学習】発表担当者は選択した論文をまとめ,発表日までに共有しておく (3時間)
【事後学習】指摘された内容を踏まえ,もう一度文献を読み直す (1時間)
【授業形態】対面授業
11 論文の報告と討議(発表者3)
【事前学習】発表担当者は選択した論文をまとめ,発表日までに共有しておく (3時間)
【事後学習】指摘された内容を踏まえ,もう一度文献を読み直す (1時間)
【授業形態】対面授業
12 論文の報告と討議(発表者4)
【事前学習】発表担当者は選択した論文をまとめ,発表日までに共有しておく (3時間)
【事後学習】指摘された内容を踏まえ,もう一度文献を読み直す (1時間)
【授業形態】対面授業
13 論文の報告と討議(発表者5)
【事前学習】発表担当者は選択した論文をまとめ,発表日までに共有しておく (3時間)
【事後学習】指摘された内容を踏まえ,もう一度文献を読み直す (1時間)
【授業形態】対面授業
14 論文の報告と討議(発表者6)
【事前学習】発表担当者は選択した論文をまとめ,発表日までに共有しておく (3時間)
【事後学習】指摘された内容を踏まえ,もう一度文献を読み直す (1時間)
【授業形態】対面授業
15 理論と自身の研究との関連
【事前学習】自身の研究における理論の関連・位置づけについて資料にまとめる (3時間)
【事後学習】指摘された内容を踏まえ,自身の研究計画を改善する (1時間)
【授業形態】対面授業
その他
教科書 使用しない
参考書 丸野俊一 『認知心理学における論争』 ナカニシヤ出版 1998年 第1版
森正義彦 『科学としての心理学』 培風館 2004年 第1版
中島義明 『現代心理学[理論]事典』 朝倉書店 2018年 第1版
成績評価の方法及び基準 レポート(40%)、授業参画度(60%)
レポートは文献・論文報告資料を評価する。授業参画度は3回目以降に行う授業での討議への関与度に基づいて評価する。対面授業において対面参加できない場合はオンライン参加を求めるが成績の評価方法に相違な点はない。
オフィスアワー 金曜5限 本館4階心理学科研究室403(04500)。それ以外ではCanvas LMSからメールを受け付ける。

このページのトップ