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令和2年度以降入学者 | プロセス地形学特論Ⅱ | ||||
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教員名 | 小口 千明 | ||||
単位数 | 2 | 課程 | 前期課程 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 地理学専攻 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業形態 | 対面授業(一部遠隔授業) |
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Canvas LMSコースID・コース名称 | WM225183 2024プロセス地形学特論Ⅱ(小口千明・後・木4) |
授業概要 | 風化プロセスは、地形の形成・変化に先立つ準備段階として重要である。地形の形成・変化は、風化により地形物質の強度低下によって生じるためである。一方多くの石造文化財の自然劣化に風化が関わっていることから、近年、文化財の保存・修復に風化の実態研究が重要視されるようになった。このような背景を踏まえ,本講義では受講生による文献のレビューや研究発表を通じて,岩石の物理的(機械的),化学的,生物学的風化作用について理解を深めてもらうとともに、風化が地形の形成・変化や石造文化財などに与える影響について講義する。 |
授業のねらい・到達目標 | 自然地理学における現象をきちんと理解することは、現代社会の抱える環境問題や災害問題、人工構造物に対しても応用可能である。このような「地圏」における諸現象の性質について、自然環境の成り立ちや地圏材料も含めて基礎的事項から理解することを、本科目の到達目標とする。 |
授業の形式 | 講義、実験、実習 |
授業の方法 | ・対面で講義するが、一部でハイフレックスあるいはオンライン(リアルタイム方式、オンデマンド方式)での授業も併用する。その場合の接続方法(ZoomURL)については、別途連絡する。 ・講義資料はWebClassに掲載するが、可能な限り教科書や参考書籍等を参照しておくこと。講義資料のプリントアウトは、必要に応じ各自で行ってほしい。確認テスト(小レポートなど)を数回行い、理解度をチェックする。地形図や空中写真の判読が地形とその形成要因の推定に役立ち、自然災害の類推にも役立つため、作業も併せて行う。 ・実際に石造文化財や防災関連の参考施設の見学を行う予定であり、ガイダンス時に詳細を伝える。 |
授業計画 | |
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1 |
1回 : ガイダンス、地球の構造と歴史
【事前学習】講義資料に目を通しておく。 (1時間) 【事後学習】講義内でとったメモをノートにまとめる。 (3時間) 【担当教員】小口千明 【授業形態】対面授業 |
2 |
2回 : 鉱物と岩石
【事前学習】講義資料に目を通しておく。 (1時間) 【事後学習】講義内でとったメモをノートにまとめる。 (3時間) 【担当教員】小口千明 【授業形態】対面授業 |
3 |
3回 : 岩石物性調査用①(鉱物・化学的性質)
【事前学習】講義資料に目を通しておく。 (1時間) 【事後学習】講義内でとったメモをノートにまとめる。 (3時間) 【担当教員】小口千明 【授業形態】対面授業 |
4 |
4回 : 化学的風化(とくに石灰岩の風化)
【事前学習】講義資料に目を通しておく。 (1時間) 【事後学習】講義内でとったメモをノートにまとめる。 (3時間) 【担当教員】小口千明 【授業形態】対面授業 |
5 |
5回 : 岩石物性調査法②(物理的・力学的性質)
【事前学習】講義資料に目を通しておく。 (1時間) 【事後学習】講義内でとったメモをノートにまとめる。 (3時間) 【担当教員】小口千明 【授業形態】対面授業 |
6 |
6回 : 物理的風化(とくに塩類風化)
【事前学習】講義資料に目を通しておく。 (1時間) 【事後学習】講義内でとったメモをノートにまとめる。 (3時間) 【担当教員】小口千明 【授業形態】対面授業 |
7 |
7回 : 風化関連の論文読解
【事前学習】講義資料に目を通しておく。 (1時間) 【事後学習】講義内でとったメモをノートにまとめる。 (3時間) 【担当教員】小口千明 【授業形態】対面授業 |
8 |
8回 : 現地見学会およびその準備(詳細については別途指示)
【事前学習】現地に関する情報収集 (1時間) 【事後学習】見学時のメモを整理して記録(レポート作成準備) (3時間) 【担当教員】小口千明 【授業形態】対面授業 |
9 |
9回 : 現地見学会およびその準備(詳細については別途指示)
【事前学習】現地に関する情報収集 (1時間) 【事後学習】見学時のメモを整理して記録(レポート作成準備) (3時間) 【担当教員】小口千明 【授業形態】対面授業 |
10 |
10回 :現地見学会およびその準備(詳細については別途指示)
【事前学習】現地に関する情報収集 (1時間) 【事後学習】見学時のメモを整理して記録(レポート作成準備) (3時間) 【担当教員】小口千明 【授業形態】対面授業 |
11 |
11回 : 中間試験(「現地見学会のまとめ」発表会)
【事前学習】これまでの講義内容のノートを確認して復習しておく。 (3時間) 【事後学習】見学時のメモを整理して記録(レポート作成準備) (1時間) 【担当教員】小口千明 【授業形態】対面授業 |
12 |
12回 : 事例紹介①(野木町煉瓦窯)
【事前学習】現地に関する情報収集 (1時間) 【事後学習】見学時のメモを整理して記録(レポート作成準備) (3時間) 【担当教員】小口千明 【授業形態】対面授業 |
13 |
13回 : 事例紹介②(オーバル修道院)
【事前学習】講義資料に目を通しておく。 (1時間) 【事後学習】講義内でとったメモをノートにまとめる。 (3時間) 【担当教員】小口千明 【授業形態】対面授業 |
14 |
14回 : 他の地形プロセス①(マスウェイスティングと斜面災害
【事前学習】講義資料に目を通しておく。 (1時間) 【事後学習】講義内でとったメモをノートにまとめる。 (3時間) 【担当教員】小口千明 【授業形態】対面授業 |
15 |
15回 : 他の地形プロセス②(流水による侵食地形・河成地形)
【事前学習】講義資料に目を通しておく。 (1時間) 【事後学習】講義内でとったメモをノートにまとめる。 (3時間) 【担当教員】小口千明 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
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教科書 | 松倉公憲 『地形変化の科学』 朝倉書店 2008年 |
参考書 | 松倉公憲 『山崩れ・地すべりの力学』 筑波大学出版会 2008年 鈴木隆介 『建設技術者のための地形図読図入門, 第1巻, 読図の基礎』 古今書院 1997年 鈴木隆介 『建設技術者のための地形図読図入門, 第2巻, 低地』 古今書院 1998年 第3版 鈴木隆介 『建設技術者のための地形図読図入門, 第3巻, 段丘』 古今書院 2000年 鈴木隆介 『建設技術者のための地形図読図入門, 第4巻, 火山・変動地形と応用読図,』 古今書院 2004年 Erhard M. Winkler , Stone in Architecture, Springer, 1994, 3 edition |
成績評価の方法及び基準 | 試験(40%)、レポート:レポートは ,求めるテーマ と内容 ,提出状況 をみて評価 します 。(30%)、授業内テスト:授業内テストは,小テスト等で評価します。(20%)、授業参画度:授業参画度は時々行うリアクションペーパー等で評価します。(10%) |
オフィスアワー | とくに定まった時間を設けず、メール等で連絡の上、双方の都合の良い日時で対応します。 メールアドレス ogchiaki [at] mail.saitama-u.ac.jp |