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人文地理学特別研究

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令和2年度以降入学者 人文地理学特別研究
教員名 吉野裕
単位数    6 課程 前期課程 開講区分 文理学部
科目群 地理学専攻
学期 通年 履修区分 選択必修
授業形態 対面授業
Canvas LMSコースID・コース名称 WM4651018 2024人文地理学特別研究(吉野裕・通・水4)
授業概要 この授業では修士論文(人文地理学分野)を執筆する際に不可欠となる知識・技術・方法―すなわち、研究テーマ・論文構成・研究対象地域の設定の仕方、文献・統計資料の収集と分析方法、図表の作成技術と表現方法、現地調査の方法など―についてより深く専門的に学修していきます。みなさんには、この授業の中で自身の研究に関して何度か発表をしていただきます。これにより、学術情報の発信能力も格段に向上することでしょう。
授業のねらい・到達目標 ①研究テーマに関連する資料(文献・地図類・統計資料など)を自身で収集し、これらをもとにレジュメや修士論文を作成できる。
②発表や質疑応答などにおいて、修士論文の研究テーマ・論文構成・研究の目的と方法・研究対象地域の設定、先行研究の概要、ならびに、文章・図表の表現と提示方法に関して、自身の見解を論理的に述べることができる。
③学内外の人々と連携を図りながら、自身で定めた日程に基づいて研究を進めることができる。
授業の形式 ゼミ
授業の方法 ・ゼミ形式(対面式)で実施します。
・履修者の人数などに応じて授業の内容を若干変更することがあります。その場合は、みなさんにご相談させていただきます。
授業計画
1 ガイダンス(受講上の諸注意)、修士論文執筆のスケジュールを確認しよう
【事前学習】シラバスを熟読し、不明な点をノートにまとめておく。 (2時間)
【事後学習】長期休暇中に実施した調査の成果をレジュメ・スライドにまとめる。 (5時間)
【授業形態】対面授業
2 長期休暇中に実施した調査の成果を報告しよう
【事前学習】第1回の事後学習に引き続き、長期休暇中に実施した調査の成果をレジュメ・スライドにまとめておく。 (5時間)
【事後学習】質疑応答をふまえ、レジュメ・スライドを修正する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
3 修士論文の執筆に必要な文献のリストを作成しよう
【事前学習】修士論文の執筆に必要な先行研究や研究対象地域に関する文献をリスト化し、レジュメにまとめる。可能な限りこれらを入手し、読み進めておく。 (5時間)
【事後学習】質疑応答をふまえ、リストを修正する。先行研究の概要をレジュメ・スライドにまとめる。 (5時間)
【授業形態】対面授業
4 先行研究を熟読し、概要を把握しよう
【事前学習】第3回の事後学習に引き続き、先行研究の概要をレジュメ・スライドにまとめる。 (5時間)
【事後学習】質疑応答をふまえ、レジュメ・スライドを修正する。また、研究対象地域に関する文献を読み、これがどのような特徴をもつ地域かレジュメ・スライドにまとめる。 (2時間)
【授業形態】対面授業
5 研究対象地域の特徴を把握しよう
【事前学習】第4回の事後学習に引き続き、研究対象地域に関する文献を読み、これがどのような特徴をもつ地域かレジュメ・スライドにまとめる。 (5時間)
【事後学習】質疑応答をふまえ、レジュメ・スライドを修正する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
6 データを入手しよう①地図類
【事前学習】修士論文の執筆に必要な地図類とその所蔵先・販売元をリスト化し、レジュメにまとめる。可能な限り、これらの電子データを入手しておく。 (5時間)
【事後学習】質疑応答をふまえ、リストを修正する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
7 データを入手しよう②統計資料
【事前学習】修士論文の執筆に必要な統計資料とその入手方法をリスト化し、レジュメにまとめる。 (2時間)
【事後学習】質疑応答での助言をもとに、レジュメを修正する。統計資料を入手する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
8 図表を作成しよう①図
【事前学習】第6~7回の授業内容をふまえ、GISやExcelで地図・グラフを作成し、これらからどのようなことが読み取れるかレジュメにまとめる。 (5時間)
【事後学習】質疑応答をふまえ、図を修正する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
9 図表を作成しよう②表
【事前学習】第6~7回の授業内容をふまえ、Excelなどで表を作成し、これらからどのようなことが読み取れるかレジュメにまとめる。 (5時間)
【事後学習】質疑応答をふまえ、表を修正する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
10 長期休暇中に調査を実施しよう①訪問先を選定しよう
【事前学習】現地調査の訪問先(図書館・資料館・官公庁・話者の自宅など)について検討し、そこでどのような資料や情報が入手可能かレジュメにまとめる。 (5時間)
【事後学習】質疑応答をふまえ、レジュメを修正する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
11 長期休暇中に調査を実施しよう②聞き取り調査・アンケート調査の質問項目を作成しよう
【事前学習】現地で実施する聞き取り調査・アンケート調査の質問項目を検討し、調査票を作成する。 (5時間)
【事後学習】質疑応答をふまえて質問項目を修正し、これを完成させる。 (2時間)
【授業形態】対面授業
12 長期休暇中に調査を実施しよう③日程を組む
【事前学習】第10~11回の授業内容をふまえて調査日程を組み、おおよその予算を把握する。これらの概要をレジュメにまとめる。 (2時間)
【事後学習】質疑応答をふまえ、調査日程・予算を修正する。また、訪問先に調査協力を依頼する。 (5時間)
【授業形態】対面授業
13 長期休暇中に調査を実施しよう④調査計画の報告
【事前学習】第10~12回の授業内容をもとに現地調査の計画の概要、ならびに、現地調査を通じてどのようなデータ・情報を入手し得るかについてレジュメ・スライドにまとめる。 (5時間)
【事後学習】質疑応答をふまえ、レジュメ・スライドを修正する。第2~13回の学修内容をレポートとしてまとめる。 (5時間)
【授業形態】対面授業
14 レポートの提出、調査用の名刺の作成、調査票の準備
【事前学習】第13回の事後学習に引き続き、第2~13回の学修内容をレポートとしてまとめる。 (5時間)
【事後学習】現地調査の日程・費用、および訪問先の状況を確認し、必要に応じて調査日程を調整する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
15 レポートの返却、全体講評
【事前学習】第14回の事後学習に引き続き、訪問先の状況を確認する(必要に応じて調査日程を調整する)。 (2時間)
【事後学習】講評を参考に、レポートを修正する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
16 ガイダンス(受講上の諸注意)、後学期のスケジュールを確認しよう
【事前学習】シラバスを熟読し、不明な点をノートにまとめておく。 (2時間)
【事後学習】配布資料をもとに修士論文の提出期限などを再度確認しておく。夏季休暇中に実施した現地調査の成果をレジュメ・スライドにまとめる。その際に、可能な限り図表も作成する。 (5時間)
【授業形態】対面授業
17 夏季休暇中の現地調査の成果を報告しよう
【事前学習】第16回の事後学習に引き続き、夏季休暇中に行った現地調査の成果をレジュメ・スライドにまとめる。その際に、可能な限り図表も作成する。 (5時間)
【事後学習】質疑応答をふまえ、レジュメ・スライドを修正する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
18 本文の執筆①第Ⅰ章(先行研究の概要)
【事前学習】修士論文の論題・論文構成を確定させる。また、先行研究の概要の部分を執筆する。 (10時間)
【事後学習】助言を参考に、論文構成や第Ⅰ章などを修正する。 (5時間)
【授業形態】対面授業
19 本文の執筆②第Ⅰ章(研究の目的と方法)
【事前学習】修士論文の研究の目的と方法の部分を執筆する。 (10時間)
【事後学習】助言を参考に、第Ⅰ章全体を修正する。 (5時間)
【授業形態】対面授業
20 本文の執筆③第Ⅱ章(研究対象地域の概要)
【事前学習】修士論文の研究対象地域の概要の部分を執筆する。 (10時間)
【事後学習】助言を参考に、第Ⅱ章を修正する。 (5時間)
【授業形態】対面授業
21 本文の執筆④第Ⅲ章(現地調査の成果)
【事前学習】修士論文の第Ⅲ章(現地調査の成果をまとめた最もオリジナリティの高い部分)を執筆する。 (10時間)
【事後学習】助言を参考に、第Ⅲ章を修正する。 (5時間)
【授業形態】対面授業
22 本文の執筆⑤第Ⅳ章(現地調査の成果)
【事前学習】修士論文の第Ⅳ章(現地調査の成果をまとめた最もオリジナリティの高い部分)を執筆する。 (10時間)
【事後学習】助言を参考に、第Ⅳ章を修正する。 (5時間)
【授業形態】対面授業
23 本文の執筆⑥第Ⅴ章(結論)・注・参考文献
【事前学習】修士論文の結論(第Ⅴ章)・注・参考文献の部分を執筆する。 (10時間)
【事後学習】助言を参考に、第Ⅴ章・注・参考文献を修正する。 (5時間)
【授業形態】対面授業
24 本文の執筆⑦推敲を重ねよう
【事前学習】修士論文を全体的に推敲する。 (10時間)
【事後学習】助言を参考に、本文を再度推敲する。また、追加・削除すべき図表について検討する。 (10時間)
【授業形態】対面授業
25 本文の執筆⑧図表を追加しよう
【事前学習】第24回の事後学習に引き続き、本文を推敲する。また、追加すべき図表を作成する。 (10時間)
【事後学習】助言を参考に図表を修正し、論文に挿入する。 (5時間)
【授業形態】対面授業
26 論文の完成①印刷・製本をしよう
【事前学習】修士論文の執筆要綱・作成要領を確認し、論文としての体裁を整える。 (5時間)
【事後学習】口頭試問用の発表要旨を作成する。 (5時間)
【授業形態】対面授業
27 論文の完成②口頭試問に向けて発表要旨を作成しよう
【事前学習】第26回の事後学習に引き続き、口頭試問用の発表要旨を作成する。 (5時間)
【事後学習】助言を参考に、発表要旨を修正する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
28 論文の完成③口頭試問に向けて発表原稿を作成しよう
【事前学習】口頭試問に向けて発表原稿を作成する。 (10時間)
【事後学習】助言を参考に、発表原稿を修正する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
29 論文の完成④口頭試問に向けてスライドを作成しよう
【事前学習】口頭試問に向けてスライドを作成する。 (10時間)
【事後学習】助言を参考に、スライドを修正する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
30 論文の完成⑤口頭試問の練習をしよう
【事前学習】口頭試問の練習を行う。 (3時間)
【事後学習】質疑応答をふまえ、発表要旨・発表原稿・スライドを修正する。 (3時間)
【授業形態】対面授業
その他
教科書 ・特に指定しません。
参考書 ・特に指定しません。
成績評価の方法及び基準 レポート:第14回の授業時に提出していただきます。(20%)、授業参画度:ゼミ運営への貢献度、質疑応答時の積極性や発言内容をもとに成績を評価します。(10%)、修士論文や発表の内容をもとに成績を評価します。(70%)
・特段の事情がないにも関わらず出席回数が極端に少ない、発表時に無断で欠席したなどの場合は大幅な減点の対象となります。ご注意ください。
オフィスアワー ・第1回の授業時にお伝えします。

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