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令和元年度以前入学者 | 基礎演習2 | ||||
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教員名 | 堀井一摩 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 2 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 国文学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 必修 |
授業形態 | 対面授業 |
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授業の形態 | 対面授業 |
Canvas LMSコースID・コース名称 | C02803A40 2024基礎演習2(堀井一摩・後・火5) |
授業概要 | この授業では、日本の近代小説を読解するための、基本的な研究方法・調査方法を学びます。アジア太平洋戦争以後に書かれた小説を取り上げ、作家の情報、同時代の社会・文学状況、先行研究などを考慮しながら、小説のメッセージを読み解いていきます。受講生自身がトレーニングシートの設問や授業での個人発表・ディスカッションに主体的に取り組むことで、テーマや語りの特色、登場人物の役割、物語の構造などを理解し、多角的な分析ができる力を身につけていきます。 |
授業のねらい・到達目標 | ①日本近現代文学を読むための基本的な研究方法・調査方法を身につけることができる。 ②方法論を自分の関心領域に接続し、応用できるようになる。 ③他者と対話・協働しながら自分の研究を改善できるようになる。 この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP3,4,5,6,7及びカリキュラムポリシーCP3,4,5,6,7に対応している。 ・日本文学・日本語学研究を中心としながら、仮説に基づく課題や問題を提示し,客観的な情報を基に,論理的・批判的に考察できる。(A-3-2) ・日本文学・日本語学研究に関わる問題の意味を理解し,助言を受けて複数の解決策を提示し説明できる。(A-4-2) ・日本文学・日本語学研究の実践的なスキルを身につけながら、さまざまな人々とのコミュニケーションを通じて相互に意思を伝達することができる。(A-6-2) |
授業の形式 | 演習 |
授業の方法 | 作品ごとに担当者を決め、読解のための資料(作家情報、先行研究、同時代状況など)を収集し、調査・分析し、解釈を発表します。担当作品の調整のため、第1回目の授業には必ず出席してください。取り上げる作品は受講者の人数と受講者の好みによって変わることがあります。発表者は発表のための資料の収集、調査を進めて準備し、レジュメを作成してください(準備期間と経過報告の時間を設けます)。 受講者は授業毎の発表作品を必ず読み、トレーニングシートに取り組んだうえで、授業に参加してください。発表に対しては授業中にディスカッションを行います。 フィードバック方法等については、授業内で指示する。 ・対面参加が困難な学生については、Canvas LMSのメール機能を用いて、事前に教員に申し出ること。個別事情を勘案し、妥当と判断されれば、課題を課してメールまたはzoomによるフィードバックを行う。 |
履修条件 | 人数調整を行うため、4月3日(水)12時00分までにグーグルフォームで所定の手続きを取ること。受講許可は、4月9日(火)COMITS2・国文学科掲示板にて発表する。 なお、手続きについてはCOMITS2「お知らせ」で指示するので必ず確認すること。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス:授業の目標、進め方および成績評価の説明、担当作品・発表スケジュールの決定、文献資料の調査方法【対面】【講義】(A-6-2)
【事前学習】教科書の「はじめに」を読む、教科書の作品を読み始める (2時間) 【事後学習】教科書の作品を読み、発表希望の作品を決める (2時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
教員による模擬発表:模擬発表の作品(小林エリカ「脱皮」)の読解【対面】【講義】(A-3-2、A-6-2)
【事前学習】教科書の作品をすべて読み、発表希望の作品を決める (2時間) 【事後学習】学んだ調査方法によって先行研究等を調査する (2時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
島尾敏雄「夢の中での日常」をめぐる学生1・2による発表と討議【対面】【演習】(A-3-2、A-4-2、A-6-2)
【事前学習】模擬発表の作品を読む (2時間) 【事後学習】論点について自分なりの解釈を考える (2時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
小島信夫「アメリカン・スクール」をめぐる学生3・4による発表と討議【対面】【演習】(A-3-2、A-4-2、A-6-2)
【事前学習】模擬発表の作品を再読し、自分の考えをまとめる (2時間) 【事後学習】レジュメの作り方を復習し、発表に応用する (2時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
円地文子「黝い紫陽花」をめぐる学生5・6による発表と討議【対面】【演習】(A-3-2、A-4-2、A-6-2)
【事前学習】発表者はレジュメの作成、他は作品の熟読とトレーニングシートの解答 (2時間) 【事後学習】議論をふまえて発表内容を修正する (2時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
深沢七郎「楢山節考」をめぐる学生7・8による発表と討議【対面】【演習】(A-3-2、A-4-2、A-6-2)
【事前学習】発表者はレジュメの作成、他は作品の熟読とトレーニングシートの解答 (2時間) 【事後学習】議論をふまえて発表内容を修正する (2時間) |
7 |
石牟礼道子「ゆき女きき書」をめぐる学生9・10による発表と討議【対面】【演習】(A-3-2、A-4-2、A-6-2)
【事前学習】発表者はレジュメの作成、他は作品の熟読とトレーニングシートの解答 (2時間) 【事後学習】議論をふまえて発表内容を修正する (2時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
大江健三郎「セヴンティーン」をめぐる学生11・12による発表と討議【対面】【演習】(A-3-2、A-4-2、A-6-2)
【事前学習】発表者はレジュメの作成、他は作品の熟読とトレーニングシートの解答 (2時間) 【事後学習】議論をふまえて発表内容を修正する (2時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
佐多稲子「色のない画」をめぐる学生13・14による発表と討議【対面】【演習】(A-3-2、A-4-2、A-6-2)
【事前学習】発表者はレジュメの作成、他は作品の熟読とトレーニングシートの解答 (2時間) 【事後学習】議論をふまえて発表内容を修正する (2時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
藤枝静男「空気頭」をめぐる学生17・18による発表と討議【対面】【演習】(A-3-2、A-4-2、A-6-2)
【事前学習】発表者はレジュメの作成、他は作品の熟読とトレーニングシートの解答 (2時間) 【事後学習】議論をふまえて発表内容を修正する (2時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
古井由吉「円陣を組む女たち」をめぐる学生17・18による発表と討議【対面】【演習】(A-3-2、A-4-2、A-6-2)
【事前学習】発表者はレジュメの作成、他は作品の熟読とトレーニングシートの解答 (2時間) 【事後学習】議論をふまえて発表内容を修正する (2時間) 【授業形態】対面授業 |
12 |
金井美恵子「兎」をめぐる学生17・18による発表と討議【対面】【演習】(A-3-2、A-4-2、A-6-2)
【事前学習】発表者はレジュメの作成、他は作品の熟読とトレーニングシートの解答 (2時間) 【事後学習】議論をふまえて発表内容を修正する (2時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
中上健次「十九歳の地図」をめぐる学生17・18による発表と討議【対面】【演習】(A-3-2、A-4-2、A-6-2)
【事前学習】発表者はレジュメの作成、他は作品の熟読とトレーニングシートの解答 (2時間) 【事後学習】議論をふまえて発表内容を修正する (2時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
開高健「渚にて」をめぐる学生17・18による発表と討議【対面】【演習】(A-3-2、A-4-2、A-6-2)
【事前学習】議論をふまえて自分の発表の修正点をまとめる (2時間) 【事後学習】改善点をレポートに反映させる (2時間) 【授業形態】対面授業 |
15 |
授業の総括とレポートの提出【対面】【演習】(A-3-2、A-4-2、A-6-2)
【事前学習】レポートを書く (2時間) 【事後学習】改善点をレポートに反映させる (2時間) 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
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教科書 | 浅野 麗・小野祥子・河野龍也・佐藤淳一・山根龍一・山本良 『大学生のための文学トレーニング 現代編』 三省堂 2014年 |
参考書 | 授業の中で適宜紹介します。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート(30%)、授業参画度(70%) 授業参画度は発表やディスカッションで評価します。 対面授業に参加できない場合は、オンラインで代用し、対面参加者と同じ基準で平等に評価します。 |
オフィスアワー | 木曜2限、7号館4階の研究室にて。 |