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令和元年度以前入学者 | 現代日本語学の方法1 | ||||
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教員名 | 林直樹 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 |
文理学部
(他学部生相互履修可) |
科目群 | 国文学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業形態 | 対面授業 |
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授業の形態 | 授業に使用するデータや資料は、各回開始前にCanvas LMSを通じて連絡する。 |
授業概要 | 現代日本語を分析する際に必要となる各種方法を身につける。 |
授業のねらい・到達目標 | 【授業のねらい】 1) 社会言語学的な手法による言語分析の方法を学ぶ。 2) 各種データによって日本語を分析するための基本的な考え方を理解する。 3) 習得したスキルを用いて、日本語の分析が行えるようになる。 【到達目標】 1) Excelを用いた日本語データの整理を行えるようになる。 2) 中納言を用いた語・文の検索が行えるようになる。 3) 形態素解析を用いた語の集計が行えるようになる。 4) Google Formを用いてアンケートが実施できるようになる。 5) Google Mapを用いて簡易的な言語地図が作成できるようになる。 【ディプロマポリシーとの関係】 この科目は、文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP6及びカリキュラムポリシーCP9に対応している。なお、新カリキュラム(令和2年以降入学者が対象)では、この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP2,3,4,5及びカリキュラムポリシーCP2,3,4,5に対応している。 【日本大学教育憲章との関係】 ・日本文学・日本語学研究の専門性をもって,世界諸国の歴史や政治,経済,文化,価値観,信条などの現状および相互関係を,複数の世界観に立って解釈し説明できる。(A-2-3) ・日本文学・日本語学研究を中心としながら,仮説に基づく課題や問題を提示し,客観的な情報を基に,論理的・批判的に考察できる。(A-3-3) ・日本文学・日本語学研究に関わる問題を分析し,複数の解決策を提示した上で,問題を解決することができる。(A-4-3) ・日本文学・日本語学研究のスキルを活用しながら,責任と役割を担い,新しいことに挑戦することができる。(A-5-3) |
授業の形式 | 講義、演習 |
授業の方法 | 毎回、授業課題について解説を行い、実習形式で課題を作成する。また、Blackboardを活用し、毎回課題を提出する。課題については、それぞれ翌週に解説・講評を行う。 なお、本講義はパソコンによる操作を想定して授業を行う。Excelのような表計算ソフトも用いることを予定しているため、スマートフォンなどのモバイル環境にしかない受講生は、パソコンが使える環境を整備することが望ましい。 Blackboardの掲示板を通じて授業内容や課題についての質問・討議を受け付ける。また、課題のフィードバックもBlackboardを通じて行う。 授業形式は対面のみ。対面授業に参加できない場合は事前に担当教員の許可を得ること。 |
授業計画 | |
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1 |
はじめに(授業の説明・Blackboardへの登録)・社会言語学的な観点による言語分析の要点(A-3-3・4,A-4-3・4,A-5-3・4,A-8-3・4)
【事前学習】日本語学の分野でどんなことを調べたいか、まとめてくること (2時間) 【事後学習】日本語学における計量的な考え方について整理すること (2時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
身のまわりの日本語の分析①-テキストデータによる実践-(A-3-3・4,A-4-3・4,A-5-3・4,A-8-3・4)
【事前学習】分析するテキストデータを収集すること (2時間) 【事後学習】授業中で分析したデータに対して考察を述べること (2時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
身のまわりの日本語の分析②-談話データによる実践-(A-3-3・4,A-4-3・4,A-5-3・4,A-8-3・4)
【事前学習】分析する談話データを収集すること (2時間) 【事後学習】授業中で分析したデータに対して考察を述べること (2時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
コーパスによる日本語の分析①-コーパス日本語学の手法・考え方-(A-3-3・4,A-4-3・4,A-5-3・4,A-8-3・4)
【事前学習】コーパスとは何かを調べてくること (2時間) 【事後学習】授業中で分析したデータに対して考察を述べること (2時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
コーパスによる日本語の分析②-形態素解析の解説/実践-(A-3-3・4,A-4-3・4,A-5-3・4,A-8-3・4)
【事前学習】形態素・形態素解析とは何か調べてくること (2時間) 【事後学習】授業中で分析したデータに対して考察を述べること (2時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
コーパスによる日本語の分析③-BCCWJ・WWWを利用した分析-(A-3-3・4,A-4-3・4,A-5-3・4,A-8-3・4)
【事前学習】中納言といったコーパスが利用できるようにしておくこと (2時間) 【事後学習】授業中で分析したデータに対して考察を述べること (2時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
コーパスによる日本語の分析④-通時コーパス・国会会議録を利用した分析-(A-3-3・4,A-4-3・4,A-5-3・4,A-8-3・4)
【事前学習】国会会議録といったコーパスが利用できるようにしておくこと (2時間) 【事後学習】授業中で分析したデータに対して考察を述べること (2時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
アンケート調査による日本語の分析①-各種アンケート調査の解説-(A-3-3・4,A-4-3・4,A-5-3・4,A-8-3・4)
【事前学習】アンケート調査でたずねる項目を考えてくること (2時間) 【事後学習】アンケート調査を行うための形式・項目をしっかりと練り上げること (2時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
アンケート調査による日本語の分析②-GoogleFormによるアンケート調査票の作成-(A-3-3・4,A-4-3・4,A-5-3・4,A-8-3・4)
【事前学習】アンケート調査でたずねる項目を固めてくること (2時間) 【事後学習】自身でアンケートを配布・実施できるようにGoogleFormを作り上げること (2時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
アンケート調査による日本語の分析③-アンケートの実施-(A-3-3・4,A-4-3・4,A-5-3・4,A-8-3・4)
【事前学習】自身でアンケートを配布・実施すること (2時間) 【事後学習】授業中で分析したデータに対して考察を述べること (2時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
アンケート調査による日本語の分析④-アンケート結果の整理・視覚化-(A-3-3・4,A-4-3・4,A-5-3・4,A-8-3・4)
【事前学習】Excelを使ったデータ分析ができるようにしておくこと (2時間) 【事後学習】授業中で分析したデータに対して考察を述べること (2時間) 【授業形態】対面授業 |
12 |
言語地図による日本語の分析①-日本言語地図・方言文法地図の紹介-(A-3-3・4,A-4-3・4,A-5-3・4,A-8-3・4)
【事前学習】言語地図とは何かを調べてくること (2時間) 【事後学習】授業中で分析したデータに対して考察を述べること (2時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
言語地図による日本語の分析②-Googlemapによる言語地図の作成-(A-3-3・4,A-4-3・4,A-5-3・4,A-8-3・4)
【事前学習】Googlemapとは何か調べてくること (2時間) 【事後学習】授業中で分析したデータに対して考察を述べること (2時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
レポート作成、レポートにかんする質疑応答・解説(A-3-3・4,A-4-3・4,A-5-3・4,A-8-3・4)
【事前学習】レポートで執筆する題材・項目について勘案してくること (2時間) 【事後学習】レポートを執筆すること (2時間) 【授業形態】対面授業 |
15 |
レポート提出、授業全体の復習・解説による授業理解の促進(A-3-3・4,A-4-3・4,A-5-3・4,A-8-3・4)
【事前学習】レポートを執筆すること (2時間) 【事後学習】授業中に受けたフィードバックを基に、日本語学の方法についてより理解を深めること (2時間) 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
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教科書 | プリントを配布する。 |
参考書 | 石川慎一郎・前田忠彦・山崎誠編(2010)『言語研究のための統計入門』くろしお出版. 荻野綱男(2014)『ウェブ検索による日本語研究』 朝倉書店. 荻野綱男・田野村忠温編(2012)『 質問調査法と統計処理 (講座 ITと日本語研究 第8巻)』 明治書院. 伝康晴・田中ゆかり編(2006)『講座社会言語科学6 方法』ひつじ書房. 前川喜久雄編(2013)『講座日本語コーパス1 コーパス入門』. |
成績評価の方法及び基準 | レポート(45%)、授業参画度(10%)、課題(45%) 授業参画度は、資料の閲覧状況と毎回の課題提出状況に基づく。 |
オフィスアワー | メールやCanvas LMS掲示板などを通して行う。 |