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令和元年度以前入学者 | 特殊研究ゼミナール3 | ||||
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教員名 | 堀井一摩 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 国文学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 必修 |
授業形態 | 対面授業 |
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授業の形態 | 対面授業 |
Canvas LMSコースID・コース名称 | C07803A41 2024特殊研究ゼミナール1/特殊研究ゼミナール3(堀井一摩・前・水5) |
授業概要 | この授業では、卒業論文を見据えて、卒論作成に必要な作品分析の方法と論文作成の技術を身につけていきます。今学期は目取真俊を中心とした沖縄文学の代表的作品を取り上げ、植民地支配がもたらす構造的暴力、沖縄戦のトラウマ、記憶の継承の問題を受講生とともに考えていきます。受講生には作品を歴史的コンテクストの中に位置づけたうえで研究発表を行ってもらい、全体討論によって読みを深めていきます。この作業を通じて、文献資料の探し方、作品分析の方法、論文の形式を実地で身につけ、最終的にレポートに仕上げていきます。 |
授業のねらい・到達目標 | ①作品分析の方法を身につけることができる。 ②論文作成のプロセスを身につけることができる。 ③討議を通じて自分の研究を改善できるようになる。 この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP3,4,6及びカリキュラムポリシーCP3,4,6に対応している。 ・日本文学・日本語学研究を中心としながら,仮説に基づく課題や問題を提示し,客観的な情報を基に,論理的・批判的に考察できる。(A-3-3) ・日本文学・日本語学研究に関わる問題を分析し,複数の解決策を提示した上で,問題を解決することができる。(A-4-3) ・日本文学・日本語学研究の実践的なスキルを活用しながら,さまざまな人々とのコミュニケーションを通じて相互の意思伝達を自由かつ確実に行い,他者との良好な関係を確立することができる。(A-6-3) |
授業の形式 | 演習 |
授業の方法 | 第2回は講義形式で教員による模擬発表を行います。第3回以降は、担当者を決めて作品に対する報告とディスカッションを行います。なお、受講生の数によって輪読と発表のスケジュールに変更が生じることがあります。 ・対面参加が困難な学生については、Canvas LMSのメール機能を用いて、事前に教員に申し出ること。個別事情を勘案し、妥当と判断されれば、課題を課してメールまたはzoomによるフィードバックを行う。 フィードバック方法等については、授業内で指示する。 |
履修条件 | 受講を許可された3年生のみ履修可。それ以外で受講を希望する者は第1回目の授業で申し出ること。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス:授業の目標、進め方および成績評価の説明、グループと発表担当の決定【対面】【講義】(A-6-3)
【事前学習】教科書を購入し、発表担当作品の候補を決める (2時間) 【事後学習】教科書を読み始める (2時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
文献資料の調査法、研究の進め方、資料・論文の作成法(A-3-3、A-4-3、A-6-3)
【事前学習】課題テクストの熟読 (2時間) 【事後学習】学んだ概念や方法論を整理する (2時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
学生1・2による知念正真「人類館」をめぐる報告と討議(A-3-3、A-4-3、A-6-3)
【事前学習】発表者は資料の作成、その他は課題テクストの熟読 (2時間) 【事後学習】議論ふまえて発表内容を改善する (2時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
学生3・4による大城立裕「カクテル・パーティー」をめぐる報告と討議(A-3-3、A-4-3、A-6-3)
【事前学習】発表者は資料の作成、その他は課題テクストの熟読 (2時間) 【事後学習】議論ふまえて発表内容を改善する (2時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
学生5・6による又吉栄喜「ギンネム屋敷」をめぐる報告と討議(A-3-3、A-4-3、A-6-3)
【事前学習】発表者は資料の作成、その他は課題テクストの熟読 (2時間) 【事後学習】議論ふまえて発表内容を改善する (2時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
学生7・8による吉田スエ子「嘉間良心中」をめぐる報告と討議(A-3-3、A-4-3、A-6-3)
【事前学習】発表者は資料の作成、その他は課題テクストの熟読 (2時間) 【事後学習】議論ふまえて発表内容を改善する (2時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
学生9・10による桐山襲「聖なる夜 聖なる穴」をめぐる報告と討議(A-3-3、A-4-3、A-6-3)
【事前学習】発表者は資料の作成、その他は課題テクストの熟読 (2時間) 【事後学習】議論ふまえて発表内容を改善する (2時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
学生11・12による目取真俊「風音」をめぐる報告と討議(A-3-3、A-4-3、A-6-3)
【事前学習】課題テクストを再読し、自分の考えをまとめる (2時間) 【事後学習】議論ふまえて発表内容を改善する (2時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
学生13・14による目取真俊「平和通りと名付けられた街を歩いて」をめぐる報告と討議(A-3-3、A-4-3、A-6-3)
【事前学習】発表者は資料の作成、その他は課題テクストの熟読 (2時間) 【事後学習】議論ふまえて発表内容を改善する (2時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
学生15・16による目取真俊「魂込め」をめぐる報告と討議(A-3-3、A-4-3、A-6-3)
【事前学習】発表者は資料の作成、その他は課題テクストの熟読 (2時間) 【事後学習】議論ふまえて発表内容を改善する (2時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
学生17・18による目取真俊「群蝶の木」をめぐる報告と討議(A-3-3、A-4-3、A-6-3)
【事前学習】発表者は資料の作成、その他は課題テクストの熟読 (2時間) 【事後学習】議論ふまえて発表内容を改善する (2時間) 【授業形態】対面授業 |
12 |
学生19・20による目取真俊『眼の奥の森』をめぐる先行研究と論点の整理(A-3-3、A-4-3、A-6-3)
【事前学習】発表者は資料の作成、その他は課題テクストの熟読 (2時間) 【事後学習】議論ふまえて発表内容を改善する (2時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
学生21・22による目取真俊『眼の奥の森』をめぐる先行研究と論点の整理(A-3-3、A-4-3、A-6-3)
【事前学習】発表者は資料の作成、その他は課題テクストの熟読 (2時間) 【事後学習】議論ふまえて発表内容を改善する (2時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
世田谷文学館の展覧会鑑賞【学外授業】(A-3-3、A-4-3、A-6-3)
【事前学習】展覧会の展示作品を読む (2時間) 【事後学習】展覧会についてゼミ生とディスカッションする (2時間) 【授業形態】対面授業 |
15 |
学生23・24による目取真俊『眼の奥の森』をめぐる報告と討議(A-3-3、A-4-3、A-6-3)
【事前学習】レポートの作成 (2時間) 【事後学習】学んだ概念や方法論を卒論にどう活かすか考える (2時間) 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
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教科書 | 山之口貘他 『オキナワ 終わらぬ戦争 (セレクション戦争と文学)』 集英社(集英社文庫) 2020年 目取真俊 『眼の奥の森』 影書房 2017年 |
参考書 | 授業の中で適宜紹介します。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート(30%)、授業参画度(70%) 授業参画度は、発表とディスカッションによって評価します。 対面授業に参加できない場合は、オンラインで代用し、対面参加者と同じ基準で平等に評価します。 |
オフィスアワー | 木曜2限、7号館4階の研究室にて。 |