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令和7年度以降入学者 | 欧米の歴史・社会・文化 | ||||
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令和2年度以降入学者 | 欧米の歴史・社会・文化 | ||||
教員名 | 清水領 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 総合教育科目 | ||||
学期 | 通年 | 履修区分 | 選択 |
授業形態 | 対面授業 |
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授業の形態 | 原則的に、すべて対面で授業を行います。 |
授業概要 | この授業では、近代の欧米社会において形成された「人権」という概念を題材にして、この概念がマイノリティを含む様々な人々に適用されるようになった歴史的な過程を学んでいきます。近世末期から近代にかけて発展した啓蒙思想では、寛容の精神や理性という概念が発展していきました。その結果として、アメリカ独立革命やフランス革命では、身分と宗教による差別が撤廃されます。その一方で、「人間」について科学的な探究活動がすすんだ結果、人種や性別などの区分について、新たな解釈が生み出されていきます。 こうした歴史における様々な事象とその変化をもとにして、欧米社会や文化を相対的に考えていきます。 |
授業のねらい・到達目標 | 到達目標 1.近代の欧米社会において、さまざまなマイノリティ集団が、社会の中でどのように捉えられていたのかを理解する。 2.個々の事象が歴史を通して、なぜ・どのように変化したのかを説明することができる。 3.上記の歴史や文化が、現代社会にどのような影響を与えているかを考察することができる。 ・この科目は文理学部のDPおよびCPの1、2、3に対応している。 ・経験や学修から得られた豊かな知識と教養に基づいて,自己の倫理観をもって,倫理的な課題に向き合うことができる。(A-1-2) ・世界諸国の歴史や政治,経済,文化,価値観,信条などの現状および相互関係を,複数の世界観に立って解釈し説明できる。(A-2-3) ・仮説に基づく課題や問題を提示し、客観的な情報を基に、論理的・批判的に考察することの重要性を説明できるようになる。(A-3-1) |
授業の形式 | 講義 |
授業の方法 | 1)各回の授業では、歴史的な事象にかんする講義を行う。 2)各回の授業では、テーマに関する課題が課されます。課題の内容は、資料読解や授業内容の理解の確認などです。履修者は課題を通して、積極的に授業に参加することが求められます。 |
履修条件 | 履修を希望する者は、初回授業の前日までにCanvas LMSのコース登録を済ませ、「連絡事項」を確認しておくこと。 |
授業計画 | |
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1 |
イントロダクション(授業内容の確認、課題や評定など、受講にあたっての注意点)
【事前学習】「人権」に関する国際的な時事ニュースに、よく目を通しておくこと。 (2時間) 【事後学習】授業レジュメを復習し、導入で解説した語句について、参考文献をもとによく調べておくこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
啓蒙思想、理性、寛容(1):啓蒙思想の発展
【事前学習】前回の授業内容の復習と、提出した課題のふりかえり (1.5時間) 【事後学習】配布資料をみかえして、疑問のわいた点を参考文献等で深める (2時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
啓蒙思想、理性、寛容(2):理神論と宗教的寛容
【事前学習】前回の授業内容の復習と、提出した課題のふりかえり (1.5時間) 【事後学習】配布資料をみかえして、疑問のわいた点を参考文献等で深める (2時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
啓蒙思想、理性、寛容(3):近代的大学と科学の重視
【事前学習】前回の授業内容の復習と、提出した課題のふりかえり (1.5時間) 【事後学習】配布資料をみかえして、疑問のわいた点を参考文献等で深める (2時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
宗教の変化(1):ユダヤ人の解放
【事前学習】前回の授業内容の復習と、提出した課題のふりかえり (1.5時間) 【事後学習】配布資料をみかえして、疑問のわいた点を参考文献等で深める (2時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
宗教の変化(2):宗教体制の「近代化」
【事前学習】前回の授業内容の復習と、提出した課題のふりかえり (1.5時間) 【事後学習】配布資料をみかえして、疑問のわいた点を参考文献等で深める (2時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
宗教の変化(3):科学と宗教
【事前学習】前回の授業内容の復習と、提出した課題のふりかえり (1.5時間) 【事後学習】「近代における宗教」について理解ができているか確認し、参考文献等で理解を深めておくこと。 (3時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
ジェンダー(1):啓蒙思想と女性
【事前学習】前回の授業内容の復習と、提出した課題のふりかえり (1.5時間) 【事後学習】配布資料をみかえして、疑問のわいた点を参考文献等で深める (2時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
ジェンダー(2):近代法と女性
【事前学習】前回の授業内容の復習と、提出した課題のふりかえり (1.5時間) 【事後学習】配布資料をみかえして、疑問のわいた点を参考文献等で深める (2時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
ジェンダー(3):労働と女性
【事前学習】前回の授業内容の復習と、提出した課題のふりかえり (1.5時間) 【事後学習】配布資料をみかえして、疑問のわいた点を参考文献等で深める (2時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
人種(1):「人種」概念と近代科学
【事前学習】前回の授業内容の復習と、提出した課題のふりかえり (1.5時間) 【事後学習】配布資料をみかえして、疑問のわいた点を参考文献等で深める (2時間) 【授業形態】対面授業 |
12 |
人種(2):「人種主義」の発展
【事前学習】前回の授業内容の復習と、提出した課題のふりかえり (1.5時間) 【事後学習】配布資料をみかえして、疑問のわいた点を参考文献等で深める (2時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
人種(3):「人種」の否定
【事前学習】前回の授業内容の復習と、提出した課題のふりかえり (1.5時間) 【事後学習】配布資料をみかえして、疑問のわいた点を参考文献等で深める (2時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
授業内テスト
【事前学習】いままでの授業内容を復習し、授業内で課された問いについて、文献を通して学んでおくこと。 (5時間) 【事後学習】テストの内容について、あらためて考えておくこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
15 |
テストの解説、まとめ「歴史を見る目」
【事前学習】テストの内容について、あらためて考えておくこと。 (2時間) 【事後学習】講義の内容をよく復習して、欧米社会と文化に歴史が与えた影響について、長期的に考えること。 (4時間) 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
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教科書 | 使用しない |
参考書 | 木村靖二、岸本美緒、小松久男(編) 『詳説 世界史研究』 山川出版社 2017年 世界史が未履修の場合には、上記の参考書や、世界史の教科書を一読しておくことがのぞましい。 その他の参考文献は、項目ごとの授業のなかで紹介します。 |
成績評価の方法及び基準 | 授業内テスト:授業内テスト(40%)、授業参画度:毎回の授業で行う課題(60%) ・欠席回数が5回を超した場合には、特別な事情がない限り単位取得不可とする。 ・テストを欠席した場合には、特別な事情がない限り単位取得不可とする。 ・公欠等の措置が必要な場合には、必ず証明書類を提出すること。 |
オフィスアワー | 質問や相談は随時、Canvas LMSを通して受け付ける。 |