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市民社会と法

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令和7年度以降入学者 市民社会と法
令和2年度以降入学者 市民社会と法
教員名 内藤恵
単位数    2 学年 1~4 開講区分 文理学部
科目群 総合教育科目
学期 後期 履修区分 選択
授業形態 対面授業
授業概要 現代の市民社会における法の役割と構造を学ぶ。まず法のあり方とその構造・体系を学び、次いで代表的な憲法・刑法・民法・社会法といった各領域における法解釈のあり方と制度の概要を解説する。
授業のねらい・到達目標 法律学とは積み重ねの学問である。今後、履修者が各々の必要にしたがって各法律分野を学ぶ際には、その基本となる法解釈のあり方と法の体系を理解していることが重要である。

・市民社会において、法とはいかなる役割を果たすべきものであるか、歴史・政治・経済等の社会の現状を踏まえて解説できる。(A-2-1)
・仮説に基づく課題や問題を提示し、客観的な情報を基に、論理的・批判的に考察することの重要性を説明できる。(A-3-1)
・事象を注意深く観察して,解決すべき問題を認識できる。(A-4-1)
この科目は、文理学部のDP及びCP2、3、4に対応している。
授業の形式 講義
授業の方法 講義は配布レジュメを中心として行う。但し教科書・参考書として使える書籍を提示する。講義には六法を必ず持参されたい。
ひとまとまりの講義が終了した際には、時に授業後のリアクションペーパーを提出させ、受講生の理解度を確認する。
リアクションペーパーを通じて質問を受け付け、次回以降に受け付けた質問に対するフィードパックを行う。。
なお病気等により対面授業に参加することができない受講生には、教務課と協議の上、オンライン等の対応を考慮する。
授業計画
1 ガイダンス、第一章・序論 -法を学ぶ意義-
【事前学習】講義に必要とする六法・教科書等をつかい、法という領域に触れる。法の条文に触れるなどして慣れておく。 (2時間)
【事後学習】レジュメ・自身のノートに基づいて、授業の内容を復習し理解できなかった点をまとめる。 (2時間)
【授業形態】対面授業
2 第二章・法律とは何か
【事前学習】法学を学ぶに当たり、社会における法の役割と全体像に触れておく。 (2時間)
【事後学習】レジュメ・自身のノートに基づいて、授業の内容を復習し理解できなかった点をまとめる。 (2時間)
【授業形態】対面授業
3 第三章・法の体系 -条文の構造-
【事前学習】レジュメ・教科書等を読み、法律の条文について予習する。 (2時間)
【事後学習】レジュメ・自身のノートに基づいて、授業の内容を復習し理解できなかった点をまとめる。 (2時間)
【授業形態】対面授業
4 第四章・法の体系 -公法・私法・社会法-
【事前学習】レジュメ・教科書等を読み、法の体系について予習する。 (2時間)
【事後学習】レジュメ・自身のノートに基づいて、授業の内容を復習し理解できなかった点をまとめる。 (2時間)
【授業形態】対面授業
5 第五章・法の存在形式 -法源とは何か-
【事前学習】レジュメ・教科書等を読み、法源について予習する。 (2時間)
【事後学習】レジュメ・自身のノートに基づいて、授業の内容を復習し理解できなかった点をまとめる。 (2時間)
【授業形態】対面授業
6 (承前)第五章の続き、授業内リポート作成
【事前学習】第一章~第五章までの講義を通じて、理解できなかった点をノートにまとめ教科書等で復習しておく。 (2時間)
【事後学習】レジュメ・自身のノートに基づいて、授業の内容を復習し理解できなかった点をまとめる。 (2時間)
【授業形態】対面授業
7 第六章・司法制度の基礎
【事前学習】レジュメ・教科書等を読み、わが国の司法制度に関する基本的考え方を理解する。 (2時間)
【事後学習】レジュメ・自身のノートに基づいて、授業の内容を復習し理解できなかった点をまとめる (2時間)
【授業形態】対面授業
8 第七章・法解釈の基礎
【事前学習】レジュメ・教科書等を読み、法解釈の意義について予習する。 (2時間)
【事後学習】レジュメ・自身のノートに基づいて、授業の内容を復習し理解できなかった点をまとめる。 (2時間)
【授業形態】対面授業
9 第八章・法解釈の特徴 -憲法における法解釈-
【事前学習】レジュメ・教科書等を読み、憲法とは何かを自分なりに理解する。 (2時間)
【事後学習】レジュメ・自身のノートに基づいて、授業の内容を復習し理解できなかった点をまとめる。 (2時間)
【授業形態】対面授業
10 第九章・法解釈の特徴 -刑法における法解釈-
【事前学習】レジュメ・教科書等を読み、刑法とは何かを自分なりに理解する。 (2時間)
【事後学習】レジュメ・自身のノートに基づいて、授業の内容を復習し理解できなかった点をまとめる。 (2時間)
【授業形態】対面授業
11 第十章・法解釈の特徴 -民法における法解釈-
【事前学習】レジュメ・教科書等を読み、民法とは何かを自分なりに理解する。 (2時間)
【事後学習】レジュメ・自身のノートに基づいて、授業の内容を復習し理解できなかった点をまとめる。 (2時間)
【授業形態】対面授業
12 第十一章・法解釈の特徴 -社会法における法解釈-
【事前学習】レジュメ・教科書等を読み、社会法とは何かを自分なりに理解する。 (2時間)
【事後学習】レジュメ・自身のノートに基づいて、授業の内容を復習し理解できなかった点をまとめる。 (2時間)
【授業形態】対面授業
13 (承前)第十一章・法解釈の特徴 -社会法、特に労働法を中心に-
【事前学習】社会法の中でも特に労働法とは何かを、レジュメ・教科書等を読んで理解する。 (2時間)
【事後学習】レジュメ・自身のノートに基づいて、授業の内容を復習し理解できなかった点をまとめる。 (2時間)
【授業形態】対面授業
14 第十二章・法解釈の意義・再考
【事前学習】第八章から第十一章の講義内容を、レジュメ・ノートを用いて説明できるようにしておく。 (1時間)
【事後学習】レジュメ・自身のノートに基づいて、授業の内容を復習し理解できなかった点をまとめる。 (3時間)
【授業形態】対面授業
15 期末試験とその解説(A-2-1、A-3-1、A-4-1)
【事前学習】第1回~第14回の授業内容を復習する。 (3時間)
【事後学習】期末試験の解説を踏まえ、理解が不十分であった点を復習する。 (1時間)
【授業形態】対面授業
その他
教科書 永井和之、他編著 『法学入門』 中央経済 2023年 第4版
荒木尚志・森田宏樹、編集代表 『ポケット六法 令和7年版』 有斐閣 2024年
講義は配布レジュメを中心に致します。但し内容を予習・復習するためには、法学の教科書がある方が効果的かと思います。ここには、法学部以外の専門的知識のない受講者が触れやすい、比較的新しい書籍を掲げておきます。
なお講義が各論に入りましたら、必ず六法を携行して下さい。
参考書 末川博 『法学入門 (有斐閣双書)』 有斐閣 2014年 第6版補訂版
早川吉尚 『法学入門 (有斐閣ストゥディア)』 有斐閣 2016年
講義は原則としてレジュメを通じて行います。但し法律学らしい入門書を求める受講生の方には、上記の末川博士の著作をお薦めします。これはオーソドックスな記述内容です。御自身の目で見て、読み易い書籍をお使い下さい。
成績評価の方法及び基準 授業内テスト:期末試験の点数によって評価する。(80%)、授業参画度:講義中リポート(リアクションペーパー)の内容によって評価する。(20%)
対面授業に参加できず期末試験を受けられない受講生が出た場合には、教務課と協議の上、リポート提出等で対応を考慮します。
オフィスアワー 質問のある方は、講義後に担当者までお申し越し下さい。

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