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ダイバーシティ&インクルージョン

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令和7年度以降入学者 ダイバーシティ&インクルージョン
教員名 小浜正子
単位数    2 学年 1~4 開講区分 文理学部
科目群 総合教育科目
学期 前期 履修区分 選択
授業形態 対面授業(一部遠隔授業)
授業の形態 各教員が一回ずつの授業を担当するオムニバス科目。
授業概要 文理学部生が多様な人々がその個性を発揮して活躍できるダイバーシティ&エクイティ&インクルージョンを実現する社会の主体となるための基本的な知識と態度を、文理学部の各分野の教員とともに学ぶ。
授業のねらい・到達目標 ダイバーシティについての基本的な知識を学び、エクイティ&インクルージョンを実現するための姿勢と方法を身につける。
この科目は文理学部のDP1及びCP1に対応しています。
経験や学修から得られた豊かな知識と教養に基づいて,倫理的な課題を理解し説明することができる(A-1-1)。
授業の形式 講義、講究、オムニバス
授業の方法 対面授業とオンライン授業を併用する。それぞれの教員の指示に従うこと。
フィードバックの方法は授業中に指示する。
授業計画
1 ガイダンス「ダイバーシティとは何か。併せて授業の概要と履修方法について」(対面授業)
ダイバーシティに関する基本的な考え方の概要と、この授業の構成および学習方法について学びます。
【事前学習】日本大学文理学部ダイバーシティ推進宣言・ガイドラインを読んで、内容について考えておく。 (2時間)
【事後学習】講義内容に基づき、課題に回答する (2時間)
【担当教員】小浜正子(中国語中国文化学科)
【授業形態】対面授業
2 「ジェンダーと性(セクシュアリティ)の理論と政治」
近年、女性と性的マイノリティの社会運動が多くの問題を浮き彫りにしてきました。それらの問題は女性と性的マイノリティたちだけの問題ではなく、この社会で平等かつ尊敬された形で生きていくすべての人に関わる重要な問題です。この授業では、それらの問題を理解するために、世界中に実際に起きている社会運動の事例をもとに、フェミニズム理論とクィア理論の中心的な問題に焦点を当て、紹介したいと考えています。
【事前学習】Canvasに添付された資料を読むこと (2時間)
【事後学習】授業の内容をもとに、授業中に提起した議論問題の答えをCanvasに提出すること。 (2時間)
【担当教員】郭立夫(非常勤講師)
【授業形態】対面授業
3 「生物多様性」(Youtubeによるオンデマンド)
人間に多様性があるように、生物にも多様性があり、地球は多様性の積み重ねからなる世界です。第6の大量絶滅時代を迎えた現代における生物多様性について考えてみたいと思います。
【事前学習】中学や高校の生物の教科書の生物多様性に該当する分を復習する (2時間)
【事後学習】講義内容の流れを把握し、要点について理解を深め、ミニテストを受ける (2時間)
【担当教員】井上みずき(生命科学科)
【授業形態】オンデマンド型授業
4 「多様化が謳われる社会で、まずは〈自己〉を受容する:自己受容の方法を学ぶ」
「自己受容」とはどのような状態であり、どのようにすればその状態に到達できるのでしょうか。
多様性が尊重される社会で、まずは、自己を受容する方法を具体的に学びます。
【事前学習】「自己肯定」「自己否定」「自己受容」について、新聞・書籍などで調べておく (2時間)
【事後学習】当日配布資料で授業の復習をし、リアクションペーパーをCanvasに提出すること (2時間)
【担当教員】中村英代(社会学科)
【授業形態】対面授業
5 「ジェンダード・イノベーションとは何か」
性差分析を基にした各種事例をあげながら,ジェンダード・イノベーションの意義と未来に迫る。
【事前学習】Canvas上に事前に配布した資料を読み,わからない用語について調べる (2時間)
【事後学習】レポートの作成をおこない,Canvasに提出する (2時間)
【担当教員】森山園子(情報科学科)
【授業形態】オンデマンド型授業
6 「ダイバーシティの視点で考える安全・安心なまちづくり」
ダイバーシティの視点を活かした育児・介護、防災などの取組みから、多様な世代の地域住民が、安全・安心に暮らせるまちづくりについて考えていきます。地域社会の問題点やその課題の理解、自分自身の実践につなげる機会とします。
【事前学習】Canvasに添付される資料を読むこと (2時間)
【事後学習】授業の内容を復習し、Canvasに課題を提出すること (2時間)
【担当教員】菊池真弓(社会学科)
【授業形態】対面授業
7 「ただ優しい日本人のままでいいのですか」
日本語を第1言語としない人々について考えます。それはすぐ「外国人」を連想してはならないほど、現在の日本社会は複雑な変化を続けています。日本社会の変化と「優しい」「日本人」として振る舞うことが、排除や差別を生む可能性について考えます。
【事前学習】Canvasに添付される資料を読むこと (2時間)
【事後学習】授業の内容を整理し、見返り感想文をCanvasに提出すること。 (2時間)
【担当教員】高榮蘭(国文学科)
【授業形態】対面授業
8 「国際移住とレイシズム」
国際的な人の移動や移住は、今日、ますます多く見られる現象になっている。この講義では、フィリピンから日本に移住した人びとの経験を紹介しながら、日本社会に根づく制度的レイシズム(人種主義)のありようを検討する。
【事前学習】Canvasに添付される資料を読むこと (2時間)
【事後学習】授業の内容を整理をして、見返り感想文をCanvasに提出すること (2時間)
【担当教員】石岡丈昇(社会学科)
【授業形態】対面授業
9 「映画から読み解くダイバーシティ」
多様性をについて理解しているつもりでも、予期せぬ実例に直面すると価値観を揺さぶられる経験をすることがあります。具体的に映画の場面を用いて検討します。
ジェンダー規範を揺るがす恋愛映画やドキュメンタリー映画などを紹介する予定。
【事前学習】事前配布資料を読んでおくこと (2時間)
【事後学習】受業で紹介した映画を視聴し、リアクションを提出すること。 (2時間)
【担当教員】渋谷哲也(ドイツ文学科)
【授業形態】対面授業
10 「ワーキングバランスはいかに果たせるか?―バカンス大国フランスと日本の比較から考えるエスニシティと多様性」
フランスはArt de Vivre(アールドヴィーヴル、暮らしの美学) といった、家族との時間や自分のホビーを大切にする文化というイメージがありますが、21世紀の社会においてどのような政策や取り組みがワーキングバランスを保護しているのか?実際にそれらは成功しているのか?グローバルな視点から「働き方」の多様性について考えます。
【事前学習】Canvasに添付される資料を読むこと (2時間)
【事後学習】授業の内容を整理し、見返り感想文をCanvasに提出すること (2時間)
【担当教員】ラヴェルイザベル(総合文化研究室)
【授業形態】対面授業
11 「みんなでスポーツ―障がい者やLGBTsの包摂」
現状のスポーツ界が標記の問題についてどのように対応しているかを知る.
また,個々の個性や文脈の違い(障害の有無や程度,LGBTs,宗教や習慣の違い)などに,スポーツ指導者がどのようなマインドを持って、どのように対応するかなどについて,理解と実行力を促進させたい.
【事前学習】Canvasで事前配布される授業ワークシートを確認し、動画QRコードにあるMentimeterへ、指定期日までに質問に対するコメントを記入しておくこと (2時間)
【事後学習】事後課題提出先(Canvasレポート)へ、本授業で提示された課題について記入して送信すること。 (2時間)
【担当教員】野口智博(体育学科)
【授業形態】オンデマンド型授業
12 「現在の日本における共生社会を考える」
今日の日本社会は共生社会の実現を目指した政策が各領域で進められている。本回は特に「障害」のある人の共生社会について、「ノーマライゼーション」「インテグレーション」「インクルージョン」をキーワードに検討を行う。
【事前学習】Canvasに添付される資料および内閣府Webサイト「障害者施策」(https://www8.cao.go.jp/shougai/index.html)の内容を事前に確認すること (2時間)
【事後学習】講義の内容を整理し、GoogleFormで事後課題を提出すること (2時間)
【担当教員】田中謙(教育学科)
【授業形態】対面授業
13 「インターセクショナリティのレンズから日本を見てみよう」
国連女性差別撤廃委員会(CEDAW)は、日本に対し、夫婦同姓の強制を廃止するよう勧告を繰り返しています。いったいなぜ?
世界の先進国から見ると、日本にはさまざまな形態の差別があると言われています、そのことを一緒に考えていきたいと思います。
そのためのレンズとしての重要な概念「インターセクショナリティ(交差性)」や、「フェミニズム」について考えていきます。
【事前学習】 事前に提供される資料を読むこと (2時間)
【事後学習】授業内容の整理をして、リアクションパペーパーを提出すること (2時間)
【担当教員】鴨澤小織(非常勤講師)
【授業形態】対面授業
14 「みんなでプログラミング」
文字や数字を一切使わないプログラミング言語ビスケットを用いて、プログラミングを体験します。情報社会の多様性を担保するためには、多元的な価値観が情報社会の中に担保されていなければいけません。現代社会では経済的価値観が強く重要視されています。本授業では経済活動において一般的に目指すべきだと考えられている生産性・効率・最適化などの価値観とは真逆のプログラミングを通して、情報社会の可能性を考えます。そして、情報社会のダイバーシティとインクルージョンについて考えていきたいと思います。
【事前学習】Canvasに添付される資料を読むこと。 (2時間)
【事後学習】授業の振り返りを行い、プログラミングで作った作品を提出すること。 (2時間)
【担当教員】渡辺勇士(総合文化研究室)
【授業形態】対面授業
15 「授業のまとめ」(対面授業)
今期の授業を振り返って、ダイバーシティ&インクルージョンについてまとめ、他の学生とそれぞれ考えることを共有する(A-1-1)。
【事前学習】ダイバーシティについて、これまで学んだことを確認しておく。 (2時間)
【事後学習】授業全体を振り返ったレポートをまとめて提出する。 (2時間)
【担当教員】小浜正子(中国語中国文化学科)他
【授業形態】対面授業
その他
教科書 担当各教員が必要なテキストを指示しますので、それに従って下さい。
参考書 使用しない
成績評価の方法及び基準 授業参画度:各教員の採点を総合して評価する(100%)
オフィスアワー 各教員に連絡して予約すること

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