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ドイツ語4

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令和2年度以降入学者 ドイツ語4
教員名 勅使川原聖子
単位数    1 学年 1~4 開講区分 文理学部
科目群 外国語科目
学期 後期 履修区分 選択
授業形態 対面授業
授業の形態 通常の対面授業を原則とします。但し,社会状況等により,履修生の安全性の確保のために,オンデマンド等の授業形態への変更が生じる場合もあります(前学期授業全15回の内,7回以内の範囲)。
授業概要 ドイツ語を初めて学ぶ受講者を対象とし,ドイツ語の「読む」「書く」「聞く」「話す」の4技能の基礎となる初級文法を学びます。練習問題やテスト等によって理解度を確認し,基本的な文法構造を習得します。後学期は指定教科書の後半部分を習得します(前学期に教科書の前半部分を「ドイツ語3/ドイツ語文法1」にて学習し,1年間でドイツ語初級文法を習得します)。
授業のねらい・到達目標 <授業のねらい>
ドイツ語の発音,および独検4級〜独検3級に相応する基礎文法全般を理解し,またそれを身につける。
将来的に,ドイツ語で専門の原書を読む必要性・可能性のある履修生の要望も視野に入れ,そのための確固たる基礎力を身につける。

<到達目標>
・ドイツ語の文字と発音の規則を理解し,単語や短い文章を発音することができる。
・ドイツ語の基礎的な文法法則や言語構造を理解することができる。
・辞書の活用法を身に着け,文法法則をもとに,短い文章を読み,また書くことができる。
・後学期学習事項は,ドイツ語技能検定の4級及び3級出題範囲に相応する。そこで問われる文法事項を理解し,活用することができる。
・ことばは習慣や生活,地域,歴史,文化的背景とも無縁ではないため,ドイツ語圏の生活等や歴史的・文化的背景についても例文や練習問題に対応する過程において学ぶことにより,ドイツ語圏および異文化への理解を深め,またその多様性や差異を客観的に捉えることができる。

<ディプロマポリシーとの関係>
この科目は文理学部のDP及びCPの2,3に対応しています。

<日本大学教育憲章との関係>
・世界諸国の歴史や政治,経済,文化,価値観,信条などの現状を概説できる。(A-2-1)。
・仮説に基づく課題や問題を提示し,客観的な情報を基に,論理的・批判的に考察することの重要性を説明できる。(A-3-1)。<ディプロマポリシーとの関係性>
現代社会におけるドイツ語圏文化、ヨーロッパ文化の役割を説明することができる。(A-2-1)
物事を論理的に理解し説明することができる。(A-3-1)
この科目は文理学部のDP及びCPの2、3に対応しています。
授業の形式 演習
授業の方法 ドイツ語を初めて学ぶ受講者を対象とした授業であるため,はじめにこちらから文法事項等の解説を行う。演習形式で練習問題を解くことを通じて理解を深めていく。
概ね2回の授業で1課を進む。
練習問題は,シラバスの各回で指定しているように事後学習を兼ねて,次回までの宿題として指示した箇所までを解き,次の授業回に回答してもらう形式を主とする。基礎的で簡易な問題については,解説の後に,順番に担当者を決めるないしは希望者を募り回答してもらうこともあり得る。
黒板にて回答を記す問題については,配当される教室の黒板の大きさや社会状況にもよるため,Canvas LMS等を援用し,「課題」として課し,期限を決めて回答を提出してもらい,それに添削や解説を加えて履修生全員が自身の回答と答え合わせができるような形でフィードバックする等,授業が円滑に進むよう,また安全性に配慮した工夫をする。
小テスト等は,採点の上,返却し,正答を示すとともに,間違いの多かった点を取り上げて講評する。

※尚,授業の質疑応答では,間違えること等を過度に恐れないで欲しい。もともと完璧にできるのであれば習う必要はないのであり,こちらからの解説を参考にしながら「自身で対応しようとする努力」が重要である。
履修条件 ドイツ文学科の学生以外が対象となります。
履修希望者が規定の人数を上回る場合には,教室収容人数や安全性の関係から抽選を行います(抽選が必要な場合,第1回の授業で実施するため,履修を希望する場合は必ず出席して下さい。)。
抽選を実施する場合,それを経ずの履修登録は,公平性の観点から認められません。
ドイツ語3・4/ドイツ語文法1・2をあわせて履修することが望ましいです。
授業計画
1 ガイダンス(授業の進め方や評価などについて詳しい説明をする。),前学期学修事項の復習・確認(前期学修事項を振り返り,またその結果を元に履修生の学習状況についてのアンケートに回答してもらう。)
復習を兼ね Lektion 6 の「形容詞の格変化」を学ぶ。 (A-2-1) (A-3-1)
【事前学習】後学期のシラバスを読んでおくこと。前学期学修事項を復習しておくこと。(A-3-1) (A-8-1) (0.5時間)
【事後学習】前学期の学修事項の中で自身のウィークポイントをよく復習しておくこと。L. 7の練習問題を解き,形容詞の格変化を覚える。(A-3-1) (A-4-1) (A-8-1) (0.5時間)
【授業形態】対面授業
2 Lektion 6:形容詞の練習問題の解説と確認
Lektion 7:話法の助動詞(可能・必然・許可・禁止・願望・主語の意思・他者の意志・推量などの意味を表す助動詞構文と用法について)(A-2-1) (A-3-1)
【事前学習】「形容詞の格変化」の練習問題を発音しながら回答できるようにしておくこと。また,教科書38〜39ページの「話法の助動詞」の箇所を読み,英語との相違点や規則性を自分なりに考え,疑問点があれば挙げておくこと。 (0.5時間)
【事後学習】「形容詞」の問題で間違えた格変化を重点的に復習すること。「話法の助動詞」の練習問題を解く。話法の助動詞の人称変化(不規則変化)を覚える。 (0.5時間)
【授業形態】対面授業、オンデマンド型授業
3 Lektion 7:分離動詞(分離動詞・非分離動詞の構文や用法,辞書の引き方について)(A-2-1) (A-3-1)
【事前学習】教科書39ページの「分離動詞」を読み,規則性を自分なりに考え,疑問点があれば挙げておくこと。 (0.5時間)
【事後学習】「分離動詞」の練習問題を解く。「非分離前綴り」を覚える。 (0.5時間)
【授業形態】対面授業
4 Lektion 8:zu不定詞,従属接続詞・間接疑問文(zu不定詞の用法と注意点について,並列接続詞と従属接続詞の用法の違いについて) (A-2-1) (A-3-1)
【事前学習】教科書42〜43ページの「zu不定詞,従属接続詞」および44ページの「間接疑問文」を読み,規則性を自分なりに考え,疑問点があれば挙げておくこと。 (0.5時間)
【事後学習】「zu不定詞・従属接続詞」の練習問題を解く。重要な接続詞および特定の前置詞と結びつくzu不定詞の副詞句を覚える。 (0.5時間)
【授業形態】対面授業
5 Lektion 8:再帰代名詞,再帰動詞(再帰代名詞や再帰表現,また辞書の引き方について)(A-2-1) (A-3-1)
【事前学習】教科書43ページの「再帰代名詞」および44ページの「再帰動詞」を読み,規則性を自分なりに考え,疑問点があれば挙げておくこと。 (0.5時間)
【事後学習】「再帰表現」の練習問題を解く。再帰代名詞の3・4格を人称代名詞と区別して覚え,再帰動詞の熟語表現を覚える。 (0.5時間)
【授業形態】対面授業
6 Lektion 9:動詞の3基本形,過去形(動詞の「不定詞・過去基本形・過去分詞」の3基本形と,過去人称変化について)(A-2-1) (A-3-1)
【事前学習】教科書46〜47ページを読み,規則性を自分なりに考え,疑問点があれば挙げておくこと。 (0.5時間)
【事後学習】練習問題を解く。教科書に出てきた「動詞の3基本形」を覚える。 (0.5時間)
【授業形態】対面授業、オンデマンド型授業
7 Lektion 9:動詞の3基本形・過去形の練習問題の解説と確認
【事前学習】「動詞の3基本形・過去形」の練習問題を発音しながら回答できるようにしておくこと。 (0.5時間)
【事後学習】間違えた箇所を重点的に復習し,覚える。 (0.5時間)
【授業形態】対面授業
8 学習内容の整理:これまでの確認と復習(A-2-1) (A-3-1)
【事前学習】第7回までの授業内容を復習しておくこと。 (0.5時間)
【事後学習】授業でできなかった箇所を重点的に復習し,習得する。 (0.5時間)
【授業形態】対面授業
9 Lektion 10:現在完了(現在完了形の構文と用法について)(A-2-1) (A-3-1)
【事前学習】教科書52ページの「現在完了形」を読み,規則性を自分なりに考え,疑問点があれば挙げておくこと。 (0.5時間)
【事後学習】練習問題を解く。haben支配とsein支配の区別を理解する。 (0.5時間)
【授業形態】対面授業
10 Lektion 10:受動態,非人称表現(動作受動と状態受動の構文と用法について,自然現象や生理現象を非人称的に表す表現や重要熟語について)(A-2-1) (A-3-1)
【事前学習】教科書53ページ「受動態,非人称表現」および54ページの「非人称の熟語表現」を読み,規則性を自分なりに考え,疑問点があれば挙げておくこと。 (0.5時間)
【事後学習】「受動態・非人称表現」の練習問題を解く。動作受動と状態受動の用い方を理解する。非人称表現の熟語を覚える。 (0.5時間)
【授業形態】対面授業
11 Lektion 11:関係代名詞(定関係代名詞,不定関係代名詞の構文と用法について) (A-2-1) (A-3-1)
【事前学習】教科書56ページの「定関係代名詞」および58ページの「文法+α」(「不定関係代名詞」等)を読み,規則性を自分なりに考え,疑問点があれば挙げておくこと。 (0.5時間)
【事後学習】「関係代名詞」の練習問題を解く。定関係代名詞の格変化を覚える。 (0.5時間)
【授業形態】対面授業
12 Lektion 11:比較表現(原級から比較級・最上級の変化について,および比較級・最上級の述語的・付加語的用法について) (A-2-1) (A-3-1)
【事前学習】教科書57ページの「形容詞・副詞の比較級・最上級」を読み,規則性を自分なりに考え,疑問点があれば挙げておくこと。 (0.5時間)
【事後学習】「比較表現」の練習問題を解く。教科書に掲載されている形容詞・副詞の「比較級・最上級」を覚える。 (0.5時間)
【授業形態】対面授業
13 Lektion 12:接続法(接続法第Ⅰ式と接続法第Ⅱ式の形態,および間接話法,非現実話法,婉曲表現などの接続法の用法について) (A-2-1) (A-3-1)
【事前学習】教科書60〜61ページおよび62ページの「文法+α」を読み,「接続法」の第I式・II式の形態について,「直接法」との違いを自分なりに掴み,疑問点があれば挙げておくこと。 (0.5時間)
【事後学習】練習問題を解く。教科書に掲載されている接続法I式・II式の形態を覚える。 (0.5時間)
【授業形態】対面授業
14 Lektion 12:接続法の練習問題の解説と確認
学習内容の整理:これまでの学習内容の復習と確認 (A-2-1) (A-3-1)
【事前学習】「接続法」の練習問題を発音しながら回答できるようにしておくこと。 (0.5時間)
【事後学習】「接続法」の練習問題で,間違えた箇所を重点的に復習する。接続法I式・II式の用法の区別を習得する。これまでの学習内容を整理し,練習問題等で文法・発音ともに間違えた箇所を重点的に復習する。 (0.5時間)
【授業形態】対面授業
15 到達度の確認:授業内試験と解説 (A-2-1) (A-3-1)
【事前学習】第1回〜第1 4回までの学習事項を復習しておくこと。 (0.5時間)
【事後学習】学修した内容の整理・復習をする。 特に間違えた箇所については重点的に復習し,完全なものとすること。 (0.5時間)
【授業形態】対面授業
その他
教科書 上野成利・本田雅也著 『パノラマ・エクスプレス 初級ドイツ語ゼミナール』 白水社 2022年
参考書 在間進 『ドイツ語のスタートライン(Starting Lineー優しく詳しい解説・しっかり身につく文法・話したくなる表現ー』 三修社 2006年
在間進・亀ヶ谷昌秀 『新・独検合格 単語+熟語1800』 郁文堂 2022年
信岡資生・荻原耕平 『独検対応 クラウンドイツ語単語1600 CD付』 三省堂 2012年
推薦単語帳の『新・独検合格 単語+熟語1800』は独検5級から2級まで対応,『独検対応 クラウンドイツ語単語1600』は5級から3級までの対応となっています。どちらも超入門から3級までをカバーしているため,後期に独検の4級・3級を受験する希望がある方にとって,レベルは適正です。実際に手にとってみて,見やすさや図版の有無など,個々人の要望に合わせて選択するのが良いでしょう。
推薦辞書は,根元道也他編 同学社『アポロン独和辞典』,在間進編 三修社『アクセス独和辞典』,濱川祥枝他監修 三省堂 『クラウン独和辞典』(後期授業初回に上記以外の参考書兼問題集や単語集についても案内し、また授業の際にも履修生からの相談・質問に応じて,随時,紹介・説明する機会を設けます。)
成績評価の方法及び基準 授業内テスト:期末や中間テストおよび小テスト等をあわせて評価します。(70%)、授業参画度:課題として課した練習問題等の実施状況や,質疑応答などの学習態度・積極度によって評価します。(30%)
(1) 授業内テストは,期末や中間テストおよび小テスト等をあわせて評価します。具体的には,全てのテストを100点満点換算し(例えば20点満点の小テストの得点を100点満点換算するということ),その平均点を評価対象とします。
※正当な理由なしにテストを欠席した履修生に対するフォロー(追試験/代替課題)は,公平性の観点から,行いません。
(2) 授業参画度は,課題として課した練習問題等の実施状況や,質疑応答などの学習態度・積極度によって評価します。
※希望者を募る練習問題の回答や質問などの積極的な授業参加は高く評価します。
※独検の冬期試験が実施され,受験をした場合には,その実績も評価に加味します。
※「出席」は対象外です。
対面授業に参加できない要件を満たした学生には,別に課題を示し,それを評価します。
オフィスアワー 授業前後に教室での対応を基本とします。必要に応じてCanvas LMS等やメールでも対応します。
備考 社会状況により,授業実施方法など,上記の内容に変更が生じる場合もあります。
シラバスの内容は,学生の皆さんの学修の状況を考慮して,変更することもあります。
また,事前学習・事後学習の時間は目安です。

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