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令和6年度以前入学者 | 美学演習8 | ||||
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教員名 | 櫻井一成 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 哲学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業形態 | 対面授業 |
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授業概要 | ゲームについて 2025年度の演習では「ゲーム」や「遊び」について哲学的に探究する。 日本においてゲームは一大産業である。ビジネスや教育の現場でも成果向上のためにゲーム的特性が導入されることがある。日本人の生活はゲームと切り離して考えることが難しい。ではそもそもゲームをすることは、何をすることなのだろうか。我々が人生をしばしば「ゲーム」になぞらえて理解しようとすることをふまえるなら、この問いに答えを与えることは、美学のみならず倫理学の探究にとっても大きな意味を持つはずである。後期はバーナード・スーツ『キリギリスの哲学——ゲームプレイと理想の人生」の批判的読解を通じて、ゲームに関する哲学的考察を進める。 |
授業のねらい・到達目標 | この授業では、以下のことを目標にしています。 ・人間の生や人間の経験には、謎や矛盾が含まれていることに気づく。 ・哲学的問題をみずからの頭で考えることや、意見の異なる他人と議論することの楽しさを知り、考察を深めるための技術を習得する。 ・ゲームや遊びに関する基本的な理解を獲得し、人間の美的な実践の理解につなげることができる。 ・ゲームの本性を理解し、現代社会や現代を生きる人間の倫理的分析に役立てることができる。 この科目は文理学部(学士(文学)のDP3,DP5-8及びCP3, CP5-8に対応しています。 ・自他の主張や論証を論理的・批判的に考察して,既存の見解を問い直すことができる。(A-3-3) ・人間の生き方や現代社会のあり方を問い直し,自らの思想的課題を設定して,それに挑戦することができる。(A-5-2) ・自分の意見を他人に対してわかりやすく伝えることができる。(A-6-2) ・学修活動のみならず,日常生活においても,より良い成果を上げるために,お互いを尊重しながら協働することができる。(A-7-2) ・他者の評価を謙虚に受け止めながら,自分の学修経験を振り返り,分析していくことができる。(A-8-2) |
授業の形式 | 演習 |
授業の方法 | 各回ごとに担当者を決め、レジュメを作成した上で発表を行ってもらいます。 発表後、デイスカッションを行います。不明点や新たな問題が出てきた場合は、新たに担当者を決めて調査をしてもらう場合があります。 期末に小論文を書いてもらう予定です。 授業方法や授業計画は参加者の数や関心に応じて変更されることがあります。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス(授業のテーマや到達目標、授業方法についての説明)
【事前学習】シラバスを読み、授業全体の流れを把握する。 (2時間) 【事後学習】配布されたプリントを再読する。授業で言及された著作や作品があれば目を通しておく。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
前期の振り返り
【事前学習】フロイトと精神分析について自分なりに調べておく。 (2時間) 【事後学習】配布されたプリントを再読する。授業で言及された著作や作品があれば目を通しておく。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
第一章「キリギリスの死」/第二章「弟子たち」についての発表とディスカッション
【事前学習】担当者はレジュメを作成し、参加者は該当箇所を読んで、論旨や疑問点をまとめる(A-3-3、A-5-2、A-6−2)。 (2時間) 【事後学習】ディスカッションを吟味し自らの理解を深化させる(A-7-2、A-8-2)。授業で言及された著作や作品があれば目を通しておく。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
第三章「定義の構築」(pp. 15-25)についての発表とディスカッション
【事前学習】担当者はレジュメを作成し、参加者は該当箇所を読んで、論旨や疑問点をまとめる(A-3-3、A-5-2、A-6−2)。 (2時間) 【事後学習】ディスカッションを吟味し自らの理解を深化させる(A-7-2、A-8-2)。授業で言及された著作や作品があれば目を通しておく。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
第三章「定義の構築」(pp. 25-37)についての発表とディスカッション
【事前学習】担当者はレジュメを作成し、参加者は該当箇所を読んで、論旨や疑問点をまとめる(A-3-3、A-5-2、A-6−2)。 (2時間) 【事後学習】ディスカッションを吟味し自らの理解を深化させる(A-7-2、A-8-2)。授業で言及された著作や作品があれば目を通しておく。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
第四章「ふざけ屋・いんちき屋・荒らし屋」についての発表とディスカッション
【事前学習】担当者はレジュメを作成し、参加者は該当箇所を読んで、論旨や疑問点をまとめる(A-3-3、A-5-2、A-6−2)。 (2時間) 【事後学習】ディスカッションを吟味し自らの理解を深化させる(A-7-2、A-8-2)。授業で言及された著作や作品があれば目を通しておく。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
第五章「家まで遠回りして帰る」についての発表とディスカッション
【事前学習】担当者はレジュメを作成し、参加者は該当箇所を読んで、論旨や疑問点をまとめる(A-3-3、A-5-2、A-6−2)。 (2時間) 【事後学習】ディスカッションを吟味し自らの理解を深化させる(A-7-2、A-8-2)。授業で言及された著作や作品があれば目を通しておく。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
第六章「イヴァンとアブドゥル」についての発表とディスカッション
【事前学習】担当者はレジュメを作成し、参加者は該当箇所を読んで、論旨や疑問点をまとめる(A-3-3、A-5-2、A-6−2)。 (2時間) 【事後学習】ディスカッションを吟味し自らの理解を深化させる(A-7-2、A-8-2)。授業で言及された著作や作品があれば目を通しておく。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
第七章「ゲームとパラドクス」についての発表とディスカッション
【事前学習】担当者はレジュメを作成し、参加者は該当箇所を読んで、論旨や疑問点をまとめる(A-3-3、A-5-2、A-6−2)。 (2時間) 【事後学習】ディスカッションを吟味し自らの理解を深化させる(A-7-2、A-8-2)。授業で言及された著作や作品があれば目を通しておく。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
第八章「登山」/第九章「逆ひねり」についての発表とディスカッション
【事前学習】担当者はレジュメを作成し、参加者は該当箇所を読んで、論旨や疑問点をまとめる(A-3-3、A-5-2、A-6−2)。 (2時間) 【事後学習】ディスカッションを吟味し自らの理解を深化させる(A-7-2、A-8-2)。授業で言及された著作や作品があれば目を通しておく。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
第十章「ポーフィリヨ・スニークの驚くべき経歴」についての発表とディスカッション
【事前学習】担当者はレジュメを作成し、参加者は該当箇所を読んで、論旨や疑問点をまとめる(A-3-3、A-5-2、A-6−2)。 (2時間) 【事後学習】ディスカッションを吟味し自らの理解を深化させる(A-7-2、A-8-2)。授業で言及された著作や作品があれば目を通しておく。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
12 |
第十一章「バーソロミュー・ドラッグの病歴」についての発表とディスカッション
【事前学習】担当者はレジュメを作成し、参加者は該当箇所を読んで、論旨や疑問点をまとめる(A-3-3、A-5-2、A-6−2)。 (2時間) 【事後学習】ディスカッションを吟味し自らの理解を深化させる(A-7-2、A-8-2)。授業で言及された著作や作品があれば目を通しておく。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
第十二章「オープンゲーム」についての発表とディスカッション
【事前学習】担当者はレジュメを作成し、参加者は該当箇所を読んで、論旨や疑問点をまとめる(A-3-3、A-5-2、A-6−2)。 (2時間) 【事後学習】ディスカッションを吟味し自らの理解を深化させる(A-7-2、A-8-2)。授業で言及された著作や作品があれば目を通しておく。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
第十三章「アマチュア・プロフェッショナル・「人々がプレイするゲーム」についての発表とディスカッション
【事前学習】担当者はレジュメを作成し、参加者は該当箇所を読んで、論旨や疑問点をまとめる(A-3-3、A-5-2、A-6−2)。 (2時間) 【事後学習】ディスカッションを吟味し自らの理解を深化させる(A-7-2、A-8-2)。授業で言及された著作や作品があれば目を通しておく。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
15 |
第十四章「復活」/第十五章「解決」についての発表とディスカッション、および総括
【事前学習】担当者はレジュメを作成し、参加者は該当箇所を読んで、論旨や疑問点をまとめる(A-3-3、A-5-2、A-6−2)。 (2時間) 【事後学習】ディスカッションを吟味し自らの理解を深化させる(A-7-2、A-8-2)。授業で言及された著作や作品があれば目を通しておく。小論文を構想し、執筆する。(A-3-3、A-5-2、A-6-2) (6時間) 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
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教科書 | バーナード・スーツ 『キリギリスの哲学——ゲームプレイと理想の人生』 ナカニシヤ出版 2015年 教科書を購入する必要はありません。コピーを配布します。 |
参考書 | 授業内でそのつど参考文献を紹介します。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:期末に小論文を書いてもらいます(40%)、授業参画度:発表を行なったか、質疑に参加したか(60%) |
オフィスアワー | メールでアポイントメントをとってください。 |