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美学特殊講義8

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令和6年度以前入学者 美学特殊講義8
教員名 櫻井一成
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
科目群 哲学科
学期 後期 履修区分 選択必修
授業形態 対面授業
授業概要 都市空間の美学と倫理学
都市とはさまざまな人間が生活する場であり、その場をどのようにデザインするかは美的な問題かつ倫理的な問題である。本授業では、都市のデザインをめぐる議論を紹介することを通じて、人間にとって都市空間がもつ意味や、都市空間のあるべき姿について思索を深めることを試みる。そのことは美と幸福、また両者の関係について考えることにもつながるだろう。
授業のねらい・到達目標 この授業では以下のことを目標としています。
・美学とはいかなる学問で、どのような問題を扱っているのかを理解する。
・美や芸術に関する自分たちの理解が、歴史的な制約を受けた特殊なものであることを自覚する。
・芸術を語ることばや芸術経験のうちには、謎やパラドクスが含まれていることに気づく。
・哲学的問題をみずからの頭で考えることや、意見の異なる他人と討論することの楽しさを知る。
・芸術は社会のなかにあることを理解し、マクロな視点から芸術に関する事象を分析し、説明することができる。
・都市空間のあり方を公共性や善き生の観点から批判的に説明することができる。
・芸術と道徳の関係について多角的に理解し、説明することができる

この科目は文理学部(学士文学)のDP及びCP1, 4に対応しています。
・真・善・美・聖の探究から得られた豊かな知識と教養に基づいて,自己の倫理観をもって,人間と社会の倫理的な課題に向き合うことができる。(A-1-3)
・文献や資料の読解・解釈を通じて,あるいは,現代の思想的状況を注意深く考察することによって,哲学的問題を発見し,解決策を考えることができる。(A-4-3)
授業の形式 講義
授業の方法 毎回リアクション・ペーパーを設定します(Canvas LMS)が、提出は義務ではありません。疑問・確認・主張・リクエスト等があるときに記入してください。内容に応じて加点します。有意義とみなしたペーパーについては、次回の授業時に紹介します。
受講者の興味関心に応じて授業計画を修正する場合があります。
授業計画
1 授業オリエンテーション(授業の進め方、文献紹介、単位認定の方針など)
【事前学習】シラバスを読み、授業全体の流れを把握する。 (1時間)
【事後学習】配布されたプリントを再読し、授業で言及された著作や芸術作品があれば目を通しておく(A-4-3)。 (2時間)
【授業形態】対面授業
2 公共性と市民社会について
【事前学習】前回の授業で提起された問題について考えてくる(A-1-3)。事前に配布されたプリントに目を通しておく。 (2時間)
【事後学習】配布されたプリントを再読し、授業で言及された著作や芸術作品があれば目を通しておく(A-4-3)。 (2時間)
【授業形態】対面授業
3 デザインとは何か
【事前学習】前回の授業で提起された問題について考えてくる(A-1-3)。事前に配布されたプリントに目を通しておく。 (2時間)
【事後学習】配布されたプリントを再読し、授業で言及された著作や芸術作品があれば目を通しておく(A-4-3)。 (2時間)
【授業形態】対面授業
4 イーフー・トゥアンの空間論
『空間の経験』、『個人空間の誕生』
【事前学習】前回の授業で提起された問題について考えてくる(A-1-3)。事前に配布されたプリントに目を通しておく。 (2時間)
【事後学習】配布されたプリントを再読し、授業で言及された著作や芸術作品があれば目を通しておく(A-4-3)。 (2時間)
【授業形態】対面授業
5 ジェームズ・C・スコットのアナキズム
『反穀物の人類史』、『実践 日々のアナキズム』
【事前学習】前回の授業で提起された問題について考えてくる(A-1-3)。事前に配布されたプリントに目を通しておく。 (2時間)
【事後学習】配布されたプリントを再読し、授業で言及された著作や芸術作品があれば目を通しておく(A-4-3)。 (2時間)
【授業形態】対面授業
6 統治の技術としての空間デザイン
フーコーを軸として
【事前学習】前回の授業で提起された問題について考えてくる(A-1-3)。事前に配布されたプリントに目を通しておく。 (2時間)
【事後学習】配布されたプリントを再読し、授業で言及された著作や芸術作品があれば目を通しておく(A-4-3)。 (2時間)
【授業形態】対面授業
7 山本理顕の空間論
『権力の空間/空間の権力』
【事前学習】前回の授業で提起された問題について考えてくる(A-1-3)。事前に配布されたプリントに目を通しておく。 (2時間)
【事後学習】配布されたプリントを再読し、授業で言及された著作や芸術作品があれば目を通しておく(A-4-3)。 (2時間)
【授業形態】対面授業
8 公共空間と排除アート
【事前学習】前回の授業で提起された問題について考えてくる(A-1-3)。事前に配布されたプリントに目を通しておく。 (2時間)
【事後学習】配布されたプリントを再読し、授業で言及された著作や芸術作品があれば目を通しておく(A-4-3)。 (2時間)
【授業形態】対面授業
9 ジェントリフィケーションについて
【事前学習】前回の授業で提起された問題について考えてくる(A-1-3)。事前に配布されたプリントに目を通しておく。 (2時間)
【事後学習】配布されたプリントを再読し、授業で言及された著作や芸術作品があれば目を通しておく(A-4-3)。 (2時間)
【授業形態】対面授業
10 バーナード・ルドルフスキーの都市論
『人間のための街路』、『建築家なしの建築』
【事前学習】前回の授業で提起された問題について考えてくる(A-1-3)。事前に配布されたプリントに目を通しておく。 (2時間)
【事後学習】配布されたプリントを再読し、授業で言及された著作や芸術作品があれば目を通しておく(A-4-3)。配布されたプリントを再読し、授業で言及された著作や芸術作品があれば目を通しておく。 (2時間)
【授業形態】対面授業
11 ジェイン・ジェイコブズの都市論
『アメリカ大都市の死と生』、『都市の原理』
【事前学習】前回の授業で提起された問題について考えてくる(A-1-3)。事前に配布されたプリントに目を通しておく。 (2時間)
【事後学習】配布されたプリントを再読し、授業で言及された著作や芸術作品があれば目を通しておく(A-4-3)。 (2時間)
【授業形態】対面授業
12 ヤン・ゲールの公共空間デザイン論
『人間の街』、『建物のあいだのアクティビティ』
【事前学習】前回の授業で提起された問題について考えてくる(A-1-3)。事前に配布されたプリントに目を通しておく。 (2時間)
【事後学習】配布されたプリントを再読し、授業で言及された著作や芸術作品があれば目を通しておく(A-4-3)。 (2時間)
【授業形態】対面授業
13 ランドルフ・T・ヘスター『エコロジカル・デモクラシー』
【事前学習】前回の授業で提起された問題について考えてくる(A-1-3)。事前に配布されたプリントに目を通しておく。 (2時間)
【事後学習】配布されたプリントを再読し、授業で言及された著作や芸術作品があれば目を通しておく(A-4-3)。 (2時間)
【授業形態】対面授業
14 テクノロジーと都市の未来
スマート・シティ計画について
【事前学習】前回の授業で提起された問題について考えてくる(A-1-3)。事前に配布されたプリントに目を通しておく。 (2時間)
【事後学習】配布されたプリントを再読し、授業で言及された著作や芸術作品があれば目を通しておく(A-4-3)。 (2時間)
【授業形態】対面授業
15 総括(学習内容の整理、レポートの取り組み方など)
【事前学習】前回の授業で提起された問題について考えてくる(A-1-3)。事前に配布されたプリントに目を通しておく。 (2時間)
【事後学習】これまでに配布されたプリントを通読する(A-4-3)。論述問題について考える(A-1-3)。 (4時間)
【授業形態】対面授業
その他
教科書 教科書は使用しません。毎回プリントを配布します。
参考書 山本理顕 『権力の空間/空間の権力』 講談社選書メチエ 2015年
参考書を購入する必要はありません。
授業内でそのつど新たに参考文献を紹介します。
成績評価の方法及び基準 レポート(90%)、授業参画度:リアクション・ペーパーの内容など(10%)
期末レポートにより、授業内容を理解することができているかを確認します。
〈問題を共有し、共に考える〉という観点からリアクション・ペーパーを評価します。
成績評価の仕方については、初回の授業でより詳しく説明する予定です。
オフィスアワー メールでアポイントメントをとってください。

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