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上代文学講義

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令和2年度以降入学者 上代文学講義
教員名 鈴木雅裕
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
科目群 国文学科
学期 後期 履修区分 選択
授業形態 対面授業
授業概要 奈良時代の日本では、史書・歌集などが八世紀に集中して現れるが、本講義ではその中から史書を中心に取り上げることにする。それは自国の歴史を文字によって立ち上げようと試みた書物だが、それは単に歴史的事実を忠実に描いたものではなく、また歌ととも語られるところに特徴がある。したがって、史書に載せられた歌謡に焦点を当ててみることにしたい。
授業のねらい・到達目標 〈授業のねらい〉
上代文学についての基礎的な知識を身に付ける。併せて、各テキストの読解を通じて、文学研究に必要となる技術を身に付ける。

〈到達目標〉
・上代文学作品の具体的な内容を説明することができる。
・文献の読解にあたって必要となる知識・技術を身に付けることができる。
・文学作品の読解に応用することができる。

〈日本大学教育憲章との関係〉
経験や学修から得られた豊かな知識と教養に基づきつつ,日本文学・日本語学研究の専門性を活用し,自己の倫理観を倫理的な課題に適用することができる。(A-1-3)

〈ディプロマシーとの関係〉
この科目は文理学部(学士(文学)のDP及びCP1に対応している。
なお、この科目は旧カリキュラム(令和元年度以前入学者が対象)においては、文理学部(学士(文学)のDP6及びCP9に対応している。
授業の形式 講義
授業の方法 授業の形式:【講義】
リアクションペーパー等を通じて、授業内容に関してのコメントを求める場合がある。
確認テストやレポート等に対するフィードバックの方法等については、授業内で指示する。
履修条件 国文学科専門科目「上代文学史」とは重なるところがあるため、理解を深めるためにも履修しておくことが望ましい。
授業計画
1 ガイダンス:授業の進め方・授業内容について(A-1-3)
【事前学習】あらかじめシラバスを熟読し、授業内容に関する内容を把握しておく。 (2時間)
【事後学習】授業で示された内容に関してインターネット等を利用して調べる。 (2時間)
【授業形態】対面授業
2 国家の樹立と史書の編纂
【事前学習】奈良時代の歴史事項について調べておく。 (2時間)
【事後学習】授業内で取り上げられた事項について文献等を利用して調べる。 (2時間)
【授業形態】対面授業
3 史書と歌謡①ー構成と分布ー
【事前学習】『古事記』『日本書紀』の構成をまとめておく。 (2時間)
【事後学習】授業内で取り上げられた事項について文献等を利用して調べる。 (2時間)
【授業形態】対面授業
4 史書と歌謡②ー文献における表記ー
【事前学習】奈良時代の表記について調べておく。 (2時間)
【事後学習】授業内で取り上げられた事項について文献等を利用して調べる。 (2時間)
【授業形態】対面授業
5 神話と歌①ー歌の起源―
【事前学習】授業で取り上げる箇所の本文を熟読し、考えるべき要点をまとめておく。いを理解しておく。 (2時間)
【事後学習】授業内で取り上げられた事項について文献等を利用して調べる。 (2時間)
【授業形態】対面授業
6 神話と歌②ー離れた距離をつなぐ歌―
【事前学習】授業で取り上げる箇所の本文を熟読し、考えるべき要点をまとめておく。 (2時間)
【事後学習】授業内で取り上げられた事項について文献等を利用して調べる。 (2時間)
【授業形態】対面授業
7 戦と歌①―神武天皇条の歌―
【事前学習】授業で取り上げる箇所の本文を熟読し、考えるべき要点をまとめておく。 (2時間)
【事後学習】授業内で取り上げられた事項について文献等を利用して調べる。 (2時間)
【授業形態】対面授業
8 戦と歌②―応神即位前夜の歌―
【事前学習】授業で取り上げる箇所の本文を熟読し、考えるべき要点をまとめておく。 (2時間)
【事後学習】授業内で取り上げられた事項について文献等を利用して調べる。 (2時間)
【授業形態】対面授業
9 歌が語る事象―雄略天皇時代の歌―
【事前学習】授業で取り上げる箇所の本文を熟読し、考えるべき要点をまとめておく。 (2時間)
【事後学習】授業内で取り上げられた事項について文献等を利用して調べる。 (2時間)
【授業形態】対面授業
10 歌による恋―皇統の起源―
【事前学習】授業で取り上げる箇所の本文を熟読し、考えるべき要点をまとめておく。 (2時間)
【事後学習】授業内で取り上げられた事項について文献等を利用して調べる。 (2時間)
【授業形態】対面授業
11 歌による恋―恋の成就と疎外―
【事前学習】授業で取り上げる箇所の本文を熟読し、考えるべき要点をまとめておく。 (2時間)
【事後学習】授業内で取り上げられた事項について文献等を利用して調べる。 (2時間)
【授業形態】対面授業
12 歌曲名を伴う歌①―歌曲の種類と伝承―
【事前学習】授業で取り上げる箇所の本文を熟読し、考えるべき要点をまとめておく。 (2時間)
【事後学習】授業内で取り上げられた事項について文献等を利用して調べる。 (2時間)
【授業形態】対面授業
13 歌曲名を伴う歌②―歌曲の偏在―
【事前学習】授業で取り上げる箇所の本文を熟読し、考えるべき要点をまとめておく。 (2時間)
【事後学習】授業内で取り上げられた事項について文献等を利用して調べる。 (2時間)
【授業形態】対面授業
14 歌曲名を伴う歌③―皇統譜と歌曲名―
【事前学習】授業で取り上げる箇所の本文を熟読し、考えるべき要点をまとめておく。 (2時間)
【事後学習】授業内で取り上げられた事項について文献等を利用して調べる。 (2時間)
【授業形態】対面授業
15 総括:歌に対するまなざし(A-1-3)
【事前学習】これまでの授業内容を今一度、確認しておくこと。 (2時間)
【事後学習】授業内容を見返した上で、今後の学修に活かせるようにする。 (2時間)
【授業形態】対面授業
その他
教科書 西宮一民 『古事記 修訂版』 皇學館大學出版部 2023年
参考書 『新編日本古典文学全集シリーズ』 小学館
『国史大辞典』
上記参考書は、ジャパンナレッジ及び文理学部図書館・国文学科学生室で読むことができる。適宜、活用されたい。
成績評価の方法及び基準 レポート:学期レポートの内容で評価する。(60%)、授業参画度:リアクションペーパーなどの提出状況・内容で評価する。(40%)
オフィスアワー 授業前後、教室にて行う。
また、メールでも対応する。

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