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令和2年度以降入学者 | 文献資料研究 | ||||
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教員名 | 久保木秀夫 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 国文学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択 |
授業形態 | 対面授業(一部遠隔授業) |
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授業の形態 | ・履修者は初回授業開始時までに必ず、Canvas LMS への登録を済ませておくこと。 |
授業概要 | ほとんどの文学作品や多くの関連資料、また一部の語学資料は書物を言わば「器」としている。その器は文献・書物・原本資料などとも、近代以前の場合は古典籍などとも呼ばれる。それら文献(とここでは呼ぶ)の形態的・内容的特徴や研究資料としての価値を明らかにするための知識と技術を身につけることを目的とする。 具体的には、研究史上さまざまな点で画期となった時代・文献を紹介しつつ、写本・版本・西洋活版本の書誌情報の採取方法、書写印刷内容の分析方法の基礎について、原本そのもの・複製本・影印本・デジタル画像その他を勝つ移用しつつ、講義と実習とを織り交ぜながら、実践的に学んでいく。 |
授業のねらい・到達目標 | ・文学・語学研究における文献資料の重要性を深く認識できるようになる。 ・写本・版本・西洋活版本の区別と、それぞれの基本的な書誌的特徴に関する智識を身につける。 ・それら文献資料の基礎的な書誌情報を採取できるようになる。 ・くずし字解読の基礎を身につける。 ・研究市場有名な文献資料に関する智識を身につける。 ・歴史と書物との連関性について認識できるようになる。 〈ディプロマポリシーとの関係〉 この科目は文理学部(学士(文学)のDP及びCP2,3,4,5,8に対応している。 〈日本大学教育憲章との関係〉 ・日本文学・日本語学研究を学びながら,それらと深く関わる世界諸国の歴史や政治,経済,文化,価値観,信条などの現状および相互関係を,自己の世界観をもって説明できる。(A-2-2) ・日本文学・日本語学研究を中心としながら,仮説に基づく課題や問題を提示し,客観的な情報を基に,論理的・批判的に考察できる。(A-3-2) ・日本文学・日本語学研究に関わる問題の意味を理解し,助言を受けて複数の解決策を提示し説明できる。(A-4-2) ・日本文学・日本語学研究のスキルを身につけながら,新しい挑戦への計画を立て,準備することができる。(A-5-2) ・日本文学・日本語学研究の専門性を身につけながら,自己の学修に関する経験と考えを振り返り,分析できる。(A-8-2) |
授業の形式 | 実習 |
授業の方法 | ・講義形式と実習形式とを組み合わせる。 ・文献資料の調査研究に関するスキルについて、原本資料その他や配付プリントに基づきつつレクチャーしていく。 ・各種webデータベースの活用方法をレクチャーする回は、遠隔授業とする予定である。 ・実習に際しては、久保木所蔵の原本を配布して、グループで既製の調査カードに書誌情報を採取していく方法を採る予定である。 |
授業計画 | |
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1 |
文献資料とは
【事前学習】シラバスをよく読み、履修者自身の関心の所在を検討してくる。 (2時間) 【事後学習】配布プリントに基づき学修内容を復習しておく。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
文献資料の取り扱い方・くずし字の読み方
【事前学習】事前に紹介した参考文献を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】配布プリントに基づき学修内容を復習しておく。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
奈良時代までの書物と版本
【事前学習】くずし字解読の復習をしておく。奈良時代の文学・文化について予習しておく。 (2時間) 【事後学習】配布プリントに基づき学修内容を復習しておく。 (2時間) 【授業形態】同時双方向型授業 |
4 |
平安時代までの書物と写本
【事前学習】くずし字解読の復習をしておく。平安時代時代の文学・文化について予習しておく。 (2時間) 【事後学習】配布プリントに基づき学修内容を復習しておく。 (2時間) 【授業形態】同時双方向型授業 |
5 |
鎌倉~戦国時代の写本/写本の部位その1
【事前学習】くずし字解読の復習をしておく。鎌倉~戦国時代の文学・文化について予習しておく。 (2時間) 【事後学習】配布プリントに基づき学修内容を復習しておく。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
江戸~明治時代の写本/写本の部位その2
【事前学習】くずし字解読の復習をしておく。テキストの指定部分を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】配布プリントに基づき学修内容を復習しておく。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
鎌倉~戦国時代の版本(古版本)/版本の部位その1
【事前学習】くずし字解読の復習をしておく。テキストの指定部分を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】配布プリントに基づき学修内容を復習しておく。 (2時間) 【授業形態】同時双方向型授業 |
8 |
戦国~江戸時代初期の版本(キリシタン版・古活字版)/版本の部位その2
【事前学習】くずし字解読の復習をしておく。テキストの指定部分を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】配布プリントに基づき学修内容を復習しておく。 (2時間) 【授業形態】同時双方向型授業 |
9 |
江戸~明治時代の版本(整版本・近世木活字本)/版本の部位その3
【事前学習】くずし字解読の復習をしておく。テキストの指定部分を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】配布プリントに基づき学修内容を復習しておく。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
幕末~明治時代の西洋活字印刷本/活版本の部位
【事前学習】くずし字解読の復習をしておく。テキストの指定部分を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】配布プリントに基づき学修内容を復習しておく。 (2時間) |
11 |
グループでの実地調査01
【事前学習】くずし字解読の復習をしておく。実地調査の諸準備をしておく。 (2時間) 【事後学習】配布プリントに基づき学修内容を復習しておく。 (2時間) |
12 |
グループでの実地調査02
【事前学習】くずし字解読の復習をしておく。実地調査の諸準備をしておく。 (2時間) 【事後学習】配布プリントに基づき学修内容を復習しておく。 (2時間) |
13 |
グループでの実地調査03
【事前学習】くずし字解読の復習をしておく。実地調査の諸準備をしておく。 (2時間) 【事後学習】学期末レポートに取り組む。 (2時間) |
14 |
グループでの実地調査04/レポート提出
【事前学習】くずし字解読の復習をしておく。実地調査の諸準備をしておく。 (2時間) 【事後学習】配布プリントに基づき学修内容を復習しておく。 (2時間) |
15 |
レポート返却・フィードバック・総括
【事前学習】これまでの授業内容を総括的に復習しておく。 (2時間) 【事後学習】授業全体を振り返り、自身の関心の所在を見極め、今後の学修に繋げていく。 (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 笠間影印叢刊刊行会 『字典かな―出典明記』 笠間書院 1972年 堀川貴司 『書誌学入門 古典籍を見る・知る・読む』 勉誠社 2010年 配付資料は各回の授業前にOneDriveの共有フォルダにアップし、Canvas LMSで連絡するので、各自ダウンロード(また環境的に可能であればプリントアウト)して持参すること。 |
参考書 | 使用しない |
成績評価の方法及び基準 | レポート:各回の学習修を踏まえた総合的なテーマを課す予定である。(40%)、授業内テスト:各種実習に対する取り組みの度合いや、その具体的な成果物等、またオープンチャットでの回答状況などから判断。(30%)、授業参画度:各回終了時にGoogleフォームへのコメント送信をしてもらう。その内容的充実度をも考慮に入れる。(30%) |
オフィスアワー | 授業終了後、またCanvas LMS のメール送信機能で随時受け付ける。対応までに時間を要することもある。 |
備考 | ・古典籍の取り扱いに際しては、事前に手を洗うこと、爪を切っておくこと(マニキュア・ネイルも不可)、鉛筆のみを使用すること、手首より先のアクセサリー類を外すこと、なるべく袖をまくること、といったマナーがある。これらを遵守すること。 ・シラバスの内容は履修生の学修の状況を鑑みて、変更する場合もあり得る。 ・事前学修・事後学修の時間は目安である。 |