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令和6年度以前入学者 | 現代日本語学の方法2 | ||||
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教員名 | 林直樹 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 国文学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業形態 | 対面授業 |
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授業概要 | 方言学を通して自身の出身地の言語的特徴や、方言にまつわるさまざまな事象について分析できるようになる。 |
授業のねらい・到達目標 | 【授業のねらい】 ・方言学の基本的な考え方を身につける。 ・自身の方言を分析する方法を身につける。 ・習得した考え方やスキルを用いて、方言の分析が行えるようになる。 【DP・CPとの関係】 この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP2,3,4,5及びカリキュラムポリシーCP2,3,4,5に対応している。 【日本大学教育憲章との関係】 ・日本文学・日本語学研究の専門性をもって,世界諸国の歴史や政治,経済,文化,価値観,信条などの現状および相互関係を,複数の世界観に立って解釈し説明できる。(A-2-3) ・日本文学・日本語学研究を中心としながら,仮説に基づく課題や問題を提示し,客観的な情報を基に,論理的・批判的に考察できる。(A-3-3) ・日本文学・日本語学研究に関わる問題を分析し,複数の解決策を提示した上で,問題を解決することができる。(A-4-3) ・日本文学・日本語学研究のスキルを活用しながら,責任と役割を担い,新しいことに挑戦することができる。(A-5-3) |
授業の形式 | 講義、演習 |
授業の方法 | パワーポイントによる講義形式。ただし、授業中受講者に意見などを求めることや、Canvas LMSを通じた課題の回答を求めることがある。 |
履修条件 | ・毎回授業で課題を提出し、課題内容に基づいて自身の言語実態を振り返ってもらう。課題内容は次回授業で取り上げることがあるため、授業にただ参加する、あるいは自身の出身地を明かしたくない場合は履修を勧めない。 ・なお、授業で扱う方言はいわゆる地方のことばの「方言」ではなく、個人ないしは特定の地域共同体にみられる言語的特徴のことである。そのため、出身地が首都圏であったり、「方言がない」と考えている人でも問題なく参加できる。 |
授業計画 | |
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1 |
はじめに・方言学とは何か(授業の説明・Canvas LMSへの登録)
【事前学習】自身の出身地と方言の特徴について調べてくること (2時間) 【事後学習】参考文献に記載されている本・文献を読み、言語学について概観しておくこと (2時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
方言のイメージ―自身は何方言話者か―
【事前学習】前回回答の理由を述べられるようにしておくこと (2時間) 【事後学習】授業中に解説したことを基に、自身の出身地方言を分析すること (2時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
方言イメージの調査・分析方法
【事前学習】自身で調査し、結果をまとめてくること (2時間) 【事後学習】作成した課題を基に、自身の方言イメージについて考察すること (2時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
方言の音―音声・音韻・アクセント・イントネーション―
【事前学習】自身の出身地方言の音韻的特徴について調べてくること (2時間) 【事後学習】授業中に解説したことを基に、自身のアクセント・イントネーションを分析すること (2時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
方言の音の調査・分析方法
【事前学習】自身で調査し、結果をまとめてくること (2時間) 【事後学習】作成した課題を基に、自身の音声的特徴について考察すること (2時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
方言の語彙―伝統方言・方言語彙―
【事前学習】自身の出身地で使用する俚言について調べてくること (2時間) 【事後学習】授業中に解説したことを基に、自身の語彙的特徴を分析すること (2時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
方言の語彙の調査・分析方法
【事前学習】自身で調査し、結果をまとめてくること (2時間) 【事後学習】作成した課題を基に、自身の語彙的特徴について考察すること (2時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
方言の文法―活用・テンス・アスペクト―
【事前学習】自身の出身地の文法的特徴について調べてくること (2時間) 【事後学習】作成した課題を基に、自身の文法的特徴を分析すること (2時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
方言の文法の調査・分析方法
【事前学習】自身で調査し、結果をまとめてくること (2時間) 【事後学習】作成した課題を基に、自身の文法的特徴について考察すること (2時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
方言と談話―方言と社会との関連―
【事前学習】自身の出身地の談話の特徴について調べてくること (2時間) 【事後学習】作成した課題を基に、自身の談話的特徴を分析すること (2時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
方言談話の調査・分析方法
【事前学習】自身で調査し、結果をまとめてくること (2時間) 【事後学習】授業中に解説したことを基に、自身の談話の特徴について考察すること (2時間) 【授業形態】対面授業 |
12 |
方言とキャラクター―方言とキャラクターの結びつきにはどんなものがあるか―
【事前学習】方言とキャラクターについて調べてくること (2時間) 【事後学習】方言とキャラクターについて、実際に調査すること (2時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
方言とキャラクターの調査・分析方法
【事前学習】自身で調査し、結果をまとめてくること (2時間) 【事後学習】授業中に解説したことを基に、方言とキャラクターについて考察すること (2時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
課題の説明
【事前学習】これまで授業で学んだことを復習すること (2時間) 【事後学習】授業中に解説したことを基に、課題を作成すること (2時間) 【授業形態】対面授業 |
15 |
方言の意義
【事前学習】レポート課題を作成すること (2時間) 【事後学習】今期の授業を振り返り、学んだことをまとめること (2時間) 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
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教科書 | 木部暢子・竹田晃子・田中ゆかり・日高水穂・三井はるみ編著(2013)『方言学入門』三省堂. |
参考書 | 小林隆・澤村美幸(2014)『ものの言いかた西東』岩波書店. 佐藤亮一編(2009)『方言の地図帳』講談社. 田中ゆかり(2011)『「方言コスプレ」の時代―ニセ関西弁から龍馬語まで―』岩波書店. |
成績評価の方法及び基準 | レポート(60%)、授業参画度(40%) |
オフィスアワー | Canvas LMS・メールで対応する。 |