検索したい科目/教員名/キーワードを入力し「検索開始」ボタンをクリックしてください。
※教員名では姓と名の間に1文字スペースを入れずに、検索してください。
令和6年度以前入学者 | 応用研究4 | ||||
---|---|---|---|---|---|
教員名 | 高榮蘭 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 国文学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択 |
授業形態 | 対面授業(一部遠隔授業) |
---|---|
授業の形態 | 対面授業(状況に応じて、同時双方向と課題研究などをも取り組む。これについては事前に告知する)。 |
授業概要 | 2023年に亡くなった大江健三郎はノーベル文学賞の作家であり、世界文学の一つとして他の言語圏でもたくさん読まれています。この授業では大江健三郎のテクストを手がかりとしながら、文学テクストから、ジェンダー、民族、ナショナリズムの問題をどのように見出し、考えればよいのかについて学びます。 |
授業のねらい・到達目標 | ・文化研究の基礎を理解することができる。 ・受講者の興味に添って課題を見つけ、分析を実践できるようになる。 ・ポストコロニアル、ジェンダー、セクシュアリティ批評の分析方法を習得する。 ・さまざまなメディアと文学との相互関係について理解できる。 この科目は文理学部の(学士(文学))のディプロマポリシーDP3,4,5,6,7,8及びカリキュラムポリシーCP3,4,5,6,7,8に対応している。 ・日本文学・日本語学研究を中心としながら,仮説に基づく課題や問題を提示し,客観的な情報を基に,論理的・批判的に考察できる。(A-3-3) ・日本文学・日本語学研究に関わる問題を分析し,複数の解決策を提示した上で,問題を解決することができる。(A-4-3) ・日本文学・日本語学研究のスキルを活用しながら,責任と役割を担い,新しいことに挑戦することができる。(A-5-3) ・日本文学・日本語学研究の実践的なスキルを活用しながら,さまざまな人々とのコミュニケーションを通じて相互の意思伝達を自由かつ確実に行い,他者との良好な関係を確立することができる。(A-6-3) ・日本文学・日本語学研究の実践的なスキルを活用しながら,集団の活動において,より良い成果を上げるために,指導者として他者と協働し,作業を行うことができる。(A-7-3) ・日本文学・日本語学研究の専門性に基づきながら,学修状況を自己分析し,その成果を評価することができる。(A-8-3) |
授業の形式 | 講義 |
授業の方法 | 基本的に講義形式だが、教員による講義のあと、二つの方法(①学んだ知識について他の受講生と議論する、②各自が与えられた短い文章を分析する➡それについて他の受講生と議論する)で練習をする予定である。授業の形態にあわせて、予習・復習の課題について、事前に案内する。基本的に対面での講義形式である。受講者にはCanvas LMSを通して教材を配布する。受講者本人はそれをダウンロードし、予習しておくこと。課題の指示・フィードバックは基本的にCanvas LMSを通して行う。 ★なお、授業計画は、実際の進行上の理由から場合によっては変更されることがある★ |
授業計画 | |
---|---|
1 |
授業のテーマや到達目標及び授業の方法について説明する。(A-4-3)
【事前学習】シラバスを読み、授業方式と内容を理解した上で参加する。 (2時間) 【事後学習】授業計画に沿って読書スケジュールを立て、作品を読み始める。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
大江健三郎という作家のイメージについて共同作業の形式で学ぶ。(A-5-3, A-6-3, A-7-3)
【事前学習】ノーベル文学賞について自分の興味に即して調べる。 (2時間) 【事後学習】ノーベル文学賞の受賞作について、知っているテクストなどを箇条書きにし、翌週提出する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
「あいまいな日本の私」と「美しい日本の私」:批評方法を学ぶ。(A-5-3, A-6-3, A-7-3)
【事前学習】前回配布された資料を読んでくること。 (2時間) 【事後学習】授業中に配布された資料をまとめる。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
初期の短編小説を多方向から考える。(A-5-3, A-6-3, A-7-3)
【事前学習】大江健三郎の初期小説について調べてくること。 (2時間) 【事後学習】授業中に配布された資料をまとめる。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
『個人的な体験』について学ぶ。(A-5-3, A-6-3, A-7-3)
【事前学習】指定されたテクストを熟読してくる。 (2時間) 【事後学習】授業中に配布された資料をまとめる。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
『ヒロシマ・ノート』について学ぶ。(A-5-3, A-6-3, A-7-3)
【事前学習】指定されたテクストを熟読してくる。 (2時間) 【事後学習】授業の中に配布された資料を読み直す。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
『万延元年のフットボール』と他者の表象について学ぶ。(A-5-3, A-6-3, A-7-3)
【事前学習】指定されたテクストを熟読してくる。 (2時間) 【事後学習】1960年代はの時代状況について調べながら授業内容を整理する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
『万延元年のフットボール』と歴史戦争について学ぶ。(A-5-3, A-6-3, A-7-3)
【事前学習】前回配布された資料を読んでくる。 (2時間) 【事後学習】授業中に配布された資料をまとめる。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
これまでの授業内容を整理し、議論する。(A-5-3, A-6-3, A-7-3)
【事前学習】これまでの授業内容を整理してくる。 (2時間) 【事後学習】復習用の資料を読んで、指示された内容を調査する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
『沖縄ノート』について学ぶ(A-5-3, A-6-3, A-7-3)
【事前学習】指定されたテクストを熟読してくる。 (2時間) 【事後学習】授業中に配布された資料を整理する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
『懐かしい年への手紙』について学ぶ。(A-5-3, A-6-3, A-7-3)
【事前学習】指定されたテクストを熟読してくる。 (2時間) 【事後学習】授業中に配布された資料を整理する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
12 |
『取り替え子(チェンジリング)』について学ぶ。(A-5-3, A-6-3, A-7-3)
【事前学習】指定されたテクストを熟読してくる。 (2時間) 【事後学習】授業中に配布された資料を整理する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
『水死』について学ぶ。(A-5-3, A-6-3, A-7-3)
【事前学習】指定されたテクストを熟読してくる。 (2時間) 【事後学習】授業中に配布された資料を整理する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
これまでの復習・解説を行い授業の理解を深める。(A-6-3, A-7-3, A-8-3)
【事前学習】前回の授業での議論を自らの研究課題と結びつけて考えを深める。 (2時間) 【事後学習】レポートを書き進める。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
15 |
これまでの授業内容で学んだ方法を自らの研究対象にも応用し、レポートを書く。(A-8-3)
【事前学習】これまでの議論を自らの研究課題と結びつけて考えを深める。 (2時間) 【事後学習】レポートを提出する。 (2時間) 【授業形態】対面授業、課題研究 |
その他 | |
---|---|
教科書 | 授業ではプリント教材を配布する。 |
参考書 | 授業の中で適宜紹介する。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:求めるテーマと内容、提出状況を見て、A-1,A-2、A-3、A-4、A-8の達成度を評価します。(35%)、授業内テスト:A-2、A-6、A-8の達成度を評価します。(35%)、授業参画度:Canvas LMSへの対応を見て、A-2、A-6、A-8の達成度を評価します。(30%) 授業中に課す議論、課題研究、Canvas LMSへの対応(内容についての採点を含む)が授業参画度の基準となる。 |
オフィスアワー | 授業の前後。Canvas LMSを通して質問してください。面談が必要な場合は、事前に日程を調整し、オンラインか対面で行います。 |