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令和2年度以降入学者 | 中国文化論2 | ||||
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教員名 | 池間里代子 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 中国語中国文化学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業形態 | 対面授業 |
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授業の形態 | 原則として対面授業とする。 |
授業概要 | 「中国文化論1」で学んだ内容をもとに、日本へ与えた中国の食文化について、通時的・個別的に取り上げ、講義を行なう。日本は縄文時代では独自の食文化を営んできたが、弥生時代には朝鮮半島を経由してコメ文化が到着し、以後日本の主食となった。隋・唐へ使者が派遣されるたびに中国の食文化がもたらされ、最初は神社の神饌「唐菓子」として用いられたが、徐々に菓子化して浸透していった。また、その後も貿易や仏教修行などにより中国へ行って、帰国した者たちが中国の食文化を日本へ伝えた。 後半の講義では、近代以降の具体的な中国料理の受容状況を紹介する。 |
授業のねらい・到達目標 | 日中の食文化の違いおよび日本における中国の食文化受容を説明することができるようになる。 世界に氾濫している様々な情報を自ら収集し、分類・整理し、論理的・批判的に理解することができる(A-3-3)。 この科目は文理学部の学士(文学)のDP及びCPの3に対応しています。 |
授業の形式 | 講義 |
授業の方法 | 講義授業形式で行なう。 ①テキストは用いないが、授業で使用するPPTを事前にCanvas LMSに格納し、授業開始と同時に公開する。1週間を目途にしてLMSにて保存し 復習などの利用に資する。 ②事後課題(授業で扱った事象や関連事象などの調査・考察・感想など)の提出を求める。 本授業の事前・事後学習は、各2時間を目安とする。課題提出方法・フィードバック方法等については、授業開始時に提示する。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス:日中食文化交流についての範囲を定義し、以降の講義内容を説明する。
【事前学習】中国伝来の食文化を調べる (2時間) 【事後学習】講義で取り上げられた内容をまとめる (2時間) 【担当教員】池間里代子 【授業形態】対面授業、課題研究 |
2 |
遣隋使・遣唐使によってもたらされた食文化
【事前学習】隋唐時代の中国伝来食文化を調べる (2時間) 【事後学習】講義で取り上げられた内容をまとめる (2時間) 【担当教員】池間里代子 【授業形態】対面授業、課題研究 |
3 |
日宋貿易や入宋僧によってもたらされた食文化
【事前学習】宋代の中国伝来食文化を調べる (2時間) 【事後学習】講義で取り上げられた内容をまとめる (2時間) 【担当教員】池間里代子 【授業形態】対面授業、課題研究 |
4 |
日明貿易や明末亡命者によってもたらされた食文化
【事前学習】明代の中国伝来食文化を調べる (2時間) 【事後学習】講義で取り上げられた内容をまとめる (2時間) 【担当教員】池間里代子 【授業形態】対面授業、課題研究 |
5 |
清代に長崎出島などによってもたらされた食文化
【事前学習】清代の中国伝来食文化を調べる (2時間) 【事後学習】講義で取り上げられた内容をまとめる (2時間) 【担当教員】池間里代子 【授業形態】対面授業、課題研究 |
6 |
中華民国時代(現代)の中国伝来食文化
【事前学習】中華民国時代の中国伝来食文化を調べる (2時間) 【事後学習】講義で取り上げられた内容をまとめる (2時間) 【担当教員】池間里代子 【授業形態】対面授業、課題研究 |
7 |
中華人民共和国時代(当代)の中国伝来食文化
【事前学習】当代に中国からもたらされた食文化を調べる (2時間) 【事後学習】講義で取り上げられた内容をまとめる (2時間) 【担当教員】池間里代子 【授業形態】対面授業、課題研究 |
8 |
中国料理の受容①ラーメン・メンマ
【事前学習】ラーメン・メンマの起源を調べる (2時間) 【事後学習】講義で取り上げられた内容をまとめる (2時間) 【担当教員】池間里代子 【授業形態】対面授業、課題研究 |
9 |
中国料理の受容②ギョウザ・ワンタン
【事前学習】ギョウザ・ワンタンの起源を調べる (2時間) 【事後学習】講義で取り上げられた内容をまとめる (2時間) 【担当教員】池間里代子 【授業形態】対面授業、オンデマンド型授業、課題研究 |
10 |
中国料理の受容③包子
【事前学習】包子の起源を調べる (2時間) 【事後学習】講義で取り上げられた内容をまとめる (2時間) 【担当教員】池間里代子 【授業形態】対面授業、課題研究 |
11 |
中国料理の受容④麻婆豆腐
【事前学習】麻婆豆腐の起源を調べる (2時間) 【事後学習】講義で取り上げられた内容をまとめる (2時間) 【担当教員】池間里代子 【授業形態】対面授業、課題研究 |
12 |
中国料理の受容⑤粽
【事前学習】粽の起源を調べる (2時間) 【事後学習】講義で取り上げられた内容をまとめる (2時間) 【担当教員】池間里代子 【授業形態】対面授業、課題研究 |
13 |
中国料理の受容⑥月餅
【事前学習】月餅の起源を調べる (2時間) 【事後学習】講義で取り上げられた内容をまとめる (2時間) 【担当教員】池間里代子 【授業形態】対面授業、課題研究 |
14 |
中国食文化の日本受容について、後期内容を踏まえたレポートの作成を行う。(A-3-3)
【事前学習】1-13回の講義内容をまとめる (2時間) 【事後学習】得られた情報を正しく理解しているかを確認する (2時間) 【担当教員】池間里代子 【授業形態】対面授業、課題研究 |
15 |
これまでの振り返り・質疑応答・解説など
【事前学習】授業の総括 (2時間) 【事後学習】疑問点の確認 (2時間) 【担当教員】池間里代子 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
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教科書 | 教科書は使用しない。授業は池間作PPTにより進行し、1週間程度保存する。 |
参考書 | 中山時子(池間里代子「文化篇」分担執筆) 『『中国食文化事典』』 角川書店 1988年 第1版 授業時に提示する。なお、本書は絶版となっており、大部でもあるので必要な場合は図書館などを利用されたい。 資料が必要な場合は、リアクションペーパーなどに要望を記入するなどにより、提供することができる。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:レポートは、授業内テストに準じる。評価基準:テーマ・独自性。(40%)、授業内テスト:毎回のリアクションペーパーにより、理解度をはかる。(20%)、授業参画度:リアクションペーパー提出(出席を兼ねる)・レポート内容を考慮する。(20%)、提出されたリアクションペーパー及びレポート内容がテーマに沿っているか(40%)。独自視点からの分析・考察が行なわれているか(60%)授業参画(出席)により理解力が深まったか(40%)。以上の点を総合して評価を行なう。(20%) 評価は、毎回のリアクションペーパーによる理解度などを基準として、最終レポート(講義に関連する関心ある事象を深堀して調べ、小論文化する)による。 |
オフィスアワー | メールで受け付けます。r-ikema☆jumonji-u.ac.jp(☆を@に代えて下さい) |