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令和7年度以降入学者 | 卒業論文研究ゼミ1 (月2) | ||||
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令和6年度以前入学者 | 卒業論文研究ゼミ1 | ||||
教員名 | 前島洋平 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 3 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 英文学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 必修 |
授業形態 | 対面授業 |
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授業の形態 | 卒業論文研究ゼミ1 (卒業論文担当教員:ロ・ディコ先生)(前島洋平・前・月2) |
授業概要 | オスカー・ワイルド作 The Picture of Dorian Gray を題材として、来るべき卒業論文執筆に向けた研究姿勢を学ぶ。 |
授業のねらい・到達目標 | メモを取りながら原作を丁寧に読んで自分なりの研究テーマを設定し、作家・作品に関する先行研究を収集して読み込み、両者をもとに説得力のある議論を展開するというのが卒業論文執筆のプロセスである。本講座では長編小説を実際に読み、そこから問題点を取り上げ、参考文献を参照しながら各自が設定したテーマにたいする回答作成能力を身につける。 ◆この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP2,DP4,DP5,DP6及びカリキュラムポリシーCP7,CP9に対応している。 なお、新カリキュラム(令和2年度以降の入学者)では、この科目は文理学部英文学科(学士(文学))のディプロマポリシーDP1,3,4,5,6,7,8 及びカリキュラムポリシーCP1,3,4,5,6,7,8に対応している。 ・学修から得られた豊かな知識と教養、及び、自己の倫理観に基づいて、英語学・英語圏文学の役割を説明することができる(A-1-2)。 ・既存の知識にとらわれることなく、言語現象や歴史的事象を論理的・批判的に説明することができる(A-3-2)。 ・英語学・英語圏文学に潜む問題を発見し、専門的知識に基づいて説明することができる(A-4-2)。 ・新しい問題に取り組む意識を持ち、そのために必要な情報を収集することができる(A-5-2)。 ・様々な人々とコミュニケーションを取り、専門的知識について議論することができる(A-6-3)。 ・学修活動において、積極的にリーダーシップ及び指導力を発揮して、他者と協働して作業をすることができる(A-7-3)。 ・自分の学修経験の振り返りを継続的に行い、分析することができる(A-8-2)。 |
授業の形式 | ゼミ |
授業の方法 | グループ発表と受講者によるディスカッション形式。受講者の意見交換が授業の中心となる。 ◆手順は以下の通り。 1. 発表担当グループ(原則3人,1回の授業につき1グループが担当, グループ分けは初回授業時に実施)は「ハンドアウト」(主として「主要登場人物とあらすじ」「テーマ、原作からの引用と解釈」「作品理解の上で重要と考えた場面1-2頁を複数個所取り上げて音読、解説」「(作者の生涯や作品発表時の社会背景などの)作品外の情報」「受講者に考えてもらいたい質問」など)を日曜日午前10時40分までに Canvas LMS の「ディスカッション」にアップする。 2. 受講者は授業開始までに上記1の資料に目を通し、原作を読みながら自分の考えをまとめておく。 3. 授業時間(月曜日 2時限)には、上記1の資料をもとにグループ・ディスカッションを行う。授業後半には映画を鑑賞する。 4. 事後学習として、受講者は上記3に目を通したうえで考えを深め、水曜日午前10時40分までにCanvas LMS の「ディスカッション」に各自の意見を書き込む。 【発表担当グループは、語学的(英語)ならびに文学的(内容)アプローチの点から資料を作成する。受講者への質問は、なるべく作品理解が深まるような性質のものが望ましい】 |
履修条件 | 2年次のセレクションでロディコ先生の卒業論文研究ゼミに受講を許可された3年生(以上) 再履修者は授業開始3日前までに担当教員にメールで受講を申し出ること。 |
授業計画 | |
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1 |
オリエンテーション:授業の進め方、発表の方法、オスカー・ワイルドに関する基礎知識、グループ分け
【事前学習】オスカー・ワイルドについて調べておくこと (0.5時間) 【事後学習】授業内容をまとめておくこと (0.5時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
The Picture of Dorian Gray pp.1-15 【プレゼンとディスカッション(A-4,5,6,7)】
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理しておくこと(A-5) (1時間) 【事後学習】授業内容をまとめ、本文を読み直し、問題点に対する解答を導き出すこと(A-8) (0.5時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
The Picture of Dorian Gray pp.16-30 【プレゼンとディスカッション(A-4,5,6,7)】
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理しておくこと(A-5) (1時間) 【事後学習】授業内容をまとめ、本文を読み直し、問題点に対する解答を導き出すこと(A-8) (0.5時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
The Picture of Dorian Gray pp.31-45 【プレゼンとディスカッション(A-4,5,6,7)】
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理しておくこと(A-5) (1時間) 【事後学習】授業内容をまとめ、本文を読み直し、問題点に対する解答を導き出すこと(A-8) (0.5時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
The Picture of Dorian Gray pp.46-60 【プレゼンとディスカッション(A-4,5,6,7)】
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理しておくこと(A-5) (1時間) 【事後学習】授業内容をまとめ、本文を読み直し、問題点に対する解答を導き出すこと(A-8) (0.5時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
The Picture of Dorian Gray pp.61-75 【プレゼンとディスカッション(A-4,5,6,7)】
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理しておくこと(A-5) (1時間) 【事後学習】授業内容をまとめ、本文を読み直し、問題点に対する解答を導き出すこと(A-8) (0.5時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
The Picture of Dorian Gray pp.76-90 【プレゼンとディスカッション(A-4,5,6,7)】
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理しておくこと(A-5) (1時間) 【事後学習】授業内容をまとめ、本文を読み直し、問題点に対する解答を導き出すこと(A-8) (0.5時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
The Picture of Dorian Gray pp.91-105 【プレゼンとディスカッション(A-4,5,6,7)】
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理しておくこと(A-5) (1時間) 【事後学習】授業内容をまとめ、本文を読み直し、問題点に対する解答を導き出すこと(A-8) (0.5時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
The Picture of Dorian Gray pp.106-120 【プレゼンとディスカッション(A-4,5,6,7)】
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理しておくこと(A-5) (1時間) 【事後学習】授業内容をまとめ、本文を読み直し、問題点に対する解答を導き出すこと(A-8) (0.5時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
The Picture of Dorian Gray pp.121-135 【プレゼンとディスカッション(A-4,5,6,7)】
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理しておくこと(A-5) (1時間) 【事後学習】授業内容をまとめ、本文を読み直し、問題点に対する解答を導き出すこと(A-8) (0.5時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
The Picture of Dorian Gray pp.136-150 【プレゼンとディスカッション(A-4,5,6,7)】
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理しておくこと(A-5) (1時間) 【事後学習】授業内容をまとめ、本文を読み直し、問題点に対する解答を導き出すこと(A-8) (0.5時間) 【授業形態】対面授業 |
12 |
The Picture of Dorian Gray pp.151-165 【プレゼンとディスカッション(A-4,5,6,7)】
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理しておくこと(A-5) (1時間) 【事後学習】授業内容をまとめ、本文を読み直し、問題点に対する解答を導き出すこと(A-8) (0.5時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
The Picture of Dorian Gray pp.166-180 【プレゼンとディスカッション(A-4,5,6,7)】
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理しておくこと(A-5) (1時間) 【事後学習】授業内容をまとめ、本文を読み直し、問題点に対する解答を導き出すこと(A-8) (0.5時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
The Picture of Dorian Gray pp.181-195 【プレゼンとディスカッション(A-4,5,6,7)】
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理しておくこと(A-5) (1時間) 【事後学習】授業内容をまとめ、本文を読み直し、問題点に対する解答を導き出すこと(A-8) (0.5時間) 【授業形態】対面授業 |
15 |
The Picture of Dorian Gray pp.196- 【プレゼンとディスカッション(A-4,5,6,7)】
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理しておくこと(A-5) (1時間) 【事後学習】前期の授業内容をまとめ、レポートの作成に取り組むこと (3.5時間) 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
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教科書 | Oscar Wilde, The Picture of Dorian Gray, Penguin Classics (ISBN: 9780141439570), 2003 |
参考書 | 宮崎かすみ 『オスカー・ワイルド』 中公新書 2013年 富士川義之ほか編 『オスカー・ワイルドの世界』 開文社 2013年 山田勝編 『オスカー・ワイルド事典』 北星堂 1997年 その他、適宜配布する。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:授業第15週から1週間以内にCanvas LMSに提出(40%)、授業参画度:ディスカッションの貢献度、毎授業開始から48時間以内(毎週水曜日午前10時40分まで)に提出するCanvas LMSへの書き込みの内容に応じた授業参画度(30%)、プレゼンテーション資料とプレゼン時のデリバリー(30%) ◆毎回の授業後48時間以内に提出するCanvas LMSへの書き込みには、発表資料の内容に関する疑問点、原作の英語や解釈に関するコメントなどを記す。これは受講者の予習の程度や内容理解の深度を図るもので、成績評価の方法の授業参画度に該当する。 ◆グループでの協働作業が重視される授業のため、発表資料の作成に協力的でない学生、授業時のグループ・ディスカッションに参加しない(発言しない、貢献しない)学生は著しく低い評価になる。 受講者は授業時にコメントを頻繁に求められるので、十分な準備をしておくこと。 |
オフィスアワー | メールでの質問も随時受け付ける。 |
備考 | 指定された教科書を辞書を丹念に引きながら読んでおくこと。文学史的な資料に目をとおして、ワイルドの生涯についても調べておくと、そのぶん理解が深まる。 |