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ドイツ文化演習2

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令和2年度以降入学者 ドイツ文化演習2
教員名 山崎祐人
単位数    1 学年    3 開講区分 文理学部
科目群 ドイツ文学科
学期 後期 履修区分 必修
授業形態 対面授業
授業の形態 対面授業を行います。授業開始までに Canvas LMSコースに登録し、注意事項をよく読んでおくこと。
授業概要 民話や文学作品を基にしたバレエを題材として、ドイツ語圏、ヨーロッパにおける文化の交わりについて学びます。
前半は『シンデレラ』などの民話とバレエの演出の関係を読み解いていきます。後半で扱う『コッペリア』はドイツロマン派の E. T. A. ホフマンが執筆した『砂男』から着想を得て創作されましたが、物語の筋は悲劇から喜劇へと大きく転換しています。『コッペリア』というレンズを覗き込めば、機械人形の歴史やイタリアのコメディア・デラルテの文脈、延いては昨今のAIに接続する思索まで、色とりどりの文化的な背景が目に飛び込んでくることでしょう。
本演習では各国のバレエ団の演出を比較し、その差異と共通点を読み解いていきます。
授業のねらい・到達目標 芸術作品の解釈を通じて、ドイツ語圏の文化に対する考察を深めることができる。
物事を既存の知識にとらわれることなく、ドイツ語圏、ヨーロッパの理路に基づいて論理的・批判的に考察し、説明することができる。(A-3-3)
ドイツ語圏、ヨーロッパに関わる資料や事象から見出される問題を発見し、それを自らの問題と結びつけつつ、専門的知識に基づいて解決案を作成できる。(A-4-3)
この科目は文理学部(学士(文学))のDP3,4及びCP3,4に対応しています。
授業の形式 演習
授業の方法 作品を鑑賞し、作品の背景やポイントを紹介します。前提知識は不要です。バレエを観るのが初めてでも問題ありませんので、ご安心ください。
後半はフィードバックを交えつつ、分析の方法を段階的に学んでいきます。
課題の提出方法やフィードバックについては、授業内で説明します。
履修条件 学科の履修規定による。
授業計画
1 ガイダンス:バレエと民話で辿るヨーロッパ文化(A-3-3)(A-4-3)
【事前学習】シラバスを読む (0.5時間)
【事後学習】ガイダンスの内容をメモにまとめておく (0.5時間)
2 学科企画授業:バレエ『眠れる森の美女』の演出の比較とヨーロッパ各国の都市の特色(A-3-3)(A-4-3)
【事前学習】資料に目を通す (0.5時間)
【事後学習】資料に目を通す (0.5時間)
3 英国ロイヤル・バレエ団の『シンデレラ』の演出(A-3-3)(A-4-3)
【事前学習】資料に目を通す (0.5時間)
【事後学習】英国ロイヤル・バレエ団の演出と民話を比較する (0.5時間)
4 マリインスキー・バレエ団の『シンデレラ』の演出(A-3-3)(A-4-3)
【事前学習】資料に目を通す (0.5時間)
【事後学習】マリインスキー・バレエ団の演出と民話を比較する (0.5時間)
5 異界への越境(A-3-3)(A-4-3)
【事前学習】資料に目を通す (0.5時間)
【事後学習】資料に目を通す (0.5時間)
6 デンマーク王立バレエ団の『ラ・シルフィード』の演出(A-3-3)(A-4-3)
【事前学習】資料に目を通す (0.5時間)
【事後学習】異界のものとの邂逅について考える (0.5時間)
7 悲劇から喜劇への換骨奪胎:E. T. A. ホフマン『砂男』と『コッペリア』の台本の比較(A-3-3)(A-4-3)
【事前学習】資料に目を通す (0.5時間)
【事後学習】原作と台本の差異について考える (0.5時間)
8 英国ロイヤル・バレエ団の『コッペリア』の演出(A-3-3)(A-4-3)
【事前学習】資料に目を通す (0.5時間)
【事後学習】バレエにおける演出の共通点と差異を考える (0.5時間)
9 ボリショイ・バレエ団の『コッペリア』の演出(A-3-3)(A-4-3)
【事前学習】資料に目を通す (0.5時間)
【事後学習】バレエにおける演出の共通点と差異を考える (0.5時間)
10 パリ・オペラ座バレエ団の『コッペリア』の演出(A-3-3)(A-4-3)
【事前学習】資料に目を通す (0.5時間)
【事後学習】バレエにおける演出の共通点と差異を考える (0.5時間)
11 探検して擬態して破壊して愛を救い出すヒロイン像の創造と世紀転換期の跫(A-3-3)(A-4-3)
【事前学習】心が惹かれた点や疑問点をメモにまとめておく (0.5時間)
【事後学習】心が惹かれた点や疑問点について考えを深める (0.5時間)
12 コメディア・デラルテの道化と機械人形の邂逅(A-3-3)(A-4-3)
【事前学習】資料に目を通す (0.5時間)
【事後学習】観察に基づいて論を立ててみる (0.5時間)
13 フィードバック:人間を模倣する機械を模倣する人間(A-3-3)(A-4-3)
【事前学習】資料に目を通す (0.5時間)
【事後学習】期末レポートの骨子を作る (0.5時間)
14 レポートの書き方(A-3-3)(A-4-3)
【事前学習】期末レポートの骨子を作る (0.5時間)
【事後学習】アドバイスに基づいてブラッシュアップする (0.5時間)
15 まとめ:語りの間隙に潜むもの(A-3-3)(A-4-3)
【事前学習】全資料の復習 (0.5時間)
【事後学習】期末レポートの準備 (0.5時間)
その他
教科書 プリントを配布します。
参考書 授業時に適宜紹介します。
成績評価の方法及び基準 レポート:期末レポート一回(70%)、授業参画度:リアクションペーパーなどで評価する(30%)
対面授業に参加できない要件を満たしている学生については、課題学習あるいは、対面によらない試験などによって成績評価を行う。
オフィスアワー 授業終了後またはメールでアポイントメントを取ってください。

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