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令和2年度以降入学者 | ドイツ語学演習4 | ||||
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教員名 | 森芳樹 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 3・4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | ドイツ文学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業形態 | 対面授業 |
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授業の形態 | 対面授業を基本とする。 Canvas LMSに登録し、授業の注意事項に従って準備をしておくこと。 参加者の関心や習熟度を見きわめながら、対面式を基本として議論を進めていく。活発な議論の場を作れたらよいと思う。課題研究、口述レポートなどを組み合わせて、参加者の議論を誘発することを試みる。 |
授業概要 | この授業では、ドイツ語やヨーロッパの言語を意味の側面から明らかにすることで、ドイツ語の特色を明らかにしていきたい。ただしここで言う「意味」は広い。意味論だけでなく、さまざまな分野を参照するような授業にしたい。また自分ができる言語との対比はとても役立つ作業なので、言語対照や言語比較を行いながら授業を進める。 今年度は、重点分野として形容詞の意味論を取りあげたいが、参加者とも相談しながら決めていく。 |
授業のねらい・到達目標 | 「ことば」はコミュニケーションで、「言語」は文法と認知だ(としよう)。文法といっても、僕らが駆使している能力のことであり、だから認知と一体なのだ。君たちが1,2年生で学んだ<文法>とは違う。<文法>は、言葉の学習、教育のマニュアルのことだからだ。しかし<文法>はおろそかにできない。なぜなら、<文法>は僕たちが駆使している文法と認知の能力のマニュアルでもあるだろうから。(なので、<文法>をしっかり勉強すれば、たとえば、ドイツ語がすらすらと読めるようになる。) この話にはおもしろい帰結がある:「ことば」の方は、ドイツ語だとか日本語だとか、具体的な個別の言語を素材にしているはずだ。ところが、この個別の言語と僕たちの能力としての文法や認知(「言語」)との関係は自明ではない。やみくもに言葉の学習をするのではなく、この「ことば」-個別の言語-「言語」の関係を理解することが、とても重要なのだ。 この授業では、この3局面すべてに関わる「意味」を取り上げる。「意味」というものを様々なレベルで多角的に捉えることで、自分が普段伝えようとしている意味、普段分かったと思っている意味がとても複合的に形成されていることを理解できるようになる。すると、自分が実際にことばを使おうとする時、自覚的、反省的になり、ドイツ語その他を習得する際に直感(≠直観)を少しずつ育むことができるようになる。論理的思考力を伸ばすことにも・物事を既存の知識にとらわれることなく,ドイツ語圏,ヨーロッパの理路に基づいて論理的・批判的に考察し,その本質を捉えた上で他者に説明することができる。(A-3-4) ・ドイツ語圏,ヨーロッパに関わる資料や事象から見出される問題を発見し,それを自らの問題と結びつけつつ,専門的知識に加えて独自性を持って,解決することができる。(A-4-4) この科目は文理学部の学士(文学)のDP3,4及びCP3,4に対応しています。なる。 |
授業の形式 | 講義、演習 |
授業の方法 | 参加者の目的意識を考慮しながら、授業を進める。研究対象をより正確に把握し、それを調査し、適切な理論を学んで分析するという手順を学んでいく。そのために、講義と議論を組み合わせた授業を行う。必要に応じて、論文を精読したり議論したりして、扱う分野の知識を深めていく。 課題の提出方法やフィードバックの方法は、授業内で説明する。 |
履修条件 | 学科の履修規定による。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス:意味の構成(A-3-3)(A-4-3)
【事前学習】自分の研究テーマを紹介できるよう準備してほしい。 (0.5時間) 【事後学習】与えられた論文を読む。 (0.5時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
論文の熟読(1):程度表現としての形容詞(A-3-3)(A-4-3)
【事前学習】前回決めた論文を読み進める。 (0.5時間) 【事後学習】扱った範囲について内容をまとめ、授業中の議論について考えてみよう。 (0.5時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
論文の熟読(2):程度表現としての形容詞(A-3-3)(A-4-3)
【事前学習】前回扱った論文を読み進める。 (0.5時間) 【事後学習】扱った範囲について要約を書き、授業で示された考え方をまとめる。 (0.5時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
論文の熟読(3):程度表現としての形容詞(A-3-3)(A-4-3)
【事前学習】論文を読み進める。 (0.5時間) 【事後学習】扱った範囲について要約を書き、授業で示された考え方とその問題点を考えてみる。 (0.5時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
実例の観察(1):広告や若者言葉に見る、現代語における形容詞(A-3-3)(A-4-3)
【事前学習】自分が扱いたいテキストを決める。 (0.5時間) 【事後学習】授業中に行った分析作業を、今度は自分でやってみる。 (0.5時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
実例の観察(2):広告や若者言葉に見る、現代語における形容詞(A-3-3)(A-4-3)
【事前学習】自分が扱いたいテキストを決める。 (0.5時間) 【事後学習】授業中に行った分析作業を、今度は自分でやってみる。 (0.5時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
実例の観察(3):広告や若者言葉に見る、現代語における形容詞(A-3-3)(A-4-3)
【事前学習】自分が扱いたいテキストを決める。 (0.5時間) 【事後学習】授業中に行った分析作業を、今度は自分でやってみる。 (0.5時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
論文の熟読(4):形容詞と副詞(A-3-3)(A-4-3)
【事前学習】決められた論文を読み進める。 (0.5時間) 【事後学習】扱った論文について要約を書き、授業で示された考え方をまとめる。 (0.5時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
論文の熟読(5):形容詞と副詞(A-3-3)(A-4-3)
【事前学習】決められた論文を読み進める。 (0.5時間) 【事後学習】扱った論文について要約を書き、授業で示された考え方をまとめる。 (0.5時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
論文の熟読(6):形容詞と副詞(A-3-3)(A-4-3)
【事前学習】決められた論文を読み進める。 (0.5時間) 【事後学習】扱った論文について要約を書き、授業で示された考え方をまとめてその問題点を考える。 (0.5時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
論文の比較(1):比較構文(A-3-3)(A-4-3)
【事前学習】自分が読みたい論文を提案する。 (0.5時間) 【事後学習】これまで扱った論文相互の比較に加え、自分が提案した論文を評価してみる。 (0.5時間) 【授業形態】対面授業 |
12 |
論文の比較(2):比較構文(A-3-3)(A-4-3)
【事前学習】自分が読みたい論文を提案する。 (0.5時間) 【事後学習】これまで扱った論文相互の比較に加え、自分が提案した論文を評価してみる。 (0.5時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
論文の比較(3):比較構文(A-3-3)(A-4-3)
【事前学習】自分が読みたい論文を読み進める。 (0.5時間) 【事後学習】これまで扱った論文相互の比較に加え、自分が提案した論文を評価してみる。 (0.5時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
論文の比較(4):比較構文(A-3-3)(A-4-3)
【事前学習】自分が読みたい論文を読み進める。 (0.5時間) 【事後学習】これまで扱った論文相互の比較に加え、自分が提案した論文を評価してみる。 (0.5時間) 【授業形態】対面授業 |
15 |
意味と脈絡(文脈と状況)とテキスト(A-3-3)(A-4-3)
【事前学習】今学期の議論を通じて、自分が主張できそうなことを考えてみる。 (0.5時間) 【事後学習】授業中に出てきた様々な意見をまとめ、自分の主張に取り入れる。 (0.5時間) 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
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教科書 | 最初の授業で指示する。 |
参考書 | 授業中に適宜指示する。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート(50%)、授業参画度:発言や、リアクションペーパー(50%) 授業への積極的な参加とレポート。 |
オフィスアワー | 授業中に参加者と協議して決める。Canvas LMSを用いてもよい。 |