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令和2年度以降入学者 | ドイツ文化演習6 | ||||
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教員名 | 山本知佳 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 3・4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | ドイツ文学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業形態 | 対面授業 |
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授業の形態 | 対面授業を基本とする。ただし状況によって遠隔授業を行う可能性もある。また、授業に関する連絡はCanvas LMSを用いる場合、メールを用いる場合もあるので、こまめに確認すること。 |
授業概要 | 日本におけるドイツ映画の受容について学ぶ。 日本でのドイツ映画の公開は1910年代から開始され、一部の映画愛好家や映画専門誌ではいくつかの作品が評価された。これらの評価には悲劇性を帯びた作品の物語の「深刻さ」や「重厚さ」、「硬質さ」を湛えた雰囲気を「ドイツ的」として捉え、思想の深みを汲み取り、作品に「芸術性」を認める傾向を捉えることができる。1920 年代には、作品ジャンルが多様化する中にあっても、第一次世界大戦中から流入し外国映画市場を席捲していたアメリカ映画の「大衆性」と比較される構図でしばしば捉えられ、この傾向は一貫して継続された。 授業では、主に1920年代から1930年代前半に日本で注目・評価された代表的なドイツ映画と同時期に公開された主要なアメリカ映画や日本映画を取り上げ、日本の映画興行の状況を踏まえたドイツ映画のあり方を探る。 |
授業のねらい・到達目標 | 映画作品と関連する資料に触れ、この時期の日本でのドイツ映画のあり方を捉えることで、ドイツ語圏の文化に対する考察を深めることができる。 物事を既存の知識にとらわれることなく、ドイツ語圏、ヨーロッパの理路に基づいて論理的・批判的に考察し、その本質を捉えた上で他者に説明することができる。(A-3-4) ドイツ語圏、ヨーロッパに関わる資料や事象から見出される問題を発見し、それを自らの問題と結びつけつつ、専門的知識に加えて独自性を持って、解決することができる。(A-4-4) この科目は文理学部(学士(文学))のDP3,4及びCP3,4に対応しています。 |
授業の形式 | 演習 |
授業の方法 | 関連する資料を配付する。これを参照しながら映画作品の解説を行なう。 指定された作品は各自で事前に見ておいてください。 課題の提出方法やフィードバック方法については,授業内で説明します。 |
履修条件 | 学科の履修規定による |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンスと授業の導入、取り上げる映画の紹介(A-3-4)(A-4-4)
【事前学習】シラバスを読む。 (0.5時間) 【事後学習】ガイダンスの内容をまとめ、参考文献を読む。 (1時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
映画の歴史(日本):初期映画から1910年代まで(概説)(A-3-4)(A-4-4)
【事前学習】参考文献を読む。 (1時間) 【事後学習】配布資料をよく読み、関連する映像、文献を調べ授業内容の理解に努める。 (1時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
『カリガリ博士』の評価と同時期の作品(A-3-4)(A-4-4)
【事前学習】映画を観る。 (2時間) 【事後学習】配布資料をよく読み、関連する映像、文献を調べ授業内容の理解に努める。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
『パッション』の評価と同時期の作品(A-3-4)(A-4-4)
【事前学習】映画を観る。 (2時間) 【事後学習】配布資料をよく読み、関連する映像、文献を調べ授業内容の理解に努める。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
『ドクトル・マブゼ』の評価と同時期の作品(A-3-4)(A-4-4)
【事前学習】映画を観る。 (2時間) 【事後学習】配布資料をよく読み、関連する映像、文献を調べ授業内容の理解に努める。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
『ジークフリート』の評価と同時期の作品(A-3-4)(A-4-4)
【事前学習】映画を観る。 (2時間) 【事後学習】配布資料をよく読み、関連する映像、文献を調べ授業内容の理解に努める。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
『最後の人』の評価と同時期の作品(1)(A-3-4)(A-4-4)
【事前学習】映画を観る。 (2時間) 【事後学習】配布資料をよく読み、関連する映像、文献を調べ授業内容の理解に努める。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
『最後の人』の評価と同時期の作品(2)(A-3-4)(A-4-4)
【事前学習】映画を観る。 (2時間) 【事後学習】配布資料をよく読み、関連する映像、文献を調べ授業内容の理解に努める。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
『ヴァリエテ』の評価と同時期の作品(A-3-4)(A-4-4)
【事前学習】配布資料を読む。 (2時間) 【事後学習】配布資料をよく読み、関連する映像、文献を調べ授業内容の理解に努める。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
『メトロポリス』の評価と同時期の作品(1)(A-3-4)(A-4-4)
【事前学習】映画を観る。 (2時間) 【事後学習】配布資料をよく読み、関連する映像、文献を調べ授業内容の理解に努める。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
『メトロポリス』の評価と同時期の作品(2)(A-3-4)(A-4-4)
【事前学習】映画を観る。 (2時間) 【事後学習】配布資料をよく読み、関連する映像、文献を調べ授業内容の理解に努める。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
12 |
『嘆きの天使』の評価と同時期の作品(A-3-4)(A-4-4)
【事前学習】映画を観る。 (2時間) 【事後学習】配布資料をよく読み、関連する映像、文献を調べ授業内容の理解に努める。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
まとめ:日本におけるドイツ映画の受容(A-3-4)(A-4-4)
【事前学習】これまでの授業内容を踏まえて、各作品の内容をまとめる。 (2時間) 【事後学習】関心を持った作品の先行研究を調べ、関連資料を収集する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
期末レポートの作成(1):レポートの手順と注意点の説明(A-3-4)(A-4-4)
【事前学習】関連資料を読み込み、期末レポートの構成を考える。 (2時間) 【事後学習】期末レポートの構成を確認し、執筆に取り掛かる。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
15 |
期末レポートの作成(2):期末レポートの講評(A-3-4)(A-4-4)
【事前学習】これまでの授業内容の総復習をする。 (2時間) 【事後学習】講評を踏まえて、期末レポート作成を完成させ提出する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
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教科書 | プリントを配布する。 |
参考書 | 適時紹介する。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:期末レポート(60%)、授業参画度:授業内の発言・リアクションペーパー(40%) 対面授業に参加できない要件を満たしている学生については課題学習など個別に対応し、(A-3-4)(A-4-4)の成績評価を行う。 |
オフィスアワー | 授業終了後。Canvas LMSを通じたメール対応も行います。 |
備考 | シラバスの内容は受講者の学修の状況を考慮して、若干変更することもあります。 |