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令和2年度以降入学者 | ドイツ文化演習8 | ||||
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教員名 | 大石紀一郎 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 3・4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | ドイツ文学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業形態 | 対面授業 |
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授業の形態 | 演習形式を基本とした対面授業でテクストを読みながら解説を加える。 |
授業概要 | 先学期に引き続きドイツの文化・政治・社会・文化・歴史を理解する上で重要なテクストを学生さんたちとともに原文で読んで解説する。 |
授業のねらい・到達目標 | 先学期に引き続きドイツの文化・政治・社会・歴史についてドイツ語の原文にふれて理解することを通じて学生たちが今後自律的にドイツ語の原文やその背景にある文化的・社会的コンテクストについて理解を深められるようにする。 物事を既存の知識にとらわれることなく、ドイツ語圏、ヨーロッパの理路に基づいて論理的・批判的に考察し、その本質を捉えた上で他者に説明することができる。(A-3-4) ドイツ語圏、ヨーロッパに関わる資料や事象から見出される問題を発見し、それを自らの問題と結びつけつつ、専門的知識に加えて独自性を持って、解決することができる。(A-4-4) この科目は文理学部(学士(文学))のDP及びCPの3,4に対応しています。 |
授業の形式 | 演習 |
授業の方法 | 教員が用意するドイツ語の原文テクストのコピーを予習して単語や表現を調べた上で授業の中でいっしょに読んで解釈を試みるとともにそのテクストに関連するドイツの文化や社会、政治や歴史の特徴について討論する。配布するテクストの一部については日本語の翻訳を案内する。 課題の提出方法やフィードバック方法は、授業内で説明する。 |
履修条件 | 学科の履修規定による。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンスおよび今学期の授業の予定について案内する。
【事前学習】参加希望者は自分のドイツ語の能力について確認する (1時間) 【事後学習】参加希望者はコピーで配布されたテクストを辞書を引いて読む (2時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
19世紀と20世紀の政治・社会・経済システムの変化について教員の解説に基づいて討論する。
【事前学習】19世紀から20世紀にかけてのドイツ史の知識を確認する (1時間) 【事後学習】確認できていなかった歴史的事実について復習する (2時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
配布されたM. ウェーバーのテクストを読んで教員の解説に基づいて討論する
【事前学習】M. ウェーバーの伝記的事実について調べる (1時間) 【事後学習】宗教と社会との関係についてテクストの理解に基づいて考える (2時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
ウェーバーの日本における解釈史とその変化について教員の解説に基づいて討論する
【事前学習】第二次世界大戦後の日独の歴史について復習する (2時間) 【事後学習】ドイツの戦後史についてさらに復習する (2時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
文化と社会・政治との関係について教員の解説に基づいて討論する
【事前学習】文化が社会や政治の理解に対して持つ役割について考える (1時間) 【事後学習】ドイツにおける「文化」についての理解の特徴について復習する (2時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
第二次世界大戦後の「文化」観について配布されたテクストの読解を試みる
【事前学習】前回配布されたテクストを予習する (2時間) 【事後学習】授業での解説に基づいてテクストの理解を確認する (2時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
「文明化」とその断絶の問題についての言説を教員の解説に基づいて考える
【事前学習】「文化」「文明」に関するドイツ語の理解を再確認する (1時間) 【事後学習】「文明化」の断切としてのナチスの迫害について事実を確認する (2時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
第二次世界大戦後のドイツ連邦共和国(西ドイツ)の政治体制について配布されたテクストを読んで討論する
【事前学習】西ドイツの成立と発展の歴史的事実について調べる (1時間) 【事後学習】東西ドイツの分裂に関する歴史的事実についてさらに調べる (2時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
西ドイツの基本法とその特徴についてテクストに基づいて討論する
【事前学習】コピーで配布された基本法の一部のテクストを読んで予習する (2時間) 【事後学習】法的概念と政治的現実・社会の変化の関係について考える (2時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
1960年代以降の西ドイツにおける政治と社会の変化について教員の解説に基づいて討論する
【事前学習】日本の1960年代についてドイツと対比できるように調べる (1時間) 【事後学習】ドイツの1960年代の特徴について (2時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
ドイツにおける「過去の克服」についてテクストを読んで討論する
【事前学習】「過去の克服」という語とその課題について調べる (2時間) 【事後学習】扱われたテクストの理解を確認する (2時間) 【授業形態】対面授業 |
12 |
前回に引き続き「過去の克服」に関するテクストを読んで討論する
【事前学習】「過去の克服」の課題について日本と比較して考える (1時間) 【事後学習】ドイツにおける展開について事実を抑えて理解する (2時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
現代における「想起の文化」の諸相について教員の解説に基づいて討論する
【事前学習】想起(Erinnerung)についてドイツ語の用法や意味を確認する (1時間) 【事後学習】世代交代と社会的記憶の伝承について解説された事柄を復習する (2時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
「想起の文化」のさまざま現れについて資料に基づいて理解し、討論する
【事前学習】前回の討議に基づいて配付資料を予習する (2時間) 【事後学習】今学期に読んだテクストについての理解を確認する (3時間) 【授業形態】対面授業 |
15 |
到達度の確認 今学期の学習に基づいて時間内における試験を実施する
【事前学習】今学期の学習内容を復習する (3時間) 【事後学習】試験で問われた内容についてノートやテクストに基づいて確認する (2時間) 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
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教科書 | 使用しない |
参考書 | 使用しない |
成績評価の方法及び基準 | 授業内テスト:後学期最終回に行う(50%)、授業参画度:毎回の授業に参加し、テクストの読解と討論に参加することにより評価する(50%) |
オフィスアワー | 授業が実施される水曜2限の前後 |