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社会心理学実験・実習

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令和2年度以降入学者 社会心理学実験・実習
教員名 木村敦
単位数    1 学年    3 開講区分 文理学部
科目群 心理学科
学期 前期 履修区分 選択必修
授業形態 対面授業(一部遠隔授業)
授業の形態 授業形態は対面授業を基本としますが、対応するコンピテンスに基づき効果的な授業方法として、又は各授業を補完・代替するために、オンライン授業(同時双方向型・オンデマンド型)を一部取り入れる場合があります。
授業概要 社会心理学の古典的な実験や調査のいくつかを、自らが実験者・調査者となるだけでなく、実験参加者・回答者となって体験し、分析し、報告書にまとめます。
授業のねらい・到達目標 ▮授業のねらい
社会心理学で用いられる主要な研究方法のうち、主に実験法と調査法に焦点をあてて、それらを実際に体験することを通して、その論理を説明するとともに、実際に実施することができる能力を身につけます。具体的には、次の研究領域で実施された典型的な社会心理学実験・調査のいくつかを追試します。研究領域は、社会的認知(対人知覚、帰属過程、社会的推論・判断)、態度と態度変化(斉合化傾向、説得的コミュニケーション)、社会的影響(対人影響過程、集団の影響)の予定ですが、履修者の関心や人数、習熟度等に応じて変更する場合もあります。履修者は、これらのうち3つの課題を体験することを通して、当該研究領域に関する知識と研究方法を駆使して、実際に研究を行うための初歩的な知識、技術、能力、態度を身につけます。
▮到達目標
この科目は文理学部 (学士(心理学)) のディプロマポリシーDP1及びカリキュラムポリシーCP7、CP9に対応しています。なお、新カリキュラム(令和2年度以降の入学者)では、この科目は文理学部 (学士(心理学)) のディプロマポリシーDP5、DP6及びカリキュラムポリシーCP5,CP6に対応しています。
・心理学に解決が託された課題に取り組むために、必要な情報を収集し、それを分析して、その課題を明確にすることができる(A-5-3)。
・他者の意見を聴き取って、自分と異なる価値観を理解・尊重した上で、自分の考えを伝えることができる(A-6-3)。
授業の形式 実験、実習
授業の方法 ▮授業の方法
【実験・実習】受講者は毎回出席し、実験材料の作成・準備から、実験の実施、実験データの分析を行い、それらを報告会で報告し議論するとともに、レポートにまとめ提出します。提出されたレポートは、添削し、授業内等で講評します。
この授業は1.5時限で15回ですので計45時間と換算され、単位は1ですので、事前・事後学習は任意です。しかし、授業時間内でレポートを仕上げることは多くの受講者にとっては困難ですので、各自の進捗や習熟度に応じて授業時間外にも学修時間を設けることが必要となる場合があります。
受講者の人数や習熟度、実験器材のアクシデント等の要因により、授業計画通りに授業が進まないことがあるため、授業計画に研究の予備回を設けています。研究が当初の計画通りに進んだ場合には、予備日には講義・演習等、当科目のコンピテンスに対応する学修内容を実施します。また、授業計画にある各授業回については、実験・調査の種類や進捗状況等に応じて授業内容・形態が変更となる場合があります。その際は事前に案内します。課題の提出方法、フィードバック方法等については、授業内で適宜案内します。
▮履修上の注意点
第1回授業にて、授業の進め方や、授業参加方法、出欠の取扱い、成績評価に関する細則などの「受講ポリシー」、およびその他の授業運営方法等について説明します。それらをよく理解し、授業参加や成績評価に際してのルールやマナーを遵守することを履修の前提とします。第1回授業に欠席した場合は、LMS等にある配布資料等を各自で必ず確認してから履修を確定してください。
授業計画
1 ガイダンスとして、当科目の内容や、授業計画、授業の運用方法や受講ポリシー(受講のルール)について説明します。また、今期実施する実験・調査の題材を決定します。
【事前学習】シラバスを精読し、不明な内容があれば参考書等を用いて確認する (1時間)
【事後学習】ガイダンス内容、配布資料及びシラバスを再度確認し、自身の学修計画における当科目の学びの位置づけを明確化する (1時間)
【授業形態】対面授業
2 社会心理学実験・調査1を実施します。研究の内容が事前に明らかになると、研究結果に影響が及びますので、このシラバスでは、研究の具体的に内容については説明しません。(A-5-3, A-6-3)
【事前学習】指定なし
【事後学習】指定なし
【授業形態】対面授業
3 社会心理学実験・調査1を分析します。同上の理由で内容については説明をしません。(A-5-3, A-6-3)
【事前学習】指定なし
【事後学習】指定なし
【授業形態】対面授業
4 社会心理学実験・調査1の分析を続けるとともに、レポートの書き方を学習します。(A-5-3, A-6-3)
【事前学習】指定なし
【事後学習】指定なし
【授業形態】対面授業
5 社会心理学実験・調査1について報告会を行い、レポートを提出し、添削・講評を受けます。(A-5-3, A-6-3)
【事前学習】報告会で説明・議論する内容について整理してくる。 (1時間)
【事後学習】指定なし
【授業形態】対面授業、同時双方向型授業
6 社会心理学実験・調査2を実施します。研究の内容が事前に明らかになると、研究結果に影響が及びますので、このシラバスでは、研究の具体的に内容については説明しません。(A-5-3, A-6-3)
【事前学習】指定なし
【事後学習】指定なし
【授業形態】対面授業
7 社会心理学実験・調査2を分析します。同上の理由で内容については説明をしません。(A-5-3, A-6-3)
【事前学習】指定なし
【事後学習】指定なし
【授業形態】対面授業
8 社会心理学実験・調査2の分析を続けるとともに、レポートの書き方を学習します。(A-5-3, A-6-3)
【事前学習】指定なし
【事後学習】指定なし
【授業形態】対面授業
9 社会心理学実験・調査2について報告会を行い、レポートを提出し、添削・講評を受けます。(A-5-3, A-6-3)
【事前学習】報告会で説明・議論する内容について整理してくる。 (1時間)
【事後学習】指定なし
【授業形態】対面授業、同時双方向型授業
10 社会心理学実験・調査3を実施します。研究の内容が事前に明らかになると、研究結果に影響が及びますので、このシラバスでは、研究の具体的に内容については説明しません。(A-5-3, A-6-3)
【事前学習】指定なし
【事後学習】指定なし
【授業形態】対面授業
11 社会心理学実験・調査3を分析します。同上の理由で内容については説明をしません。(A-5-3, A-6-3)
【事前学習】指定なし
【事後学習】指定なし
【授業形態】対面授業
12 社会心理学実験・調査3の分析を続けるとともに、レポートの書き方を学習します。(A-5-3, A-6-3)
【事前学習】指定なし
【事後学習】指定なし
【授業形態】対面授業、同時双方向型授業
13 社会心理学実験・調査3について報告会を行い、レポートを提出し、添削・講評を受けます。(A-5-3, A-6-3)
【事前学習】報告会で説明・議論する内容について整理してくる。 (1時間)
【事後学習】指定なし
【授業形態】対面授業、同時双方向型授業
14 社会心理学実験・調査1~3の予備回とします。予備回として用いない場合は、関連する講義・演習等を行います。(A-5-3, A-6-3)
【事前学習】指定なし
【事後学習】指定なし
【授業形態】対面授業、オンデマンド型授業
15 社会心理学実験・調査1~3の予備回とします。予備回として用いない場合は、研関連する講義・演習等を行います。(A-5-3, A-6-3)
【事前学習】指定なし
【事後学習】指定なし
【授業形態】対面授業、オンデマンド型授業
その他
教科書 使用しません。
参考書 高野陽太郎・岡隆 『心理学研究法 心を見つめる科学のまなざし 補訂版』 有斐閣 2004年
岡隆 『心理学研究法 5 社会』 誠信書房 2012年
古畑和孝・岡隆 『社会心理学小辞典 増補版』 有斐閣 2002年
成績評価の方法及び基準 レポート:課題レポートの内容(60%)、授業参画度:各授業の参加度、報告会でのディスカッションの内容(40%)
成績評価の詳細や、欠席届提出者への補習課題等の対応については、授業内で案内します。
オフィスアワー 個別質問の方法について、第1回授業時に案内します。

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